怒る人や苦手な相手が平気になる方法があった!! 恐怖心は克服できる!!

怒る人の対処法

会社や学校など、毎日行かないといけない所ってありますよね。

そういう場所に自分の苦手な人や怖い相手なんかがいると、ホント辛いですよね。

毎日怒鳴られたり小言を言われていると、行くことが出来なくなったり、無理して行くことによってうつ病など心の病になったりすることもあります。

 

実は昔の僕がそうでした。

小学校時代は毎日のように担任の教員に殴られ、怖くてたまりませんでした。

高校時代はクラブで毎日のように先輩のイジメがあり、苦痛でたまりませんでした。

社会人になってからは上司と上手くいかず、毎日会社に行くのが辛くてたまりませんでした。

 

あなたはどうですか?

あなたが日常的に足を運ばないといけない場所、そこにはあなたの苦手な人・あなたをいつも責める人・あなたのことを怒鳴る人はいませんか?

そこに行くことが苦痛になっていませんか?

 

毎日足を運ばなければならないとこに限って、なぜかそういう相手がいるもの。

そういう相手と毎日長い時間を共にしないといけない…こんな苦痛はありませんよね。

どうすればこの苦痛から逃れることが出来るのか…

 

実は今の僕は、こういった苦痛を感じることがほとんど無いんです。

気の合わない相手や苦手な相手というのはやっぱりいます。

でもそういった相手と一緒にいてもそれが苦になったり負担に感じたりということが基本的に無いのです。

僕を怒ったり責める相手といても、なぜ僕は平気なのか。

その秘密について、これから話していきますね。

 

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 なぜ相手の事が怖いのか?

あなたをいつも怒鳴る人や、小言を言ってくる人、責めてくる人なんかと毎日顔を合わせなくてはいけないとなると、その相手のことや怒られることなんかで頭がいっぱいになってしまうと思います。

つまり、その相手のことばかりを気にしている、意識がその相手ばかりに行ってしまっている状態です。

こんな辛い状況から抜け出すにはどうすればいいか。

 

一番良いのは、その相手よりはるか高いレベルにまで自分が成長し、相手に文句すら言わせない状況にしてしまうことなんでしょうが、これはパッと簡単にすぐ出来ることではありませんよね。

だとすれば思いつく方法としては、「相手を必要以上に意識しないようにする」とか「怒られても気にしないようにする」なんかが出てくると思います。

これもやりようによっては、多少の効果はあると思います。

でもこれでは根本的な問題の解決にはなりません。

その場は何とかごまかせても、また同じような相手が現れるたび、その都度ごまかし続けなければなりません。

つまり苦しみが延々と続くということです。

 

じゃあ一体どうすればいいんだって事になりますが、こういう時僕はどのように対処してるのかについて話しますね。

僕に対し感情的に怒ってくる相手や小言を言ってくる相手がいると、僕はその相手を「観察する」ようにしています。

相手のことを気にしないようにするとか、相手を変に意識しないようにするとか、相手から目をそらすのではなく、逆に相手のことをしっかり見るのです。

 

なぜ僕がそうするのかというのをこれから話していこうと思うのですが、その前によく「人から怒られたりすると、その相手の機嫌や様子ばかりが気になってしまう…」ということを耳にすることがあります。

これは一見相手に自分の意識が向いているように見えますが、実はそうではないことが多いのです。

相手に意識が向いているようで、実は自分自身に意識が向いてしまっているのです。

 

 

誰しも自分に対して怒りをぶつけてくる人間のことは好きではないですよね。

顔を見るのも嫌になったりしますよね。

でもみんな気付いてないのですが、実は自分を責めてくる相手のことが嫌いなのではなく、怒られている状態の自分が嫌、怒られている状態の自分を受け入れられなくてみんな苦しんでいるのです。

 

例えばいつもあなたのことを怒ったり責めたりする人と一緒にいると、つい反射的に「怒られたら嫌だなぁ」って考えてしまいますよね。

相手に責められたらどんな対応をしよう、どんな言い訳や反論をしよう、どうやって相手の言葉を受け流そう…そういったことが頭の中を巡ると思います。

それはつまり、相手がなぜ怒っているのか、なぜあなたを責めているのかといった相手に関することではなく、自分の心配ばかりしている状態、つまり相手にではなく自分自身に意識が向いているということなんです。

そして僕の「相手を観察する」というのは、自分に向いてしまっている意識を相手に向けることによって、意図的に視点を変えるのです。

すると視野が広がり、意外と冷静さを取り戻すことが出来るのです。

 

もしあなたに今、いつもあなたのことを怒ってくる人・あなたを責めてくる人がいて辛いのなら、その相手のことをよーく見てください。

目の前にいなければ、その人のことを思い浮かべてみて下さい。

 

…思い浮かべてみてもらえました?

