一緒に居て居心地が良いと感じさせる人の秘密

人間関係を変える方法

話をしていて、ストレスを感じない相手っていますよね。お喋りをしてて心地が良いというか、気持ちが軽くなるような相手。

会話やコミュニケーションを取っていて居心地が良いと感じる相手は、単純にその相手と自分の価値観や感覚が近かったり似ているからだと思われがちですが、実はそれだけではありません。いや、むしろそういった部分は、実はあまり関係が無いのです。

例えば、誰と話をしても相手にストレスを感じさせないような人、または相手が誰であっても話が盛り上がるような人っていますよね。そういう人たちには、ある特徴があります。

と言うことで、「一緒に居て、居心地が良いと感じさせる人の秘密」について話していきます。

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会話が上手な人の秘密

人と話をしていて、相手を楽しくさせる人もいれば、逆に相手をイライラさせたり暗い気持ちにさせる人もいますよね。この両者の違いは、一体何なのか?

答えはシンプルです。
もしあなたの身近に、会話で周りを楽しませるのが上手な人がいたら観察してみてください。
実は本当に会話が上手な人というのは、会話の中に否定形が出てこないのです。つまり相手を否定しないということ。

とは言っても、常に周囲の人間の言葉を全て肯定し続けるわけにはいきませんよね。それだと自分の言いたいことさえ言えなくなってしまいます。

それで、先ほど僕は「会話の上手な人は、相手を否定しない」と言いましたが、ポイントとなる部分があります。それは、否定しないのは「相手の言葉」ではなく「相手の感情」に対して、です。もちろん相手の言葉を否定することなく会話を成立させられるなら、それに越したことはありませんが。
(参照:意見が衝突しても、相手との関係を壊すことなくあなたの意見を通す方法があります

ですが会社の会議や何かの議論・討論といった、場合によっては白黒はっきりつけなければならない時もあると思います。そんな時は仮に相手の意見は否定したとしても、その考えに至るまでの相手の気持ちや努力や思いは汲み取ってあげるのです。

例えば
「あなたの言ってることは間違ってるかもしれないけど、でもその気持ちはすっごく分かる!」とか、「そのアイデアでは上手くいかないんじゃないかな。でも、すごく面白いアイデアを思い付いたな!」といったように、例え相手の意見と衝突したとしても、その意見を発した相手の気持ちや思い、またはその意見やアイデアを出すまでに重ねた努力といった「相手の感情」の部分をちゃんと理解し受け止めてあげると、相手の感情は収まっていき、説得もよりしやすくなります。

重要なのは「相手の言葉や意見を肯定すること」ではなく、「相手の感情をキャッチし、その感情に対して共感してあげること」。人は自分の感情を否定されると、自分という人間そのものまでも否定されたと感じてしまうものなんです。逆に自分の辛い気持ち、苦しい気持ち、悲しい気持ち、または嬉しい思いや楽しい気持ちを他人から理解され共感してもらえると、たったそれだけで「自分は周りから受け入れられているんだ」と感じるものです。

会話の上手な人というのは、単に話し上手とかユーモアやセンスがあるといったことではなく、相手の感情の変化をキャッチし、その気持ちに共感してあげるのがとにかく上手なんです。というかコミュニケーションそのものが、言葉と言葉のやり取りではなく「感情と感情のやり取り」なのです。

重要なのは言葉ではなく感情です。相手がどんな発言をしたかではなく、その発言をするまでに至った相手の気持ちや思いに気づき、汲み取ってあげられるかどうかによって、コミュニケーションの次元そのものが変わるはずです。

これは子育てだって同じですよね。例えば反抗期の子供が親の言うことを聞かなかったり、または何か悪いことをした時、子供の気持ちを無視して頭ごなしに叱りつけても子供は反発心をさらに膨らませるだけですよね。

子供の扱いが上手い人というのも、やはり子供の気持ちに共感してあげるのがとても上手です。というか大人だって周りの人間に自分の気持ちを分かってもらいたいと思っているんだから、子供はなおさらです。自分の気持ちを理解しようとしてくれるからこそ、子供も心を開くのです。

 

相手が今どんな気持ちでいるのか?
相手の中には今どんな感情が生まれているのか?
その時その時の相手の気持ちにちゃんと気づき、その気持ちをていねいに汲み取り、そしてその気持ちに共感してあげる。
たったこれだけで、あなたは相手にとっての「心を許せる特別な人」となるのです。

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