何であの人はいつも怒ってるの?実は怒らなければならない理由があるんです!!
2018/04/11

いつも機嫌が悪い人っていますよね。
人のミスばかりを見つけては責める人、
いつも怒鳴り声をあげる人、
思い通りにならないとすぐにキレる人、
そこにいるだけで場の空気が重苦しくなる人、
同じ空間にいるだけで、同じ空気を吸っているだけでこちらがしんどくなってしまう人っていますよね。
こういう人って、何でいつも機嫌が悪いんでしょうか?
こういった人と一緒に過ごさなければならない、例えば職場や学校や家庭など身近にこういった人がいると、ホント辛いですよね。
こういう人間と関わりたくない、こういう相手を全く無視することが出来ればいいんですが、なかなか難しいですよね。
そういった時、どのように対処していけばいいのか。
今回は、こういう人間はなぜいつも不機嫌なのか、そしてこういう人間とどのように付き合っていけばいいのか、そのコツについて話していきますね。
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怒る人は不安を抱えている
そもそもいつも怒ってる人って、何であんなに怒るんだと思います?
「そんなのストレス発散してるだけだよ」
確かにそれもあると思います。
相手をいじめたり攻撃することによってストレスを発散するという人もいると思います。
ではなぜストレスがたまってしまうのか?
なぜ他人に当たり散らさなければ気が収まらないほどのストレスを抱えてしまうんでしょうか?
実は、感情を乱して他人に当たり散らす行為というのは、自分の思い通りにならない現実に苛立ち、その不安を他人にぶつけているのです。
人生は思い通りにいかないことだらけです。
未来のことは誰にも分からない、みんな心に不安を抱えて生きています。
その不安が大きくなると、人は耐えられなくなります。
感情は乱れてコントロールが効かなくなり、時には周りの物や人に八つ当たりをしてしまうこともあります。
いつも怒っている人、感情的になって周りに当たり散らす人というのは、それだけ心に大きな不安を抱えているのです。
いつも怒って他人を攻撃してくる人というのは、不安なんです。
自分に自信が無く、怖くてたまらないんです。
不安でいっぱいなんです。
「仕事でミスをしてしまった」
「上司の指示通りの行動が取れなかった」
「試験に落ちたりテストで悪い点を取ってしまった」
そんな、わざとではない失敗をしてしまった時、強く怒られたり激しく責められたりすることもあります。
あなたが100%悪いと言わんばかりの怒られ方をされることもあります。
中には、あなたの過失や不注意による部分もあるかもしれません。
もしかしたら、あなたの行動によっては失敗を回避できたかもしれません。
でもそこで自分を必要以上に責める必要はありません。
あなたを怒っているその相手、なぜ怒っているのでしょう?
答えは先ほども言った通り、
「自分の想定(期待)したように現実が進まず、その不安が焦りとなって表れているだけ」なんです。
そしてその焦る気持ちを、無意識に「怒る」という行為でごまかそうとしてるだけなのです。
「不安」を「怒り」でごまかしてるだけなんです。
怒りの本質は不安や恐怖心
基本的に人の感情が乱れる時というのは、自分の予測(期待)と目の前の現実にギャップ(違い・差)がある時です。
ギャップが大きければ大きいほど、それに比例して感情の乱れも大きくなります。
喜び、悲しみ、苦しみ、怒り…全てそうです。
だから人から怒られたからといって、必ずしもあなたが悪いとは限らないんです。
単に相手が想像してたこととは違う行動をあなたが取っただけなんです。
もちろんあなたに非がある場合もあるでしょうし、逆に怒っている相手自身に非がある場合もあります。
だから大切なのは、人から怒られた時に「俺(私)が悪いんだ…」と自分を責めたり後悔したり、またはその責任を他人になすりつけるのでもなく、どういう状況になれば相手は安心できるのかということを考えなければならないのです。
相手がなぜ怒っているのか、何に対して不安を感じているのか。
それに対してどういう言葉がけや行動を取ってあげたらいいのか。
相手の表面上の言葉や態度にとらわれるのではなく、その奥にある相手の感情を乱しているものが何なのか、そこに意識を向けるのです。
例えばあなたをいつも怒鳴る上司がいるとすれば、その上司はさらにその上司や社長から相当なプレッシャーをかけられていることが多くあります。