ではその人がどんな相手か、僕が当ててみせましょう。

 

えーと… 頭が1つ、手足が2本ずつ、目が2つで鼻と口が1つずつ、身長は130cm~200cmの間…

どうです? 当たってますよね。

まぁ当たって当然なんですけど、その人とあなた、そして他の人たちを比べてみて下さい。

大して変わらないでしょう?

僕らは同じ人間なんだから、そう大きな差なんて無いんです。

 

動物や昆虫だって1頭ずつ、1匹ずつ、個性や特徴があり全く同じではありません。

大きさや力の強さもそれぞれ違います。

でも実際大した差なんて無いでしょう?

それと同じです。

人間も基本的にはみんな同じなんです。

別に恐れる必要なんて無いんです。

 

まぁちょっと強引な展開ですが、なぜ相手が怖いのかというと、相手のことをよく知らない・相手のことを分かってるようで実は分かってないから余計怖くなるのです。

幽霊やお化けが怖いのと同じなんです。

相手のことがよく分からないから、自分の中であれこれ勝手に悪い妄想が膨らみ、余計恐怖心が大きくなってしまうのです。

相手のことを分かってないから、例えば相手はそんなに怒ってなくても「相手は激怒してるはずだ」と勝手に思い込んで怯えてしまったり、相手はケンカするつもりも無いのに相手が自分を責めてると思い込んで勝手に攻撃的になってしまったりするのです。

相手がなぜ怒っているのかがはっきり分かってないから、対処も出来ない、ただ不安ばかりが膨らんでいくのです。

 

 

 

 恐れていた相手が平気になる

ではもう一度、その相手を思い浮かべてみて下さい。

そしてその相手があなたのことを怒鳴ったり責めたりした時のことを思い出してみて下さい。

その時の相手の様子はどうです?

どんな顔、どんな目つき、どんな口調、どんなテンションですか?

恐れたり嫌がったりせず、落ち着いて思い出してみて下さい。

 

…思い出してもらえました?

ではあなたを責めている相手、その人はその時どんな気持ちだったのでしょうか?

どんな精神状態だったんでしょうか。

ちょっと想像してみて下さい。

想像するだけなら相手に迷惑もかかりませんから。

やってみると、意外と面白くなってきますよ。

 

ちなみに僕の場合は、

・大きな声で怒鳴る

・興奮気味で怒ってくる

・感情がたかぶると早口になる

こういった場合は「あぁ、この人は今かなり焦ってるなぁ」

 

・極端な表現(絶対、100%、みんな全員とか)を使ってくる

・話すスピードが妙にゆっくりになる

こういう時は「冷静に見えるけど自分の感情の乱れを必死にコントロールしようとしてるな」

 

・目が泳いでいる

・目線をそらす

・逆に必死に目線を合わせようとしてくる

こんな時は「この人は自信が無い、何か後ろめたい気持ちを持っている、こちらに対し恐れを感じている」

 

そして中にはミスに対し怒ったり説教してくるのではなく、逆に「君はどう思う?」と聞いてきて、こちらの考えに対し「なるほどね」と否定せず、ひとつの意見として受け止める人間もいます。

こういった人間からは自信や余裕・器の広さなどを感じます。

 

こういう感じで相手の様子から相手の心を分析し想像してみるのです。

これが慣れてくると、相手がなぜあなたを責めているのか、その根本原因である「相手の抱える不安」なんかも見えてきます。

さらに磨きをかければ、相手の感情の動きを見ただけで、その人の人間性や性格、相手の抱えるコンプレックスやトラウマ、そういったものまで分かるようになってきます。

 

