願ったことは現実になるってホント!? 思考の現実化の正体はこれだ!!

思考の現実化

「思考は現実化する」

あなたも一度は聞いたことがあるんじゃないかと思います。心に思い描いたことは現実となる。

ではなぜ心で想像したことが、実際に現実となって現れるのでしょうか?というかこれがホントだったら、この世からストレスなんてもの無くなっちゃいますよね。病気や苦しみも無い、職場の嫌な上司とも会わなくてもいい、まさにバラ色の毎日ですよね。

でもこの法則、単に想像しただけでは残念ながら発動してくれないみたいです。ということでこの思考の現実化、その発動方法の秘密などについて何回かに分けて僕独自の視点から暴いていきます。

まずは考えたことが現実になる、そのメカニズムについて今回話していきますね。

 

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なぜ心に思い描いたことが現実になるの?

なぜ心で思い描いたことが現実となるのか、その秘密は人間の脳の仕組みにあります。
実は人間の脳には、「古い脳」と「新しい脳」の2つが存在するんです。

古い脳は約25億年前の、地球上での生物の誕生と共に生まれました。その機能は身体のリズムをコントロールし、環境に合わせて生命を快適に保つというものです。いわゆる自律神経系を司るもので、自分の意思ではコントロールできない無意識の部分といえます。

例えば食べ物を食べたら、体は勝手に食物を消化・吸収し、栄養やエネルギーに変えて体に供給してくれますよね。これは地球上の全ての生物に備わっている脳です。

 

そしてもう1つが新しい脳。これは大脳であり、唯一人間だけに与えられている脳です。その機能は、ものごとを考え、判断し、記憶したりするもので、人間の意思を司ります。いわゆるイメージや想像を膨らませる場所であり、この脳こそ人間が人間たるゆえんです。

この2つの脳は、基本的には交わることはありません。2つの脳はそれぞれ単独で行動しているのです。しかし1つだけ、この2つの脳を結びつけるものがあります。
それは「想像すること」です。

古い脳は新しい脳である大脳が思い描いたイメージを受け取り、それを現実のこととして身体に反映させてしまうのです。そして注意すべき点は、この古い脳は実際に起こっている事実と想像上の出来事との区別がつかないんです。つまり想像上の出来事でさえも実際に起こった真実として認識し、それを具現化しようとするのです。

わかりやすく説明すると、例えば梅干やレモンを食べた時のことをちょっと思い浮かべてみて下さい。



どうです?口の中で唾がジワ~っと出てきませんか?
単に想像しただけなのに、古い脳はそれを実際に今食べているものとして認識し、身体に反映させてしまうのです。

有名な例を挙げれば、「プラシーボ(プラセボ)効果」ってのがありますよね。どんな病気にも必ず効果のある特効薬だと言って患者さんにただの偽物の薬を与えたにもかかわらず、実際に痛みが止まったり、症状が改善したりする現象です。

これは患者さん本人が本気で効果のある薬だと信じ込むことにより、実際に症状が改善する物質が体内で作られるのだという事が確認されています。まさにその人間が信じて思い描いたことを古い脳が事実として受け取り、実際に身体に反映させたという証明でもあります。

またある国で昔、死刑囚を使ったある人体実験が行なわれました。(いつどこの国で行なわれたのか、ちょっと記憶が定かではないのですが…)
その実験とは、人間からどれだけ血液が流れ出たら死んでしまうのかというものです。

実験前に医師たちはその囚人のすぐそばで話し合いを始め、「3分の1の血液を失ったら人間は死ぬだろう」という結論を出しました。それから医師たちは、「これから実験を行なう」と宣言し、囚人の足の親指にメスを入れました。そして囚人の足元に用意してあった容器に血液がポタポタとしたたり落ちはじめました。

数時間が経過し、医師たちは「どれぐらい流れ出たか?」「まもなく3分の1になる」と会話をしました。するとそれを聞いた囚人は静かに息を引きとったそうです。

でも実は、この囚人の足からは血液は流れ出てなどいませんでした。囚人の足にメスを入れると言って、単に痛みだけを与えただけだったのです。そして足元に用意しておいた容器へは、これまた単に水滴をたらしていただけでした。しかし囚人は自分の足から大量の血が流れ出たと本気で思い込み、死亡してしまったのです。