試験やテストの点数が悪くて怒る親も、子供のためを思って叱ってるように見えても、その裏には「子供の成績が悪いと、親である自分の教育が悪いと周りから思われてしまう」などと自分の世間体を気にしている場合もあります。(もちろんそうではないこともありますよ)
中には自分のプライベートが上手くいかず、その感情(ストレス)をそのまま職場などに持ち込んでる場合なんかもあります。
怒られたことを気にするのではなく、そこまで相手の感情を乱し不安にさせているものは何なのか、そこにあなたの意識を向けるのです。
するとだんだんと人の感情を読み取れるようになり、それと共に相手の気持ちも理解できるようになってきます。
相手がなぜ怒っているのか、うわべの理由ではなく本当の原因、相手の心を真に不安にさせているものは何なのか、それが見えてくると相手に対するあなたの言葉がけや対応も自然と変わってきます。
すると相手との関係やあなたの立ち位置・扱いなんかも変わり始めるのです。
最初は怒られて怖いばかりだったのが、場合によっては相手を憐れみの目で見てしまうようになることさえあるのです。
怒られたからといって相手を恐れる必要も無いし、自分がダメだなんて思う必要も全く無いのです。
実は相手が自分に対し感情的になって怒ってくるという事は、裏を返せば相手もあなたを恐れているのです。
あなたの事を何とも思ってなければ、基本的にあなたに対し感情は乱れないはずなんです。
そもそもあなたのことが本当に眼中に無ければ、あなたの言葉は耳に入らない、あなたの態度や行動は視界に入らない、入ってきてもきちんと認識しないのですから。
どうでもいい相手に対して人は、感情を乱したり一生懸命になったりしませんから。
とにかく相手の感情を観察するのです。
相手が一体何を不安がっているのか、相手の置かれている状況を想像してみるのです。
その場で出来なければ、後で落ち着いてからでいいんです。
反省することももちろん大事ですが、済んだことをいつまでも引きずってても、はっきり言ってあなたにとってプラスになることは何ひとつありません。
むしろマイナスにしかなりません。
今後怒られた時は、相手が自分の思い通りにならない現実に苛立ち、その不安を俺(私)にぶつけてるんだ、そういった目で相手を見るよう心がけてみて下さい。
ものごとの見え方が全く変わってくるはずですから。
相手の怒りの本質が不安や恐怖心だということに気づくと、世界の見え方自体が全く変わってくるのです。
あれほど怖かった相手に対し、同情する気持ちさえ芽生えてしまうのです。
次の記事はこちら→【怒られるのが辛い…もう怒られるのは嫌だ…怒られるのが平気になってしまう秘密はこちら】
初めから読む→【怒る人は怒りやすい相手を選んで怒っている!! 怒られキャラから脱するには…】
カテゴリ内記事一覧→【怒る人の対処法】
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Comment
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ソラナックス4錠くらい飲んで仕事に行くとそういう人と会っても冷静でいられるよ
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とても心が楽に救われました。ありがとうございます。
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未熟な人…とても納得しました。
がしかし、どうゆう状況になれば上司が安心できるのか、工夫するのも考えるのも疲れはてました。何をやっても結局は怒鳴る…
やはり私には尊敬できない。落ち着いて観察してもHSPの私はドキドキして、体が先に反応してしまします;
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仁さん、丁寧なお返事ありがとうございます。
先日のメッセージはガミガミ言われた直後でしたので怒る人についての話でしたが、私もやっぱり反応してしまうポイントが父親のように相手に責任転化する態度だったりします。仁さんと私は同世代なので、仁さんのお父様とうちの父はたぶん同世代かと思います(笑)
以前の仁さんの箇所を読んでいて、視点は少し違いますがOshoことバグワン・シュリ・ラジニーシ(インドの宗教家)の
自意識が強いとき、あなたはまだ我が家にいません
の話が浮かびました。私は仕事で体を壊してから体力がないので常に自分と対話する余裕はありませんが、できる時には実践してみます!
他のテーマもいろいろ参考になってますよ。
特に悪いこの状況で信頼がうすれかかってたようで、自分自身を信頼するは響きました~ありがとうございます。
まるほど