ここを押さえておけば決断力なんて勝手に上がっていくものです。

自分の殻を破る方法

これまでも「決断力を上げる」ということについて当ブログでも何度か話してきましたが、今回は実際に僕自身が「決断の速度を上げるために普段からどんなことを意識してやっているのか?」という話をしようと思います。

決断が出来ない、決断するまでに時間がかかる、そんな悩みを抱えるあなたの参考にしていただければと思います。

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直感?

決断と言っても、人生を左右するようなものから日常生活の簡単な判断など、いろいろありますよね。それこそ人生を決定づけるような大きな決断なら、そう簡単には決められないのではないかと思います。

かと言って、決断しなければ人生は前には進まない。どんな決断であれ、自分が決めなければ物事は前には進まないわけですよね。

それで僕は、自分自身に対して”あるルール”を定めています。
それは「迷った時は5秒で決める」というルールです。

例えばご飯を食べにどこかのお店に入った時、僕はメニュー表をパラパラと見たら、何を注文するかを即座に決めます。内容や金額を見て、一瞬で判断します。「何を食べようかな…?」なんて迷うことはほぼありません。大体一瞬で決めます。

とは言っても、これがビジネスや仕事になると、さすがに5秒で決めるわけにはいかないことも当然あります。でもそういった場面の時であっても、やはり決断スピードは周囲の人たちより早い場合がほとんどです。

ではなぜ僕の決断スピードが早いのか?
もちろん僕の判断が常に正しいなんてことはありません。当然ですが、判断ミスもあります。ですが僕の経験上で言えば、いろいろ迷ってグルグル回っても、結局は最初に「これが正しい」と直感で感じたものに戻ってるんですね。いろいろ試行錯誤しても、結局は最初に「これがいいんじゃないか」と直感で感じたものを最終的には選んでいることがほとんどです。

結局は最初に直感で「これが正しい」と感じたものに対して自信が持てないから、それが正しいと思えるような根拠や証拠を探して集めていただけということです。そして僕はそれを理解しているからこそ自分の直感を信じ、決断ができるのです。

素早く正確に決断を下す方法

そもそも人が物事をなかなか決められないというのは、現状を維持したいという心理欲求(現状維持バイアス:大きな変化や未知なるモノを避け、現状を維持したくなる)によるものです。
これは、人の心理というのは「得をする」ということよりも「損をする」ということに強く反応することを示しています。

例えば「これをすると、あなたは100万円得をしますよ!」と言われたら、ある一定数の人が「じゃあ、やってみようかな」となると思います。

では今度は「今あなたの家に泥棒が侵入していて、今すぐ家に戻らないと100万円盗まれてしまいますよ!」と言われたら、どうでしょう?間違いなく100%全ての人が大慌てで家に戻るはずです。

人は何かを得ることよりも、何かを失ってしまうことに対し、より感情を動かされます。つまり人は何かを得ることよりも、何かを失うこと=現状維持できなくなることに対し、より不安や恐れを抱くということです。

だから何かを決断しなければならない時でも、「今決めなくてもいい」「もっと時間をかけてじっくり考えてから決めた方が、良い手段が見つかるはずだ」などと考えてしまうため、いつまで経っても決断が出来ないのです。

つまり人は、理性ではなく主に感情で物事の判断をしていると言える。もちろん全ての人が常にそうだなんて言いませんが、多くの人の脳の状態が「思考」の機能より「感情」の機能の方が優位になってしまっているのです。

「思考の機能」とは、例えばその場の状況や自分の持っている知識・経験などを客観的に組み合わせ、合理的に判断する機能。それに対し「感情の機能」とは自分の身を守るための機能であり、例えば「面倒くさいことはしたくない」とか「疲れたから休みたい」とか「リスクを背負いたくない」とか、または「楽しいことをやりたい」といった原始的な本能や欲求に根差したもの。

どちらもより良く生きていく上で必要な機能ではありますが、より迅速で正しい判断をするためには、「変わりたくない・今のままでいたい」という”感情の機能”を制御し、”思考の機能”を上手く活用して合理的かつ客観的に考える習慣を身に付けなければならないということ。

では、その時の一時的な感情に流されないようにするには、どうすればいいのか?
そのために重要なのは、「自分の信念に基づいた判断基準や優先順位を、普段からあらかじめ決めておく」ことです。

そのためにも普段から、「自分はどんなことが好きなのか?」「どんなことに価値を感じるのか?」「どんなことを大切にしたいと思っているのか?」といった自分自身のことを知ることが必要です。なぜなら、それこそが判断基準や優先順位の元となるからです。

そして「自分はどんなことが好きなのか?」「どんなことに価値を感じるのか?」「どんなことを大切にしたいと思っているのか?」といったことが明確になればなるほど、人生に対する向き合い方や姿勢・生き方といったものが自ずと明確になり、迷うことが少なくなっていきます。

まずは自分自身を知ること。そしてそれを踏まえた上で「自分はこんな人間でありたい」「こんな生き方をしたい」といった理想を掲げる。迷った時は、自分が理想とする人物像・生き方に照らし合わせながら判断していく。また具体的に理想とする人がいるなら、「自分が理想とするあの人なら、こんな時どんな判断を下すだろうか?」と考えてみるのもいいと思います。

ちなみに僕自身の生き方の手本にしているのは、GACKT(ガクト)さんであり、ガクトさんが持つ信念や基準がそのまま僕自身の判断基準になっていたりします。だから例えば目の前に二つの道が現れたなら、より困難な道を僕は反射的に選びます。

これは「人生に迷ったときは、難しい方、困難な方を取れ。これ、基本だ。その方が同じ時間を過ごしても得られる物が多い。失った時間は帰ってこない。みんなそれぞれ、タイムリミットがあるんだ。なるべく早くに多くの知識と経験を手に入れた方が、人生が鮮やかに彩る。選択肢は常に難しく、苦しい方だ。」というガクトさんのマインドをインストールし、自分自身の判断基準にしているからです。
また、判断に迷った時も「ガクトさんだったら、この場面でどんな判断を下すだろう?どんな態度や立ち振る舞いをするだろうか?」と考え、ガクトさんに成りきって決断を下すこともあります。

まぁガクトさんの話はちょっと余談でしたが、大切なのは「自分自身を知ること」。そして自分自身がどうなりたいのか、どう在りたいのか、今の自分はどう在るべきなのか、つまり自分が目指すべき方向が明確になればなるほど目の前の世界はシンプルになり、決断はより早く、より正確になるはずです。

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