あなたは日々、自分をアップデートさせていますか?

自分の殻を破る方法

あなたは日々、自分をアップデート(更新)させていますか?

もちろん人は、一日や二日で突然変わるものではありませんよね。

 

では、一か月前、半年前、一年前の自分と比べて、どうですか?

何か変わったこと、成長したことはありますか?

それとも全く同じまま、ですか?

 

子供なんか見てると、頻繁にアップデートが行われています。

新しいものを次々と取り入れ、新しい自分にどんどん更新していく。

 

でも大人になると、更新頻度は次第に落ちていく。

思い込みばかり強くなり、新しいものを受け付けなくなる。

新しいことにもチャレンジしなくなる。

そうなると、人の成長は止まる。

 

人間がアップデートしなくなると、どうなるか?

自分の考えや感覚に固執し、新しいことを始めようとする人間を批判し始める。

よく年配の人なんかが「最近の若いもんは…」なんて言いますよね。

あれは完全にアップデートが止まってます。

 

逆に高齢者でも新しいことを取り入れアップデートしている人は、未知のことにチャレンジしようとする若者を応援しようとする。

変わったことをする若者を、興味深げに眺めていたりする。

 

ネットが普及したことにより、ここ最近の時代の流れはどんどん加速している。

それにより、アップデートする人間としない人間の境界線が、くっきりと表れ始めた。

 

あなたはどちら側の人間ですか?

ちょうど最近アップデートに関する良い例を目にしたので、僕なりの視点で話していきますね。

 

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 アップデートする人と、アップデートが止まってる人

僕の知り合いに、ある会社の社長がいます。

この社長、実は言うことがコロコロ変わる。

会社での指示も、一か月前に言ったことと全く違う指示を出すことも普通にある。

発言に一貫性が無い。

しかも前に言った自分の発言を忘れていることも、普通によくある。

だから現場の社員は、いつも困ってるようです。

 

ある時、この社長がこんな発言をしました。

「過去の私の発言は、忘れてくれ。

その時によって考え方というのは変わるものだし、去年の私と今の私の考え方が同じとは限らない。

私も日々成長しようとしている。

だから私が前と違うことを言ったなら、前の発言は忘れて今の指示に従ってくれ。」

 

これを聞いて現場の社員は、呆れたそうです。

この社長の宣言、ある意味「過去の自分の発言に対して私は責任を持たない」と言っているようなもの。

「私はいくら間違ったことを言ってもいい」と言ってるのと同じです。

そして「私が間違ったことを言っても、文句を言わず黙って従え」と言ってるようなもの。

この件を機に、社長の指示・発言はますます信用されなくなっていきました。

 

確かに現場社員の気持ちは分かります。

会社にとっての最大の責任者が、自分の言葉に責任を持たないと言っているのです。

じゃあ、社長の指示に従った結果トラブルが起こった時、一体誰が責任を取るのか?

社員が不安になるのも当然です。

 

組織のトップに立つ人間というのは、常に自分の発言に責任を持たないといけない。

組織に何かあった時は、自分が全ての責任を負う覚悟がなければならない。

でなければ、組織のトップに立つ資格が無い。

 

でも僕はこの話を聞きながら、心のどこかで「この社長が100%間違ってるわけではない」、そう思いました。

というのが僕自身、過去の自分の発言と今の自分の発言が全く同じだとは思ってないからです。

 

人というのは、日々成長しています。

成長すれば当然、考え方も変わるし価値観も変わる。

場合によっては、生き方や信念すらも変わる。

 

そしてこういった変化、成長速度の速い人ほど顕著に表れる。

つまり発言が変わってしまうというのは、見方を変えると「その人間がそれだけ成長している」ということであり、逆にいつまでたっても全く変わらないというのは、「その人間の成長が止まっている」ということでもある。

日々新しいものを取り入れ自分をアップデートさせていれば、発言が変わって当然。

僕のこのブログも、最初頃に書いた内容と今とでは、言ってることが違う部分もあるかもしれない。

実際に僕自身の考え方も、初期と今とでは変化している。

 

でも世間では、「言ってることが前と違う」と言って揚げ足を取る人間がたくさんいる。

過去のことを掘り返しては、今との矛盾点を一生懸命突こうとする人間がいる。

アップデートが止まってしまうと、過去に執着し、このように他人のあら捜しばかりし始めることになる。

 

とはいっても、昨日と今日とで言うことが違うみたいな、発言があまりにも頻繁に変わるようなら、それはおかしい。

発言の方向性そのものがコロコロ変わるようなら、それは自分なりの考えを持っていないということ。

自分というものが無いがゆえに周りの言葉や環境に振り回され、ブレてしまっている証拠。

そんな人間の言葉は、信用できない。

 

 

ということで、日々新しいものを取り入れアップデートを繰り返していれば、発言内容も同じく進化していく。

成長すれば、考え方も当然変わる。

時には自分の間違った考え方を修正しないといけない時もあるし、それによって発言に矛盾が生まれることもある。

 

でも、それでいい。

過去の自分と矛盾してもいい。

大切なのは、過去に固執せず変化を受け入れ、今以上に成長していくこと。

むしろ、発言や考え方が過去と全く変わっていない方が、危ない。

それはその人間のアップデートが止まっている、つまり成長が止まっている可能性がある。

 

あなたは、どうですか?

日々、アップデートしていますか?

人間は、何かにチャレンジすることによってアップデートされる。

自らの手で、自分をアップデートしていきましょう。

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