囚人の例はとても残酷な話なので、例として出すにはちょっと気が引けたんですが、この2つの例が示すとおり大脳が想像して思い描いたことを古い脳は全て真実と受け取り、実際に具現化してしまうのです。つまり本気で信じたこと、真実だと本気で思い込んだことは現実となるのです。

これが思考が現実する、その大まかなメカニズムです。
次回からはこの法則の使い方について、具体的に話していきますね。

メッセージ

  1. moyo より:

    仁様

    とても分かりやすいご説明でした。

    これまでにも、自分を愛する(ウニニヒビリを愛する)事を大前提にし、
    自分の創造した世界を現在体験しているだけ、よって悪いこと良いこと含めて、
    良きこれからのこと、今の沸き起こっていることの記憶に感謝して
    愛して、記憶を消去するのだと学んだ事もありました。

    しかし、中々、創造したことすら意識の中から思い出せるときもあれば、無意識の潜在意識の中にある部分らしく、それを消去しなければ
    繰り返し、消したい現実は繰り返されるといわれております。

    何度も打ち消しながら、理想の思いや現実化した思いを描くものの
    忘れたころに、またその思いとはかけ離れていく現実に不安になってしまう今があります。

    どのように向き合っていけばよいのでしょうか?
    深くは考えず、よき方向への経路だと踏まえてりますけれど・・・。

    ご指導宜しくお願い致します。

    • 仁(jin) jin より:

      もよさん、コメントをくださってありがとうございます。
      ご指導なんて、とんでもないです(汗)

      もよさんはよく勉強なさっておられるんですね。
      実は僕、心理学やスピリチュアル的なことは、ほぼ学んでないんです。
      「ウニヒピリ」という言葉も、今回初めて耳にしました(汗)

      僕がブログで話している内容というのは、基本的に自分自身の実体験を元にしたものです。
      自分の経験から導き出した法則に、自己流で学んだものを加えて話してます。
      だから、専門的な話はあまり出来ませんが、小難しい話もしません。

      それで、もよさんはメッセージの中で何度か「記憶を消去する」といった表現を使われていますが、僕自身が勉強不足のため、その言葉の意味するところがなかなか理解出来ません。
      つまり過去の記憶によって思考パターンや感情の動き方がパターン化されてしまい、自分が望んでいなくてもそれが繰り返されてしまうため、現実が自分の望むように変わってくれない、ということでしょうか?
      そしてその「記憶によって作られた思考パターン」を最適化しなければ、自分の望む現実は手に入れられない、ということでしょうか?

      過去の記憶というものは、基本的に消えたり無くなったりすることはないと、僕は思います。
      だから方法としては、過去の記憶を消去するのではなく、過去の記憶が表している意味合いを変えることによって思考パターンや感情の現れ方を変えるしかないと思います。

      一般的に、時間軸として「過去」「現在」「未来」とありますよね。
      通常は、こんな過去があったから、こういった現在になり、そして現在の在り方が未来を決める、このようにみんな考えると思います。
      つまり「過去 ⇒ 現在 ⇒ 未来」といった流れでその人間の人生も決まってくる、と考えると思うんです。
      この考え方自体、間違ってないと思います。
      でも、正しいとも思いません。
      なぜかというと、こういった考え方をする限り、現在や未来は常に過去に縛られ、固定されて変えることが出来なくなってしまうからです。

      話は変わるんですが、僕には兄と姉がいます。
      そして僕の父はとても厳しい人で、僕はいつも怒られてばかりいました。
      そのせいで僕はとても内向的な人間になり、大人となり社会人になってからも人間関係でとても苦しみました。
      父親に怒られ続け、否定され続けた結果、つらい人生を送ることとなった、と僕はずっと考えていました。

      でも僕と同じように育てられた兄や姉が、僕と同じような内向的な人間になったのか?と言われれば、全くそんなことはありません。
      同じきょうだいで同じように育てられたにもかかわらず、性格はまるで似ていません。
      全く違う人間です。

