あなたには集中力がありますか?
やるべきことがある時、瞬間的に集中してその作業に取り組むことが出来ますか?
僕ら人間はみんな、元々備わっている基本的能力というものはそれほど差がありません。
でも同じような人間が同じようなことをしても、結果は違ってきます。
スポーツでも、勉強でも、仕事でも、または何かの発表会やプレゼンなどでも、人によっては大きく差が出ることもよくあります。
なぜだと思います?
差が出る要因というのは、いろいろあると思います。
例えばスポーツの試合なんかだと、「絶対に勝てる」と自信をもってやるのと「勝てるわけがない」と思い込んで試合に臨むのとでは、結果は当然変わってきます。
また普段からコツコツ継続して努力をすることによって、大きな差が生まれることもあります。
また、人によって得意分野や苦手分野も当然違うから、同じような人間が同じことをやっても、結果には当然差は表れます。
要因は、いろいろあります。
でも、差が出る一番の要因、最も差が出る一番の直接的な要因というのがあります。
それは 何かというと、実は “集中力の差” なんです。
僕が見る限り、他の人間が結果を出せているにも関わらず自分だけ結果が出てないという人は、大抵その人はやるべきことに集中出来ていません。
周りの人や周りのことばかりに気を取られ、自分のやるべきことにきちんと意識を集中させることが出来ていないのです。
逆に何をやっても結果を出してしまう人を見てると、ここぞという時にとても高い集中力を発揮します。
何かの作業を始めると、その作業に没頭する。
周りのことが見えなくなるくらい、その作業に夢中になる。
安定して結果を出す人というのは、いつも瞬間的に高い集中力を発揮しているのです。
つまり、集中力が人間の中に眠る能力を引き出してくれる。
自分の能力を発揮して結果を出すためには、いかに集中力を高められるか、やるべきことに対しどれだけ集中することが出来るかにかかっているということです。
あなたは集中力がありますか?
集中力を発揮して、自分の思うような結果を出すことが出来ていますか?
ここまで話しておいて何ですが、実は僕、集中力が全くと言っていいほど無いんです。
何をするにしても、周りの雑音などが耳に入ってきて集中出来ないんです。
だから僕は、あなたに「集中力を高める方法」を教えてあげることは出来ません。
でも実は幸運なことに、僕の身近に “異常なまでの集中力を持つ人間” が、ひとりいるんです。
そしてその人間と僕自身をずっと比較し続けた結果、「僕にはなぜ集中力が無いのか?」そして「どうすれば集中力を高めることが出来るのか?」ということが、分かってしまいました。
今回は、僕自身の経験から得ることの出来た「集中力を極限まで高める方法」を、あなたにお伝えしようと思います。
異常なまでの集中力を持つ人間とは…
僕の身近にいる “異常なまでの集中力を持つ人間” …
それは誰かというと、実は僕の兄です。
僕の兄は幼少の頃から今も変わらず、異常なまでの集中力を持ち合わせています。
勉強している時も、遊んでいる時も、また本や漫画を読んでいる時でも、一旦それを始めると周りが呼びかけても気付かないほどの集中モードに入ります。
だから兄は受験勉強も、家族のいるリビングでやっていました。
リビングだから、家族は普通にテレビを付けて観ています。
兄の目の前で、普通にお喋りしたり騒いだりしています。
でも兄には全く関係ありません。
そもそもテレビを付けていることにすら気づかない、すぐそばで大笑いしてもそれが耳に入らない。
自分に必要の無いことは、全く目に入らない、耳に入らないんです。
兄は勉強が好きなタイプの人間ではありません。
兄を見てても、実際にあまり勉強をしている様子も無い。
でもテストがあれば、ちゃんと点数を取ってくる。
遊んでばかりのくせに、気づけばいつも宿題が終わっている。
短期間で一気に集中してやるから、勉強もアッという間に終わってしまうんです。
勉強に限らず兄は、一旦自分がやりたいと思ったことは、とことん集中してやり始めます。
その結果、誰よりも出来るようになる、誰よりも詳しくなってしまいます。
何をやっても出来てしまう兄…僕はいつも兄を羨望の眼差しで見ていました。
それに対して僕はというと、兄とは正反対。
僕には集中力というものが全く無い。
勉強に限らず何をしてても、周りの声や物音がすごく気になる。
社会人になって会社で仕事をしている時でも、周りの声や目が気になって仕事に集中出来ない。
よくカラオケやボーリングなんかに行くとストレス発散になるとかって言いますよね。
でも僕の場合は、カラオケでもボーリングでも自分と他人ばかりを比べてしまい、むしろストレスだらけになってしまいます。
とにかく周りの目や声が気になって集中出来ない。
そのせいで、何をやっても中途半端。
何をやっても、事がなかなか前に進まない。
僕は、自分とは対照的な兄のことを尊敬すると同時に、何でも出来る兄のことが羨ましくて仕方ありませんでした。
そして僕は、どんなに頑張ったって兄のようにはなれない、心のどこかでそう諦めながら生きてきました。
あなたの集中力を極限まで高める方法
僕と兄は、一体何が違うのか…?
同じ家庭に生まれ育った人間なのに、なぜこうまで集中力に関して差が出てしまうのか…?
