何であの人はいつも怒ってるの?実は怒らなければならない理由があるんです!!

怒る人の対処法

いつも機嫌が悪い人っていますよね。

 

人のミスばかりを見つけては責める人、

いつも怒鳴り声をあげる人、

思い通りにならないとすぐにキレる人、

そこにいるだけで場の空気が重苦しくなる人、

 

同じ空間にいるだけで、同じ空気を吸っているだけでこちらがしんどくなってしまう人っていますよね。

こういう人って、何でいつも機嫌が悪いんでしょうか?

こういった人と一緒に過ごさなければならない、例えば職場や学校や家庭など身近にこういった人がいると、ホント辛いですよね。

こういう人間と関わりたくない、こういう相手を全く無視することが出来ればいいんですが、なかなか難しいですよね。

 

そういった時、どのように対処していけばいいのか。

今回は、こういう人間はなぜいつも不機嫌なのか、そしてこういう人間とどのように付き合っていけばいいのか、そのコツについて話していきますね。

 

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 怒る人は不安を抱えている

そもそもいつも怒ってる人って、何であんなに怒るんだと思います?

「そんなのストレス発散してるだけだよ」

確かにそれもあると思います。

相手をいじめたり攻撃することによってストレスを発散するという人もいると思います。

 

ではなぜストレスがたまってしまうのか?

なぜ他人に当たり散らさなければ気が収まらないほどのストレスを抱えてしまうんでしょうか?

実は、感情を乱して他人に当たり散らす行為というのは、自分の思い通りにならない現実に苛立ち、その不安を他人にぶつけているのです。

 

人生は思い通りにいかないことだらけです。

未来のことは誰にも分からない、みんな心に不安を抱えて生きています。

その不安が大きくなると、人は耐えられなくなります。

感情は乱れてコントロールが効かなくなり、時には周りの物や人に八つ当たりをしてしまうこともあります。

いつも怒っている人、感情的になって周りに当たり散らす人というのは、それだけ心に大きな不安を抱えているのです。

いつも怒って他人を攻撃してくる人というのは、不安なんです。

自分に自信が無く、怖くてたまらないんです。

不安でいっぱいなんです。

 

 

「仕事でミスをしてしまった」

「上司の指示通りの行動が取れなかった」

「試験に落ちたりテストで悪い点を取ってしまった」

そんな、わざとではない失敗をしてしまった時、強く怒られたり激しく責められたりすることもあります。

あなたが100%悪いと言わんばかりの怒られ方をされることもあります。

中には、あなたの過失や不注意による部分もあるかもしれません。

もしかしたら、あなたの行動によっては失敗を回避できたかもしれません。

 

でもそこで自分を必要以上に責める必要はありません。

あなたを怒っているその相手、なぜ怒っているのでしょう?

答えは先ほども言った通り、

「自分の想定(期待)したように現実が進まず、その不安が焦りとなって表れているだけ」なんです。

そしてその焦る気持ちを、無意識に「怒る」という行為でごまかそうとしてるだけなのです。

「不安」を「怒り」でごまかしてるだけなんです。

 

 

 

 怒りの本質は不安や恐怖心

基本的に人の感情が乱れる時というのは、自分の予測(期待)と目の前の現実にギャップ(違い・差)がある時です。

ギャップが大きければ大きいほど、それに比例して感情の乱れも大きくなります。

喜び、悲しみ、苦しみ、怒り…全てそうです。

 

だから人から怒られたからといって、必ずしもあなたが悪いとは限らないんです。

単に相手が想像してたこととは違う行動をあなたが取っただけなんです。

もちろんあなたに非がある場合もあるでしょうし、逆に怒っている相手自身に非がある場合もあります。

 

だから大切なのは、人から怒られた時に「俺(私)が悪いんだ…」と自分を責めたり後悔したり、またはその責任を他人になすりつけるのでもなく、どういう状況になれば相手は安心できるのかということを考えなければならないのです。

相手がなぜ怒っているのか、何に対して不安を感じているのか。

それに対してどういう言葉がけや行動を取ってあげたらいいのか。

相手の表面上の言葉や態度にとらわれるのではなく、その奥にある相手の感情を乱しているものが何なのか、そこに意識を向けるのです。

 

例えばあなたをいつも怒鳴る上司がいるとすれば、その上司はさらにその上司や社長から相当なプレッシャーをかけられていることが多くあります。

試験やテストの点数が悪くて怒る親も、子供のためを思って叱ってるように見えても、その裏には「子供の成績が悪いと、親である自分の教育が悪いと周りから思われてしまう」などと自分の世間体を気にしている場合もあります。(もちろんそうではないこともありますよ)