      つまり僕の内向的な性格は父親のせいであり、そこに因果関係がある、「父親が厳しかった⇒原因」「僕の内向的な性格⇒結果」と僕は考えていたのですが、そこに因果関係は無かったんです。
      自分の内向的な性格を父親のせいにして、僕は単にずっと言い訳をし続けていただけなんです。
      でも、この「思い込みの因果関係」に縛られている限り、現在や未来が良くなることは決してありません。
      そして過去の記憶や経験が現在や未来を形作ると考えている限り、人生を良い方向に変えていくこともとても難しくなってきます。

      で、さっき話した時間軸「過去 ⇒ 現在 ⇒ 未来」、僕はこの時間軸を違う形でとらえています。
      全ては「現在」によって作られています。
      「現在」が変われば「未来」も変わる、そして実は「過去」さえも変わっていくのです。
      未来も過去も「今」を中心に動いているのです。

      人は過去を思い出す時、そのまま思い出すのではなく、その都度過去の記憶の断片を集めて組み立てることによって過去の出来事を思い出します。
      そして「過去の記憶の断片を集めて組み立てる」のは、現在の自分です。
      今の自分が欲している断片、今の自分にとって都合の良い断片だけを集めて、自分に都合良く毎回組み立てているのです。
      つまり過去を思い出す時、今現在の自分の考え方や価値観をベースとして思い出しているのです。
      過去にあったことをそのまま思い出しているわけではないのです。

      ということは、今の自分の価値観や考え方や心理状態が変われば、過去の記憶さえも変わってしまうということです。
      もちろん過去に起こった事実というのは変わりません。
      でも事実は変わらなくとも、その事実が指し示す意味合いは変わります。
      意味合いが変われば、同じもの・同じ経験でも、全く違ったものへと姿を変えます。
      今の自分が変われば、まさに過去そのものが変わってしまうのです。
      つまり、未来も過去も「現在の自分」を中心として動いているのです。
      もし良かったらこちら⇒【記憶は捏造(ねつぞう)されていた!?忘れたい過去を変える方法】で詳しく話してますので、お時間があればご覧になってみて下さい。

      つまり人生を変えたければ、「今」を変えるしかありません。
      今の自分が変わるしかありません。
      人は「未来」に生きることは出来ませんし、「過去」に生きることも出来ません。
      僕らはみんな、「今」しか生きることが出来ないのです。
      過去の記憶や経験にとらわれていても何も変わりませんし、過去の記憶や経験にとらわれるということは、過去に生きているのと同じことです。
      過去にとらわれている限り、「現在」も「未来」も変わりません。

      自分は一体どうしたいのか?
      自分は一体どうなりたいのか?

      そしてそれを実現するためには、自分は一体どうすればいいのか?
      どんな行動をとればいいのか?
      どんな考え方、価値観、感情を持てばいいのか?

      視点を未来に向け、そのために今の自分が出来ることに全力を注ぐ。
      過去にとらわれる必要は一切ありません。
      自分の進むべき道を見定め、その途上で障害になるものがあれば、その時それに対処する。
      前に進むために自分が改善すべき点があれば、気づいた時に全力で改善していく。
      未来でもなく過去でもなく、今に100%の力を注ぐのです。
      僕らにできるのは、それだけしかありません。

      後ろ(過去)を振り返る必要は無いのです。
      難しく考えることはありません。
      自分と対話し、自分の本当の願いを聞き出してあげ、自分の望む方向へ自分と共に進んでいく。
      シンプルに考えればいいのです。

      ここまで僕なりの考えを話させていただきましたが、僕の考えはもよさんの求めていた答えではないかもしれません。
      もしかしたら、僕は全くの見当外れなことを言ってるのかもしれません。
      僕も自分の考えが常に100%正しいだなんて思っていません。
      でももし少しでも、もよさんのご参考にしていただけることがありましたら、嬉しく思います。

      また何かありましたら、遠慮なくメッセージをください。
      返事が遅くなることもありますが、必ず拝見させていただき、返事をさせていただきますので。
      あと自分と対話することに関して、こちら⇒【誰とも関わりたくない…人間関係にもう疲れた…そんな時に読んでください】や、こちら⇒【「他人の目や評価ばかり気になる」「こんなダメな自分、大嫌い」そんなあなたの世界を激変させる方法。】などでも話してますので、もし良かったらご参考にしてみて下さい。

      では。

      仁より