もちろんそこまでする必要は無いですが、こうやって相手のことが見えてくると、不思議と冷静になれるんですよね。

そして相手を観察することにより、今度は相手が自分のどんな言葉や行動に対して怒っているのか、自分の言動の何が原因なのかというのも見え始めてきます。

 

まずは怖いと思う相手、嫌いな相手から目をそらさずによく見てみるのです。

自分自身に向いていた意識を、相手に向けてみるのです。

相手がなぜ感情を乱しているのか、なぜ怒っているのか、相手が今一体何を考えているのか、観察し想像してみるのです。

相手のことが見えるようになればなるほど余裕が生まれ、それと共に相手に対する恐れの感情も下がっていきます。

その相手と一緒にいても、次第に平気になってくるのです。

 

 

次の記事はこちら→【うっかりミスが無くなった!!上司からの頼まれ事も自分のやるべき事も段取りよくきっちりこなす方法。】

 

初めから読む→【怒る人は怒りやすい相手を選んで怒っている!! 怒られキャラから脱するには…】

 

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メッセージ

  1. らごもご より:

    有り難うございます!
    私は、嫌な女の子とおじさんに訳のわからない矛盾した悪口を言われ、毎日、怖がり、日々を暮らしでしたが、このウェブを見て、やっと、克服しました!本当に有り難うございます!

    • 仁(jin) jin より:

      らごもごさん、わざわざお礼のメッセージを下さって、本当にありがとうございます。

      らごもごさんの頭を悩ませていた人間関係、克服出来て本当に良かったです。
      もし僕の言葉が、何かしららごもごさんの人生のヒントになれたのであれば、とても嬉しく思います。

      僕自身まだまだ未熟ですが、これからも精進してまいります。
      ぜひ、一緒に頑張っていきましょう!!

      仁より

  2. 川合昇 より:

    自分の思いが 相手に 理解されない 説明不足だと 思うが 誤解されるが 正論と 利害関係が ない人との 会話 ?

    • 仁(jin) jin より:

      川合昇さん、メッセージありがとうございます。



      …う~ん、
      これはどういう意味なんでしょうか?

  3. ひめ より:

    ありがとうございました。とてもためになりました。苦手な人を避けるのではなく、真正面から向き合うというのが大事なのだと思いました。
    今、私には、とても不快に感じる人がいます。半年違いで入社した人ですが、注意されても、(気づきませんでした。)で、いつも済ませてしまいます。そんな人なので、新人の仕事の負担を私が大半背負う状態になってしまいました。先輩方も、何度も言うのが嫌になってきてる状態で、周囲の人たちがストレス状態です。自分の仕事に没頭していて気づかないというのが、その人の言い分ですが、私は、そんなの言い訳にならないでしょう!と思います。私だって自分の仕事にだけ集中出来たらどんなによいかと思います。仕事を覚えることも大変だし、自分の担当先があります。しかし、職場のルールと思い、周囲に目を配りながら仕事をしています。
    私自身が、仕事に自信がないから、余計に不快に感じてしまうのですが…。
    何度か私も言ったことはあります。(忘れてました。)(具体的に言ってくれないとわかりません。)とか、また同じことの繰り返しです。
    振り回されている自分が一番情けないです。理解を示してくださる先輩方がいることは、有難いです。自分が、しっかりとしなければ、と思います。
    仕事に自信を持てるように、努力することが一番だと思います。雑念を振り払い、強くなりたいです。ありがとうございました。

    • 仁(jin) jin より:

      ひめさん、メッセージありがとうございます。

      内容を拝見させていただきましたが、少々問題のある新人社員さんがおられるようですね。
      注意をしても、同じ失敗を何度も繰り返して、改善される様子が無い。

      これは、この人がただのウッカリ者なのか?
      それとも、社会人としての基礎や土台がまだ出来ていないのか?
      それか、もしかすると何かしらの発達障害があるのか?
      何かに集中して極端に周りの状況が全く見えなくなってしまったり、意思の疎通がなかなか取れないようなら、周りや本人も気づかない程の軽い発達障害を持っているのかもしれない。

      とは言っても、僕はご本人がどんな人か全く分からないので、もちろん全て僕の勝手な想像でしかないのですが。
      ただ、原因が何であるにしろ、実際の業務に差し障りが出てしまっているのであれば、対策を考えないといけないですよね。