中には自分のプライベートが上手くいかず、その感情(ストレス)をそのまま職場などに持ち込んでる場合なんかもあります。

 

怒られたことを気にするのではなく、そこまで相手の感情を乱し不安にさせているものは何なのか、そこにあなたの意識を向けるのです。

するとだんだんと人の感情を読み取れるようになり、それと共に相手の気持ちも理解できるようになってきます。

相手がなぜ怒っているのか、うわべの理由ではなく本当の原因、相手の心を真に不安にさせているものは何なのか、それが見えてくると相手に対するあなたの言葉がけや対応も自然と変わってきます。

すると相手との関係やあなたの立ち位置・扱いなんかも変わり始めるのです。

最初は怒られて怖いばかりだったのが、場合によっては相手を憐れみの目で見てしまうようになることさえあるのです。

 

怒られたからといって相手を恐れる必要も無いし、自分がダメだなんて思う必要も全く無いのです。

実は相手が自分に対し感情的になって怒ってくるという事は、裏を返せば相手もあなたを恐れているのです。

あなたの事を何とも思ってなければ、基本的にあなたに対し感情は乱れないはずなんです。

そもそもあなたのことが本当に眼中に無ければ、あなたの言葉は耳に入らない、あなたの態度や行動は視界に入らない、入ってきてもきちんと認識しないのですから。

どうでもいい相手に対して人は、感情を乱したり一生懸命になったりしませんから。

 

 

とにかく相手の感情を観察するのです。

相手が一体何を不安がっているのか、相手の置かれている状況を想像してみるのです。

その場で出来なければ、後で落ち着いてからでいいんです。

反省することももちろん大事ですが、済んだことをいつまでも引きずってても、はっきり言ってあなたにとってプラスになることは何ひとつありません。

むしろマイナスにしかなりません。

 

今後怒られた時は、相手が自分の思い通りにならない現実に苛立ち、その不安を俺(私)にぶつけてるんだ、そういった目で相手を見るよう心がけてみて下さい。

ものごとの見え方が全く変わってくるはずですから。

相手の怒りの本質が不安や恐怖心だということに気づくと、世界の見え方自体が全く変わってくるのです。

あれほど怖かった相手に対し、同情する気持ちさえ芽生えてしまうのです。

 

 

次の記事はこちら→【怒られるのが辛い…もう怒られるのは嫌だ…怒られるのが平気になってしまう秘密はこちら】

 

初めから読む→【怒る人は怒りやすい相手を選んで怒っている!! 怒られキャラから脱するには…】

 

カテゴリ内記事一覧→【怒る人の対処法】

メッセージ

  1. 匿名 より:

    まるほど

    • 仁(jin) jin より:

      最後までお読みくださり、ありがとうございます。
      子供の頃から怒られ続けてきた僕が、怒る人を観察し続けてきてたどり着いた答えです。

      もちろんこれがどんな時も100%間違いないとは言いません。
      でも、この記事が少しでもご参考になれば、嬉しく思います。

  2. 匿名 より:

    ソラナックス4錠くらい飲んで仕事に行くとそういう人と会っても冷静でいられるよ

    • 仁(jin) jin より:

      情報ありがとうございます。

      現状を変えるためのヒントを得る方法として、薬を利用するのもひとつの手ですね。
      そして最終的には薬などを使わず、自分で症状をコントロール出来るようになりたいものですね。

  3. 匿名 より:

    とても心が楽に救われました。ありがとうございます。

    • 仁(jin) jin より:

      匿名さん、メッセージありがとうございます。

      人から怒られたり怒鳴られたりすると、どうしても動揺したり慌ててしまいますよね。
      その結果、自分を責めてしまったり、または相手に反発してしまったり…

      でも怒っている相手は、その人の価値観に照らし合わせて怒っているだけ。
      いくらもっともらしい事を言ったところで、それが正しいとは限らない。
      そもそも相手が怒るのは、相手の予測(期待)どおりに事が進まないから。
      自分の思い通りに事が進まないから、癇癪(かんしゃく)を起こしているだけ。

      人生は、自分の思い通りにいかないことだらけ。
      でも、それが理解できていない人が多い。
      感情を乱して怒る人ほど、人として未熟。
      ある意味、子供と同じです。

      怒られたからといって、慌てる必要も無ければ、自分を責める必要も無い。
      落ち着いて相手を観察し、自分のやるべきことをやっていけばいいのです。

      では。
      仁より

  4. りう より:

    未熟な人…とても納得しました。
    がしかし、どうゆう状況になれば上司が安心できるのか、工夫するのも考えるのも疲れはてました。何をやっても結局は怒鳴る…
    やはり私には尊敬できない。

