仕事が行き詰って思うようにいかない
勉強の成績が思うように上がらない
職場やお客さん、学校や家庭での人間関係でいつも頭を悩ませている
いろんなことが上手くいかず、不安でたまらない…
人生ってなかなか自分の思うようにはいかないものですね。
でもそうかと思えば、中には仕事や勉強が順調な人もいる。
人間関係が円満でいつもニコニコしている人もいる。
なぜ、見た目もそんなに変わらない、能力にも大きな差は無いのに、人によってこうも人生に差が出てしまうのでしょうか?
今回は、社会的成功・良好な人間関係・そして幸せな人生を送るために一番必要な大切なことについて話していきますね。
他人と衝突しても、当然!?
ちょっと大きなテーマになってしまってるんですが、出来るだけ分かりやすくまとめて話していきますね。
ところであなたは、人生において
・社会的に成功し続けるために最も必要なこと
・幸せと思える毎日を送るために最も必要なこと
・ストレスも無くより良い人間関係を築くために最も必要なこと
これって何だと思いますか?
どんな知識があってもこれが無いと社会でずっと成功し続けることはできません。
大好きな人たちに囲まれていても、これが無いと幸せを感じることはできません。
いくら人間関係を作るのが上手くても、これが無いと必ずストレスがたまり、いずれ人生そのものが上手くいかなくなります。
これって一体何だと思いますか?
人生には様々なトラブルがつきものです。
ちょっとした行き違いもあれば、取り返しの付かないアクシデントまで。
これって何で起こってしまうんでしょうか?
人はみんなそれぞれ自分の中に、自分だけの価値観を持っています。
その価値観・ルールに従って発言したり行動したりしています。
これ自体当然のことであり、全く問題ありません。
が、実はひとつ大きな問題があるんです。
その問題とは、
「みんな自分の持つ価値観・考え方は一般的であり、周りのみんなも同じ価値観を共有している」
と思い込んでいることです。
価値観というのは、生まれて物心ついた時から人生の長い年月をかけて少しずつ作られていきます。
人それぞれ生きてきた人生が違うように、経験してきたこともみんなそれぞれ違います。
全く同じ人生というのは、この世には存在しません。
だから似通ったものはあっても、全く同じ価値観、同じ考え方、同じ感覚というのはあり得ないのです。
中身が全く同じ人間というのは、この世に存在しないのです。
みんな価値観がそれぞれ違う、なのにみんな自分の価値観は他のみんなと同じ、自分の価値観は一般的であり正しいんだと思い込んでるわけです。
でもみんな価値観は違うんです。
だから意見が違っても当然、話が合わなくっても全く不思議じゃないんです。
でもそのことが理解出来てないから、トラブルが起こってしまうんです。
「みんな大体、似たり寄ったりの価値観や感覚を持ってるものだ」と思い込んでる人も多いですが、実は価値観というのは意外と人それぞれ違ってるものなんです。
それを理解し受け入れることが出来ないから、対立や争いごとなんかも起こるのです。
伝言ゲームなんかやると、それがよく分かりますよね。
伝言ゲームとは、あるグループが一列に並び、列の先頭の人にある言葉やメッセージを伝え、伝えられた人はその言葉を次の人に伝えていき、それを最後の人に伝えるまで繰り返していき、最後の人は自分が聞いた言葉を発表し、元の言葉と発表された言葉が一致するかどうかを楽しむゲームのことです。
これってやってみると、最初のメッセージと最後のメッセージが全然違う言葉になったり、全く違う意味になったりしますよね。
単に言葉を伝えるだけなのに、なぜこんなことになってしまうのか?
それは、他人に言葉やメッセージを伝える時、その伝える人間の主観が入るからです。
聞いたメッセージを理解しようと、メッセージに対し自分の価値観に基づいた解釈をしてしまい、そしてそれを自分の言葉で次の人に伝えてしまうのです。
そのメッセージを受けた人も、そのメッセージを理解しようと、そのメッセージに対しさらに自分の解釈を加えて次の人に伝えてしまう。
だから最後はおかしなことになってしまうんです。
つまりそれだけ人の価値観や考え方というのは、人それぞれ違うということなんです。
違って当たり前なんです。
自分の望む人生を送るためには…
では、もしあなたの価値観が世間一般の感覚と大きく違っており、みんなから「あなただけおかしな人」みたいな目で見られたらどうです?
かなり怖くないですか?
それを認めたくないですよね。
すると人はどういう行動に出るか。
自分の価値観の正しさを証明するため、相手を攻撃し始めるのです。
不安になって一生懸命反論するのです。
「俺が正しいんだ!」と、感情を乱して相手に認めさせようとしたり、またはその他の人間に同意を求めて”自分の考え方は一般的で正しいんだ”と証明しようとしたりするのです。
でも例えばこれが、もし自分の価値観に対して揺るぎない自信があったらどうでしょう?