      僕のいる職場でも、ミスというのはやっぱりあります。
      僕自身もミスすることはあるし、仲間同士で連携が上手く行かない時というのも、やっぱりあります。
      ミスを減らすために1人1人が意識や仕事のレベルを高めていけばいいのでしょうが、人間誰しも得手不得手というのはあります。

      だから僕は、誰がどの仕事を受け持ってもミスをせずスムーズに進められるために、職場でよくマニュアルやチェック表といったものを作ります。
      自分が得意なものなどは特に、誰でも僕と同じクオリティの仕事が出来るよう分かりやすいマニュアルやチェック表を作って他の人間に持たせます。

      人間のやることには、ミスや失敗はつきもの。
      だから僕は、誰がその仕事をしても間違いや失敗をしない”システム”を作ることを心がけています。

      もちろん僕のやり方が、ひめさんの仕事にそのまま当てはまるとは限らないと思います。
      だからひめさんなりに、ひめさんの職場・仕事に合うやり方を考えてみて下さい。

      では。
      仁より

  4. マルタ より:

    スッと心に入る内容でした。
    私はメーカー経理に転職して2年目になるのですが、元々自信のないタイプで、かつ分かりやすく説明したり相手(営業職)の話をすぐ理解するのが苦手です。
    その為営業の男性や気の強い人からは怒りの吐け口にされやすく、そういう人が怖くなりさらに上手く話せなくなる…という悪循環です。もちろん一部の人だけですが。
    元々観察できるタイプなのですが、いざ苦手な人と対峙すると動揺してそれどころじゃなくなってしまいます。。
    冷静さを保つには慣れしかないでしょうか?

    • 仁(jin) より:

      マルタさん、メッセージありがとうございます。仁です。
      返事が大変遅くなり、すみません。

      >元々観察できるタイプなのですが、いざ苦手な人と対峙すると動揺してそれどころじゃなくなってしまいます。。

      相手のことをある程度観察することが出来ても、相手からのプレッシャーを感じると動揺してしまい、平静を保つことが出来ないという事ですよね。
      では相手からのプレッシャーに負けることなく冷静に感情をコントロールするためにはどうすればいいか?
      そのためには自信が必要です。感情が乱れてしまうのは、自分が向き合っている問題に対して自信が足りていないからだと思います。

      例えばマルタさんの苦手な「営業の男性や気の強い人」から怒鳴られたら、動揺して逃げ出したくなりますよね?ではその怒鳴ってきた相手が「小さな子供」だったら、どうです?相手が小さな子供だったら、動揺することもないし、相手の話している内容もしっかり聞いて理解してあげることも出来ますよね。
      「営業の男性や気の強い人」だと冷静に対処できないのに、「小さな子供」が相手だと、なぜそれが出来るのか?それは相手が小さな子供だから、例えどんな事を言ってきたとしても対応できるからですよね。対応できる自信があるから、何を言われてもちっとも焦らないし、落ち着いていられる。

      つまり感情が乱れてしまうのは、自信の無さが原因という事。自分が向き合っている問題に対し、その問題を乗り越える自信が足りないから、不安や焦りを抑えきれずに感情が乱れてしまう。「怒られるのが怖いのは、怒られ慣れていないからだ」という人がいますが、確かに慣れの部分もあると思います。でも慣れるから平気になるのではなく、何度も怒られる事を経験することによって「怒られたからといって、自分が恐れているほど大変なことにはならないんだ」というのが分かるから、それほど恐れなくなるというだけの事。不安や恐怖を克服できたわけでもないし、人間的に成長したわけでもない。慣れたからといって、問題は何も解決しないと思います。

      元対人恐怖症だった僕が今ではどんな相手だって平気なのは、自信を付けたからです。自信といっても、他人と比べて優越感に浸るといった類のものではありません。自信を付けるとは、「自分を信じる気持ちを高める」という事です。

      昔の僕はマルタさんと同じように、気の強い人から一方的に責められたり怒られたりといった事がよくありました。そして怒られるたびに僕は、「自分はなんて情けない人間なんだ」「自分は他人の足を引っ張ってばかりのダメ人間だ」と自分を責め、自分を否定してばかりいました。そして自分を否定するから不安はさらに膨らみ、ますます感情をコントロール出来なくなっていく、そんな負のループにはまっていました。