    落ち着いて観察してもHSPの私はドキドキして、体が先に反応してしまします;

    • 仁(jin) jin より:

      りうさん、メッセージありがとうございます。
      返事が大変遅くなり、申し訳ありませんでした。

      怒っている人は「自分の思い通りにならない現実に苛立ち、その不安を他人にぶつけている」。
      そしてその怒りをかわすためには「どういう状況になれば相手は安心できるのか」ということを考えなければならない。
      ブログ記事の中で僕は、そのように言いました。

      でも実際、その相手をどんなに観察し、どんなに相手の心理状態を読もうとしても、分からないことはやっぱりあります。
      僕らは自分以外の他人のことについて、全てを知っているわけではない。
      仕事だけでなくプライベートでも、どんなストレスを抱えているのか、どんな不安を抱えているのか、分からないことはたくさんあります。
      どんなに頑張っても、他人の全てを理解することは出来ないし、他人を自分に都合良く操ることも、やっぱり出来ないわけです。
      じゃあ、自分を守るためにはどうすればいいか?

      ところでりうさんは、HSPなんですね。
      実は僕HSPという言葉を、今回初めて聞きました。
      「HSPとは、一体何なんだろう?」
      ネットで調べさせてもらいました。

      HSPの人の特徴を見ていると、僕にも当てはまる部分がかなりある…
      もしかすると僕も、HSPなのかもしれません。

      実は僕、他人と会話をしている時、話の内容を理解するのが他の人より遅いことが多いんです。
      ではなぜ、理解するのが遅いのか?
      それは、話の内容をちゃんと聞いていないから。
      じゃあ相手の話も聞かずに、僕は一体何をしているのか?
      僕は相手と話をしている時、相手の話を聞くのではなく、無意識に相手の感情の動きばかりを観察しているんです。
      相手の目、表情、声、しぐさ…そういったことばかりに注目し、相手の感情の波の起伏ばかりを観察している。

      だから以前の僕は、周囲の人間の感情に振り回されることが、すごく多かった。
      例えば他人が怒られているのに、まるで自分が怒られているかのような恐怖を感じたり。
      または自分と違う意見を他人から言われただけで、まるで自分の存在を全否定されているように感じてしまったり。
      かつての僕は常に周りの人間の言葉や態度や感情に翻弄され、自分の感情をコントロールすることが全く出来なかった。

      だから以前の僕は、常に他人と距離を置くようにし、出来る限り単独行動を取るようにしていました。
      そうしなければ、精神的に耐えきれなかったんです。

      だから機嫌の悪い相手がいると、とにかく近づかない、関わらない、その人間の視界に入らない。
      少しでも怒られれば、「また怒られるんじゃないか…」「機嫌が悪いまま直らないんじゃないだろうか…」そう思ってその相手を避けまくる。
      そしてそんな態度を取るものだから、さらに相手との関係も悪くなる。
      まさに悪循環の輪に、完全にはまっていました。

      でもある時、「このままじゃいけない」と思い、相手を避けるのをやめ、逆に機嫌の悪い相手の懐に踏み込み、相手との距離を縮めるよう自分なりにやってみました。
      怒られた時も相手から逃げるのではなく、自分が悪いと思えば後からでもきちんと相手に謝り、相手とコミュニケーションを取る。
      すると、相手からいろんな反応を得ることが出来ました。

      例えば怒っている相手に後から謝りに行くと、人によって「さらに激しく怒られる」「グチグチ説教をされる」といったこともあれば、「えっ、何のこと?」といった具合に相手が怒ったことすら覚えていないこともある。
      または「さっきは言い過ぎて悪かったね…」と、逆に相手の方が気にしていることもあれば、相手自身に怒ったつもりが全くなかったりと、僕が想定していたものとは全く違う反応が返ってくることもありました。

      こういったことを何度も繰り返しているうち、僕はあることに気づきました。
      自分の想像力が豊かなことに(笑)

      そういえば子供の頃より、いつもそうでした。
      他人のちょっとしたしぐさや態度で、その人の機嫌や気持ちを勝手に想像し、決めつける。
      自分の言葉や行動で相手が何らかのリアクションをすると、
      「僕のやったことが、きっと気に入らなかったんだ」
      「僕に対して、怒っているに違いない」
      「僕の存在が邪魔だと思っているんだ」
      そうやって相手の機嫌や気持ちを勝手に想像し、しかもいつもネガティブな方へ想像し、きっとそうだと決めつけてきました。

      でも実際は、そうではなかった。
      相手の機嫌が僕の想像通りの時もあれば、僕の想像とは全く違うこともある。
      結局いくら相手を観察し心理状態を読み取ろうとしても、他人である僕らには完全に分かることは出来ない。