実は自分に対する信頼(自信)があれば、相手に対して攻撃したりなどしないのです。
自分の考えを信じてるわけですから、他人が何と言おうと関係ないのです。
実は相手と意見などが食い違ったり衝突してしまった時、ついムキになって反論してしまうのは、自分に自信が無いからなんです。
自分を信じきれないからなんです。
相手が自分の考えと違う意見を言ってくると、「もしかして俺が間違ってるんじゃないか…」と不安になってしまい、まるで自分の存在までも否定されたと感じて焦ってしまい、必死になって相手を攻撃してしまうのです。
逆に自分に自信がある、自分自身を信じることが出来ていれば、自分の考えが周りと違っていても焦ることが無いんです。
自分とは違う他人の意見も、ひとつの考え方として受け止めることが出来る、自分の考えも相手の考えもひとつの意見として認めることが出来るのです。
「この世界には多くの人間がいる、そして人の数だけ価値観や考え方もある、人それぞれ違って当たり前」、ということを当然のこととして受け入れることが出来るのです。
自分を信じることが出来なければ、どんなに社会的に成功していようと、どんなに幸せな環境に囲まれていようと、どんなに人間関係が上手くいっていようと、ちょっとしたきっかけで不安な心が顔を出してしまい、自らの手で自らが望んだ幸せな状況を自ら壊してしまうのです。
自分の身の周りに起こる全てのトラブルは、その根っこに「自分を信じきれない自分」がいるのです。
トラブルというのは自分の外からやって来るのではないのです。
自分を信じきることが出来ないから、他人など自分の外からの影響を必要以上に受けて感情が揺さぶられてしまうのです。
つまり、自分の望む人生を送り続けるために最も大切であり最も必要なものは、
『自分を信じる心』なんです。
自分を信じ、そして自分を頼りにする
いろんな自己啓発書とかでも、「自分を信じろ」という言葉はよく目にすることがあると思います。
では、本当に自分を信じることが出来てる人がどれくらいいるか?と言えば、なかなかいないんじゃないかと思います。
実は、「自分を信じる」ということを本当の意味で理解している人があまりいないからです。
自分を信じるということを本当に理解し、そしてきちんと実行することが出来ると、あなたが認識している世界はガラっと変わるんです。
では、自分を信じるとは一体どういうことなんでしょうか。
どうやったら自分のことを信じれるようになれるんでしょうか。
これまで他の記事でも何度か話してきましたが、自分を信じるということは「自分と信頼関係を作る」ということです。
あなたはこれまでの人生で、自分に対しどんな接し方をしてきましたか?
何か出来ても
「こんなこと出来て当たり前」
出来ない時は
「こんなことさえ出来ない自分はダメだ」
「みんなと同じように出来てない自分はダメだ」
こんな感じで、自分にダメ出しばかりしてきませんでしたか?
もしかしてあなたの中に、「自分を許せない自分」がいるのではないですか?
自分と信頼関係を築くためにはまず、「これまでの自分を許してあげること」をしないといけないのです。
あなたの望むように振舞うことが出来なかったこれまでの自分自身を許してあげて下さい。
あなたもこれまでの人生、いろいろあったはず。
上手くいかなかくて辛かったこと、苦しかったこともたくさんあったはず。
でもここまで生き抜いてきた。
どんな生き方であろうとあなたは生き抜いてきた。
そんな自分をちゃんと認めてあげてください。
他人に認めてもらうんじゃなく、あなた自身が認めてあげるんです。
これまであなたのことを一番身近で見続け、そしてあなたのことを一番理解しているのはあなた自身です。
あなたが一番の味方であり相棒のはずなんです。
そのあなたが自分を見限ってどうするんです?
自分を見捨ててどうするんです?
そしてこれからは、もっとあなたの心の声を受け止めてあげて下さい。
これまであなたは、自分の感情にフタをしながら生きてきませんでしたか?
他人との約束事は守っても自分との約束事は平気で破ったり、人からのお願い事はちゃんと聞いてあげても自分からのお願い事はないがしろにしたり…
これがもしあなたの大切な人、例えば家族や恋人・親友など、あなたにとって大切な人からの約束事やお願い事ならどうです?
全力で叶えてあげますよね。
できる限り協力してあげようとしますよね。
でも自分のこととなると、平気でいい加減なことをしてしまいますよね。
人と信頼関係を築くためには、言葉だけではなく行動をもって示さなければなりません。
言葉だけなら何とでも言えます。
人というのは、相手の言葉が実際に行動で示されることによって、「あぁ、この人は信頼できる」と感じるものです。
そしてこれは自分に対しても同じこと。
自分と信頼関係を築くには、自分に対し行動をもって示してあげないといけないのです。
つまり大切な人を扱うのと同じように、自分に対してもやってあげるのです。
するとだんだん自分との信頼関係が築かれ始めていき、自分を信じる気持ちがどんどん強くなっていくのです。
もちろん自分の気持ちをいつも常に最優先させろと言ってるのではありませんよ。
時には他人を優先させてあげるべき時もあります。
しかしあなたの人生の主人公はあなたです。
そのあなたの世界の中心に、あなたはちゃんと立っていますか?
もしかして、他人を座らせてるんじゃないですか?
あなたの人生の主人公はあなた自身。
あなたの世界の中心にいるのはあなたなんです。
それを強く意識して下さい。
自分を信じることができれば、決断力や行動力などが目に見えて変わります。
「自分を信じる」という言葉を短くすると、「自信」という字になります。
これまで自信の無さゆえに、何をするにしても迷ったり躊躇(ちゅうちょ)したりして思い切った行動を取れずにいたのが、自信が付くと全ての行動に力と加速が加わります。
あなたの現実が次第に変わり始めます。
周りの声に心を揺さぶられることもなくなり、感情を自分でコントロール出来るようになり、自分にとってより良い選択ができるようになります。
自分の認識する世界がどんどん変わり始めるのです。
まずはこれまでさんざんダメ出ししてきた自分を許し、認めてあげること。
そして粗末に扱ってきた自分の心の声に耳を傾け、丁寧に自分と信頼関係を築いていく。
どんな状況においても何をするにしても、自分を信じることが一番大切であり、自分を信じることが出来なければ、どんな良い状況であってもいつか必ず上手くいかなくなってしまうものです。
「自分を信じ、そして自分を頼りにする」
理想の人生を送るためには無くてはならない、もっとも大切なことです。
メッセージ