僕が死のうと思った理由と、そして未だに生き続けている理由。

仁の本音

どうも、仁です。

今回は何だかタイトルが重たいですね(汗)

 

かつて僕は、自殺願望を持ちながら生きていました。

でも、死ぬことなく今でもこうして生き続けています。

 

僕が自ら死を選ばなかった理由は、いくつかあります。

この記事を読んでいるということは、あなたも何らかの理由で自殺を考えている、もしくは考えたことがあるのではないでしょうか。

 

今回は、今のあなたとは状況は違うかもしれませんが、当時の僕自身の生死に関する心の葛藤などについて、話そうと思います。

もし今のあなたの人生にとって、少しでも参考になれれば嬉しく思います。

 

スポンサーリンク

 自己否定という名の自己暗示

僕が死のうと思った理由

それは、自分に価値を感じないから。

僕には何もない。

誇れるものも、秀でたものも、何もない。

何をやっても平均未満。

中身が空っぽの人間。

何の役にも立たない存在。

僕の存在には、意味が無い。

 

僕が死のうと思った理由

それは、どこにも居場所が無いから。

自分の家にいても、職場にいても、友人たちといても、どこにも僕の居場所が無い。

「僕はここに居てもいいのか?」

そんなことばかり考える。

「僕はこの場にいない方がいいんじゃないか?」

みんながそう思っているように見える。

耐えられないほどの居心地の悪さを感じ、また孤独へと逃げ込む。

 

僕が死のうと思った理由

それは誰からも必要とされていないから。

僕は必要の無い人間。

いても、いなくても、同じ。

むしろ周りの足を引っ張ったり、僕がいることによって場の空気が悪くなる。

みんなにとっての重荷でしかない。

僕はこの世界にとって、必要の無い人間。

誰にとっても、いらない存在。

 

僕が死のうと思った理由

それは、この無力感と絶望感に耐えられないから。

「どうせ死ぬなら、死ぬ気で頑張ればいいのに」

そんな声が聞こえる。

でもそれは、死ぬのが辛いと考える人の発想。

生きることに希望を見いだせている人の発想。

死んだ方が楽だと思っている人には、当てはまらない。

だって、生きることに希望を見いだせないのだから。

死によって全ての苦痛から解放されると考える人間は、死ぬことに希望を見いだす。

「僕の生きる意味は何なのか?」

その答えを探す以前に、そもそも僕には生きる価値が無い。

 

 

自分に価値を見いだせなくなったのは、ちょっとしたきっかけ。

何かが自分の思うように上手くいかなかった時、

周りからバカにされたような言葉をぶつけられた時、

「自分はダメだ」と、自己評価を下げる言葉を、心の中で自分に投げつける。

上手くいった時には自分を褒めることはせず、失敗した時にはいつも自己評価を下げるようなネガティブな言葉を自分にぶつけ続ける。

すると、次第に「自分はダメな人間なんだ」という自己暗示にかかり始める。

気づかぬうちに、自らの手で自分を洗脳していく。

でも、自分ではそれに気づかない。

 

自分のことを出来損ないの失敗作だと思ってるくせに、僕はいつも完璧ばかり追い求めていた。

周りのみんなが出来ることは、僕も同じように出来なければいけない。

みんなと同じように、みんなと同じ道を歩まなければいけない。

 

当たり前のことだが、人生には出来ないことはいっぱいある。

全てのことを100点満点にこなせる人など、どこにもいない。

でも、僕はそれに気づかず、出来ない自分にダメ出しをして責め続けた。

自分の粗探し(あらさがし)ばかりをし、出来ない自分を見捨て続けた。

 

かつての僕は、自分で抱えきれない課題を自らに課し、それに押しつぶされていた。

世間の常識や周りの評価ばかりを気にし、世間の常識から外れてはいけない、みんなが出来ることは僕も必ず出来なければいけない、そんな思い込みに縛られていた。

 

 

あなたの自分に対する評価、人生観、それは真実ですか?

単なる思い込み、ということはないですか?

頭の中では、数えきれないほどの言葉が常に飛び交っています。

一説には、人間は起きている間に6万回思考していると言われています。

 

その、頭の中で飛び交っている独り言、その中にどれだけの数ネガティブな言葉が飛び交っていますか?

自分に対して、これまでどれだけ自己評価を下げる言葉をあなたは投げつけてきましたか?