      だから僕は、いつものように自分の想像が勝手に先走りし始めると、自分に語りかけるようにしています。
      例えばこんなふうに。

      「おい、ちょっと待て。
      ちょっと落ち着こう。
      相手は本当に怒っているのか?
      また、もし怒っているとしたら、それは純粋にお前が原因なのか?
      相手がイライラする原因が他にもいくつかあって、今回はお前の行動がきっかけとなって爆発しただけかもしれないぞ。
      ちょっと冷静になろうぜ。
      まぁ確かにお前にも、改善すべき点はあるだろう。
      でも、周りをよく見てみろ。
      一度もミスをしたことの無いような完璧な人間など、歴史上誰もいないぞ。
      かの有名なエジソンの言葉を思い出せ。
      あの偉大な発明王でさえも
      【失敗したわけではない。それを誤りだと言ってはいけない。勉強したのだと言いたまえ。】
      または
      【私は失敗したことがない。ただ、1万通りのうまく行かない方法を見つけただけだ。】
      こう言ってるぞ。
      結局大事なのは相手のリアクションではなく、相手のリアクションをお前がどう受け止めるかだ。
      この経験を今後お前の中でどう生かしていくかが、大事なんだろ。
      大丈夫、どんなに怒られようと、命までは取られることは無い。
      逆に今回のことでお前の経験値がさらに増えて、むしろ良かったんじゃないのか。
      大丈夫、これまでもたくさん怒られてきたが、それでもここまで何とかやって来れたじゃないか。
      どんなに辛いことがあっても、たとえどんなに周りから理解してもらえなくても、それでもこうして生き抜いてきたじゃないか。
      そんな自分のことを、お前はもっと信じてあげてもいいんじゃないか?
      周りに振り回されるな。
      お前は自分を信じ、人として正しいと思う道を進めばいいんだ。
      お前の人生において、何が正しくて何が間違っているかは、お前が決めるんだ。」

      ちょっと長くなってしまいましたが、こうやって僕はまるで他人と会話をするかのように自分自身と会話をし、乱れかけた自分の心・自分の感情を立て直します。
      これによって僕は、周りからどんなにネガティブな言葉や感情をぶつけられようと、少々では揺るがない心を手に入れることが出来ました。
      (良かったらこちら【折れた心は立て直せる!!気持ちが沈む、失敗から立ち直れない…そんな無気力状態から復活する方法。】でも話してますので、良かったらご参考にしてみて下さい。)

      もちろんりうさんと僕とでは、年齢も違えば、育ってきた環境、または置かれている状況も全く違うと思います。
      よって、僕の経験・僕の話が当てはまるとは限らない。
      だからもしご参考に出来そうな部分があれば、活かしてもらえるのならばとても嬉しく思います。

      また何かあれば、遠慮なくメッセージを下さい。
      遅くなるかもしれませんが、必ず拝見させていただきますね。

      では。
      仁より

  5. りう より:

    仁さん、丁寧なお返事ありがとうございます。
    先日のメッセージはガミガミ言われた直後でしたので怒る人についての話でしたが、私もやっぱり反応してしまうポイントが父親のように相手に責任転化する態度だったりします。

    仁さんと私は同世代なので、仁さんのお父様とうちの父はたぶん同世代かと思います(笑)

    以前の仁さんの箇所を読んでいて、視点は少し違いますがOshoことバグワン・シュリ・ラジニーシ(インドの宗教家)の
    自意識が強いとき、あなたはまだ我が家にいません
    の話が浮かびました。

    私は仕事で体を壊してから体力がないので常に自分と対話する余裕はありませんが、できる時には実践してみます!

    他のテーマもいろいろ参考になってますよ。
    特に悪いこの状況で信頼がうすれかかってたようで、自分自身を信頼するは響きました~

    ありがとうございます。

    • 仁(jin) jin より:

      りうさん、返事が遅くなり申し訳ありません。
      そして、メッセージを読んでくださってありがとうございます。

      僕も当ブログでは偉そうな(?)ことを言ってますが、自分の思い描く理想にはまだまだたどり着けていません。
      そしてりうさんのようにメッセージを下さる方から大事なことを学ばせてもらったり、大切なことに気づかせてもらうことも、本当にたくさんあります。

      共に学び、そして共に成長していきましょう。

      仕事で体を壊しておられるようですが、無理をされないようくれぐれも気を付けてください。
      体調が悪いと、どうしても精神的に不安定になってしまうことも多いと思います。
      お互い体には気を付け、そして共に成長していきましょう!

      また何かあれば、遠慮なくメッセージを下さいね。
      では。

      仁より