      そんな負のループから僕が抜け出せたのは、「自分を許し、自分を認めてあげた」からです。僕は「誰からも認めてもらえない、ダメ人間だ」と自分のことをずっと思っていたのですが、僕を一番認めてなかったのは他人ではなく僕自身だったんです。他人から責められたくなければ、それこそ誰とも会わないようにすればいい。でも自分からは逃げられない。自分で自分を否定すれば、それこそ目を覚ましている間はずっと自分から責められていることになる。だから僕は自分を責めるのをやめ、自分で自分の味方になってあげることにしました。

      そして対人恐怖症だった僕は、他人に対する観察眼を自分自身に向けました。例えば、物事が上手くいかずに焦ったり不安になったりした時は、これまでの僕なら「こんな事ぐらいで焦ってどうする!?この程度の事で不安になるなんて、なんて情けないんだ!」と自分を責めていたのですが、自分を否定するのをやめ、その時の自分の気持ちをそのまま受け止めてあげるようにしました。

      自分が焦ったり不安になったりした時は、「あぁ、俺は今焦っているな、不安になっているなぁ」と、他人事のように自分の状態を眺める。否定も肯定もしない。良いとか悪いとかいった判断もしない。ありのままの状態の自分を眺め、受け入れる。そしてそれから「あぁ、お前は今、物事が思うように進まなくて苦しんでるんだな。こんなに大変な思いをしてるのに、誰もお前のことを理解してくれない・気づいてくれなくて、悲しい思いや辛い思いをしているんだな。」といった風に、自分の心を分析し、理解し、受け入れてあげる。

      まずは自分で自分の気持ちや状態を理解してあげる。それから「じゃあこの状況を、どうすれば変えていけると思う?具体的にどんな行動を取っていけばいいと思う?例えばこうしてみたら、どうだろうか?」と、まるで自分の親友に語り掛けるように提案していく。自分のことであるにもかかわらず、まるで第三者のように客観的な立場・視点から自分に打開策を提案していくんです。

      人間関係(対人関係)を上手くやっていくためには、他人を観察し、相手の気持ちを理解してあげることも大事です。でも実は他人の事以上に、自分自身の事を観察し理解していく事が大事なんです。感情をコントロールするためには、他人の観察以上に自分を観察することが最も重要なんです。自分の感情の動き(乱れ)にちゃんと気づき、それを拾い上げ、フォローしてあげる。

      基本的に、自分のことを知れば知るほど感情はコントロール出来るようになります。逆に自分のことを知らないから、不測の事態が起こった時、自分の感情がどのように乱れるかが予測できない。その結果、自分の感情に振り回される事になる。

      そして自分の感情をコントロールするための一番の秘訣は、自分を好きになること。
      実は僕、子供の頃から極度の方向音痴です。仕事でお客さんを車に乗せて走ってる時でも普通に道に迷うし、走り慣れた道でも普通に間違えます。おまけに人前で話す仕事をしているにもかかわらず、滑舌もあまり良くありません。たくさんのマイナス要素を抱えて生きています。でもそんな自分のこと、実は大好きなんです。ダメなとこはいっぱいある、でもそんなダメな部分を頑張って克服しようと努力している、そんな向上心の高い自分のことが大好きなんです(笑)

      自分のことを好きになれば、僕のようにマイナス要素も全てプラス要素に変わるんですね。そして自分を好きになればなるほど、感情は安定していきます。基本的に自己肯定感が高い人ほど感情は安定し、自己肯定感の低い人ほど感情は不安定になります。
      例えば極端な話、いくら人から怒られたり否定されたりしても、ナルシストレベルに自分が大好きな人は、自分が否定されたと認識しないんですね。常に自分が正しい、だから相手の言っていることがおかしい、何も分かっていない相手はなんてかわいそうな人なんだ、そう捉えるんですね。まぁこれはこれで人間的に問題がありますが(苦笑)

      マルタさんは、ご自分のことが好きですか?感情をコントロールするための一番の秘訣は、自分を好きになることです。ぜひ、ご自分の素敵な部分に目を向け、ご自分のことを好きになってあげてください。
      という事で、僕なりの考えを話させてもらいました。少しでもご参考になれる部分があれば、とても嬉しく思います。また何かあれば、ご遠慮なくメッセージを下さい。
      では。

      仁より