 

今のあなたは、自分の頭の中に飛び交っている”あなた自身の独り言”によって、自己暗示にかかっている。

自分で自分にマインドコントロールをかけてしまっている。

それが悪い自己暗示であるなら、それを解かねばならない。

 

 

僕は子供の頃から、いわゆる”ヒーロー”に憧れてきた。

でもこんな僕なんかが、みんなが憧れるような人間になんて、なれるわけがない。

僕はもう、どんな時も清く正しいヒーローを目指すのなんて、やめた。

誰からも慕われ、どんな時もみんなから賛同されるような人間になるなんて、僕には無理だ。

 

『もう、人の目を気にするのはヤメだ。

世間の常識なんて、どうでもいい。

批判したければ、好きなだけ批判すればいい。

自分の行動に対し、正当化も、言い訳も、するつもりは無い。

みんなの期待にも、もう応えない。

俺は俺が正しいと思うことを、貫き通す。

俺は、俺のやり方で戦う。

だって、これは俺の人生なんだから。』

 

僕は世間の常識・ルールから外れた。

世間から押し付けられた正義ではなく、己が正しいと信じる正義を貫き通すと心に決めた。

嘘だらけの世界、嘘だらけのいい加減な言葉を信じるのではなく、自分の考えを信じる。

頼るべきは他人ではなく自分自身。

基準となるのは世間の常識ではなく、自分の価値観。

やっと、僕にかかっていた自己暗示は解け始めた。

 

すると、今まで見えていなかった道が、見えてきた。

人より劣った部分があっても、全く問題ない。

みんなが出来ていることが自分に出来なくても、別にそれほど困ることも無い。

どうしても辛くて逃げ出してしまったとしても、いつ・どんな状況であっても、再びやり直すことは出来る。

どこからでもスタートは切ることが出来る。

生きる道は、思ったよりたくさんある。

 

生きることに、希望が見えてきた。

 

 

あなたに、もう一度言います。

もし過去の僕と同じように、頭の中で自分に対して自己評価を下げるような言葉を、これまでたくさん投げつけ続けてしまっているのなら、あなたは自分の言葉によって自己暗示にかかってしまっている。

自分の思い込みにとらわれてしまってはいけない。

その思い込みは、どこからやって来たのか?

世間の価値観や世間からの評価が、正しいとは限らない。

親の言うことが正しいとは限らない。

会社の上司・先輩・同僚の言うことが正しいとは限らない。

学校の先生が言うことが正しいとは限らない。

友人や恋人の言うことが正しいとは限らない。

みんながやっていることが正しいとは限らない。

 

あなたはただ、自分が「人として正しいと思うこと」を、自分の出来る範囲内でやればいい。

あなたが正しいかどうかを決めるのは、他人ではない。

それはあなた自身が決めること。

他人の評価など、クソ食らえだ。

 

あなたの自己暗示が解けた時、生きる道は他にもたくさんあるんだということに、きっとあなたは気づくはず。

メッセージ

  1. りも より:

    自己暗示に絶対かかっています。
    私ももう人の評価ばかり気にするのがいやになりました。
    新しい自分になりたいです。
    勇気をありがとうごさいます。

    • 仁(jin) jin より:

      りもさん、メッセージありがとうございます。

      新しい自分、なれますよ。
      30代後半まで変わることの出来なかった出来損ないのどうしようもない僕が、40歳手前で変われたんですから(笑)

      人生が上手くいかない原因の1つとして、「人の目や人の評価を気にしすぎる」というのが大きな要因としてあります。
      りもさんと同じく僕の中にも、他人の目を気にする気持ちはやっぱりあります。
      そしておそらく他人の目を全く気にしない人というのは、いないんじゃないでしょうか。
      問題は、それに振り回されていないかどうか。

      人の視線を意識しながらも、それに振り回されないようにするためには、自分に対する自信がやはり必要です。
      自信とは、「自分を信じる気持ち」。
      単に「俺はすごいだろ!」と自信過剰になるのではなく、人生においてどんな状況に陥ろうとも、自分を信じ抜く気持ちを持つ。
      どんな時も、自分のことを諦めたり自分を見捨てたりしない。
      周りの意見を尊重したり、周りの人を優先させてあげることはあっても、常に「私の人生の主人公は私なんだ」という意識で生きていく。

      僕自身、まだまだ未熟な部分はありますが、これからも成長・進化していくつもりです。
      りもさん、良かったら一緒に前に進んでいきましょう。

      では。
      仁より

  2. レァ より:

    泣きたく、なりました。

    仁さん、こんなことを言っていいかはわかりませんが、”同じ”です。

    • 仁(jin) jin より:

      レァさん、メッセージありがとうございます。

      物心ついた時からの僕の口癖は、「どうせ…」です。

      どうせ僕はダメだ
      どうせ僕には無理だ
      どうせ僕は必要の無い人間だ
      どうせ僕は何も出来ない
      どうせ僕には価値が無い

      僕はこれまで何度も、心の中で自分を殺してきた。
      自分を見捨ててきた。
      自分の中にある可能性を、自らの手でずっと握りつぶし続けてきた。

      レァさん、あなたもそうなんじゃないですか?

      最初のきっかけは、もしかしたら周りの人間の言葉や態度、またはみんなが出来てることが自分だけ出来なかった、そういったことかもしれない。
      でも実際に今、あなたに一番ダメ出しをしているのは、あなた自身ではないのですか?
      自分を一番否定しているのは、自分自身ではないのですか?