やるべきことに集中できず、何一つ結果を出すことの出来なかった僕は、僕と兄の違いを真剣に考えるようになりました。
一体何が違うのか、幼少期の頃まで遡り、ずっと考えてみました。
その結果僕は、「集中力のある人間と集中力の無い人間の、根本的な違い」というものに、気づくことが出来ました。
僕の兄があれほどまでに異常な集中力を発揮できる理由、それは
「他人からの評価を全く気にしない」からです。
僕の兄は、幼い頃から人の評価というものを全く気にしない人間でした。
人から何と思われようと、まるで気にならない。
まさに子供の頃から、自分の思うように生きてきたような人でした。
例えば小学校での美術の授業で、時間内に絵を描き終えるように先生に言われても、気分が乗らなければ鉛筆や筆すら持たない。
先生から注意を受けても、全く気にしない。
自分がその気にならなければ、授業中でも全く何もせず平然としている。
でも逆に気分が乗れば、いきなりアッという間に仕上げてしまう。
こんな兄だから、先生も「彼は職人肌なんですね」と言って、兄を認めざるを得なくなってしまいました。
また、うちは父がとても厳しくて怖い人でした。
だから僕は物心ついた時から、父に対し常に怯えてビクビクしていました。
でもそんな僕に対し兄は、微塵も父を恐れていませんでした。
思春期になると父と兄が喧嘩になることもあったんですが、兄は父に対して反抗などしていませんでした。
兄はただ単に、自分の中の正義を貫き通してるだけであり、父に理解してもらおうなどといった素振りもまるでありませんでした。
「人からどう思われようと全く関係ないし、まるで気にもならない。
自分の人生なんだから、自分の思うように生きるのが当たり前。
他人がとやかく言うことではない。
俺の行動は、俺が決める。
俺が決め、そして全て俺が責任を取る。
俺には人の目を気にしている暇なんてない。
俺は全力で、俺の人生を楽しむぞ!!」
僕の兄の頭の中を表現すると、多分こんな感じじゃないかと思います。
人の目や評価を全く気にしないから、自分のやりたいこと・自分のやるべきことに集中出来る。
人の声や言葉に振り回されないから、迷うこともなく集中出来る。
そして何事も集中して取り組むから、自分の中にある能力を最大限まで引っ張り出して使うことが出来る。
集中するからこそ時間の密度も濃くなり、短期間で結果を出すことも出来るようになる。
周りの目や周りからの評価…そういったものに振り回されないようになると、驚くほど集中力が高まっていきます。
そして集中すれば集中するほど、自分の中に眠る能力を引っ張り出せるようになります。
その結果、全ての作業のスピードや完成度が上がっていきます。
同じ時間・同じ作業でも、集中しているのと集中していないのとでは、その結果はまるで違ってくるのです。
ただ、「人の目や評価を気にしない」というのが、集中するための唯一の方法というわけでは当然ありません。
例えば自分が集中できるような静かな環境に身を置いたり、気が散ってしまうようなものを身近に置かないようにするというのも、ひとつの手です。
また、ラグビーの五郎丸選手のように集中力を高めるためのルーティーンや集中するためのパターンを作るというのも、有効な方法だと思います。
でももしあなたが、人の目や評価を気にしない、つまり自分の外部からの干渉や影響を受けないようになると、いつどんな時でも瞬間的に集中出来るようになれます。
というのが、集中すべき時に集中できるような環境が作れるとは限りませんよね。
例えば会社で仕事をするのなら、職場で周りにみんながいる状態で仕事をするわけです。
そんな中で自分が集中出来る環境を作ろうと思っても、なかなか難しいですよね。
また、自分の集中力が試される時というのは、みんなの前でのプレゼンだったり、または得意先やお客さんとの交渉事だったりと、目の前に人がいる状況だったり、周りの視線が自分に注がれている時だったりするわけです。
集中したい時に限って、集中出来ないような状況だったりするわけです。
だから小手先のテクニックでは、ここぞという時に通用しないんです。
自分の力を最大限発揮したいのであれば、状況に左右されず、いつどんな時でも瞬間的に集中出来なければならないんです。
どんな状況にも左右されることなく、自分の集中力を瞬間的に極限まで高めてくれる方法。
つまり「他人の目や他人からの評価を全く気にしないこと」です。
これが出来るようになれば、いつどんな時でも、自分の思うように集中出来るようになる。
ということは、自分が必要な時に自分の能力を最大限発揮できるようになるということです。
とはいっても、これは簡単なことではないかもしれません。
もしあなたが「そんなこと言ったって、人の目が気になってしょうがないよ」と思っているのであれば、良かったらこちらの記事を参考にしてみて下さい。↓
【「他人の目や評価ばかり気になる」「こんなダメな自分、大嫌い」そんなあなたの世界を激変させる方法。】
僕らの中には、自分も知らないようなたくさんの力や可能性がまだ眠っています。
その力や可能性を抑え込んでしまっているのは、他の誰でもない自分自身。
他人の目や評価を気にするあまり、自分の思うような行動が取れなくなってしまい、その結果自らの手で自分の可能性を握りつぶしてしまってるんです。
自分で自分の思考や行動に規制をかけ、自分の可能性を抑え込んでしまってるんです。
あなたの中には、まだまだ多くの可能性が眠ったままになってしまっているはず。
ここに訪れてくれたのが、ちょうど良い機会です。
あなたの手で、あなたの中に眠る力を解放してあげてください。
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