      他人から否定されたくなければ、出来るだけ他人と接触しないようにすればいい。
      でも、自分からは逃げることは出来ない。
      生まれた時から死ぬその瞬間まで、自分自身と片時も離れることは無い。

      そんな四六時中一緒にいる自分自身に否定され続けることほど、辛くしんどいことは無い。
      僕らがすべきことは自分を責めることではなく、自分を応援してあげること。

      自分を否定しなければならない理由など、どこにもない。
      反省すべきことがあれば、当然反省しなければならない。
      でもどんな失敗を犯そうとも、反省はしても自分を否定しなければならない理由など、どこにもない。

      僕らがすべきことは自分を否定することではなく、自分を励まし、自分の可能性を信じ、自分自身を応援してあげること。

      今の僕は、未だに「どうせ…」という言葉を使っています。
      でもその言葉の表す意味は、正反対の内容です。

      「どうせ俺なら出来るようになる」
      「今が上手くいかなくても、どうせ最後は上手くいく」
      「大丈夫、何やかんやあっても、どうせ最後に俺は結局道を切り開くことが出来るんだから」

      一度きりの人生。
      一度しか生きられないのなら、自分を否定しながらその人生を終えるのではなく、例え間違いだらけの人生になったとしても自分を信じ、自分の可能性に賭けて生きた方が、絶対に後悔しない。
      例え道半ばで人生を終えたとしても、自分を否定しながら辛く長い人生を送るより、自分の可能性を信じて駆け抜けたい。
      僕は、そう思います。

      もちろん僕とレァさんとでは、置かれている環境も違うし、生きている現実も違うし、考え方や感じ方ももちろん違うと思う。
      だから僕の考えが、レァさんにとっての正解になるとは当然限らない。

      でもレァさんさえ良ければ、前に向かって一緒に進んでいきましょう。
      では。

      仁より

  3. sayutan より:

    「失敗作」…一番共感した言葉…。
    死にたがりだった私と同じような理由が挙げられていて、驚きました。私は艦○れの敵のセリフを捻って「役に立たぬ 忌々しいガラクタ」と、自己否定してました。今は自殺願望はないですが、計画性のない、空っぽで、意味のない生活を送っています。今のひと時をどう暇つぶしするかしか考えきれません。7年つづく性的快楽の依存に逃げたせいで、脳が壊れたんだと勝手に決めつけ、やめきれずに諦めています。今は大学生ですが、親や、塾の先生の勧めで言った大学。塾も親の勧め。自分の決めたような道。だけど違う。ホントは…。でも、自分の意思も言えなくて…。そもそも口に出すほど思ってもなくて…。大学生だからと頭がいいとレッテルを張られ、ミスすると非難されるバイト。これも親が勧めた。私は何のために?
    被害者ヅラして申し訳ないです。脈絡もついでにないし。でも、誰かに聞いてほしかった。たまたま見たあなたのサイトに書こうと。まあ、こういう系のサイトをいくつか見てきましたけど、すぐに忘れて、変化のない生活を送るんだろなと若干諦めてたりしますが、ご覧になって胸糞悪くなっていただければ…
    くそぅ…

    • 仁(jin) jin より:

      sayutanさん、メッセージありがとうございます。

      細かい事情は分かりませんが、あなた自身、どうしたいのですか?
      ただ誰かに話を聞いてほしかっただけですか?

      あなたは自分を変えたいのではないですか?
      人生を変えたい、心の奥ではそう思ってるのではないですか?

      あなたが本気で変わりたいのであれば、あなたを取り巻く環境を変える必要がある。
      一番手っ取り早いのは、働いて自分で生活費を稼ぐこと。
      大学生ということは、学校の学費など、おそらく多少は親からの援助を受けているんだと思う。
      それはつまり親の保護下に置かれているということであり、親の意向に従わざるを得ない状況ということ。

      大学を辞めることが出来ないのであれば、卒業してからでもいい。
      もし実家暮らしなら、自分の意思で家を出る。
      親が深く干渉出来ない状況を、自分の手で作り出す。

      そして、親の意向や親の勧めではなく、自分で仕事を見つける。
      そして100%自分の力で生活する。
      誰にも頼ることなく全てを自分で決め、そして自分の行動に対しては全て自分で責任を負う。
      つまり、自己責任で生きる。

      何があっても全て自分で決めたこと。
      だから全て自分で責任を負わないといけない。
      100%自己責任で生きると、自分の口から言い訳が出なくなる。
      だって、言い訳したって逃げることは出来ないから。
      言い訳したって状況は何もよくならない、つまり言い訳したって意味が無いことに気づくから。
      自分の人生は、自分で何とかするしかない。

      もし何か思うところがあれば、またメッセージ下さい。
      では。
      仁より

      • sayutan より:

        既読…と書いておきます。
        私が変われたら…いや、変われるので、その時は勝手ながらもう一度返信させていただきます。
        聞いていただき、そしてアドバイス、ありがとうございました。

        • 仁(jin) jin より:

          sayutanさん、仁です。

          僕はいつでもここにいます。
          ご返信、いつでもお待ちしていますよ!

          人は必ず変われる。
          こんな出来損ないで失敗作の僕ですら、変われた。

          いや、僕自身まだまだ発展途上。
          これからまだまだ前に進むつもりです。

          共に前に向かって進んでいきましょう。

          仁より