仁の「学校では教えてくれない人間関係の秘密。」

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具体的な命令を出すほど組織は思い通りに動かなくなる!あなたの細かい指示が部下をダメにする。

      2018/04/11


あなたが現在リーダー、もしくはこれまでにリーダーをやった経験や組織のまとめ役をやったことがあるのなら、感じたことはありませんか?

「周りが自分の思い通りに動いてくれない」と。

 

一生懸命指示を出すのに、その通りに動いてくれない。

細かく指示してるはずなのに、なぜかボロやミスが出る。

 

または指示してても、ちょっと状況が変わっただけで、もう対応出来なくなる。

ちょっと考えれば分かることなのに、いちいち「どうしたらいいか?」を聞いてくる。

 

なぜ、このようなことが起こるのか?

何で自分の思うように動いてくれないのか?

何で自分の足を引っ張るようなことばかりするのか?

 

あなたがこれまでにリーダやまとめ役をした経験があるのなら、一度はこう思ったことがあるんじゃないでしょうか。

今回は、その原因と、あなたがいちいち指示を出さなくても勝手に周りが最適な行動をとり始めてくれる状況を作り出す方法について、話していきますね。

 

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 ちゃんと指示を出しているのに上手くいかない理由

周りが自分の思うように動いてくれない…

 

ちゃんと指示を出してもミスが出る。

自分がその都度いちいち指示しないと、何も出来ない。

 

なぜだと思います?

単に能力が低いから?

やる気が無いから?

 

原因というのは、いろいろあると思います。

もしかすると、相手は会社やあなたに対して不満があり、わざと足を引っ張るようなことをしているのかもしれません。

でも今回は、そういった「悪意のある意図的な嫌がらせ」の可能性を外した上での話をさせてもらいます。

 

きちんと指示や命令を出しても、ボロやミスが出る理由。

リーダーである自分がいないと何も出来ない理由。

それは、“その人間が思考停止を起こしているから”です。

考えることを、止めてしまってるからです。

 

僕がなぜこんなことを言うのかというと、かつての僕が思考停止を起こしていたからです。

その時のことを、少し話させてもらいます。

 

 

僕が社会人になって最初に入社した会社は、とても厳しい所でした。

どう厳しかったのかというと、まず入社したての新人に対し、何も教えない。

そして数か月すると、何も分からない状態でいきなり現場の第一線に放り出す。

何も教えず、誰も助けてくれない。

そして未収が発生すれば、担当者に全額負担させる。

担当者に、全責任を負わせる。

そんな、とてつもなくブラックな会社でした。

だからとにかく自分の頭で考え、自分の責任において判断するしかない。

当時の僕は、常に頭をフル回転させながら仕事をしていました。

 

その後いろいろあって会社を移り、同じ業界の別会社に入社しました。

すると今度の会社は、前の会社とは真反対の方針を取る会社でした。

とにかく上司の権限が強く、どんなことでも全て上司の指示通りに動かなければならない。

個人が自分で何かを判断することは許されず、どんな小さなことでも上司に報告して指示を仰ぐ。

言われたこと以外は、決してしてはならない。

もし自分の判断で行動すれば、その瞬間罵声を浴びせられる、そんな会社でした。

 

とにかく自分で判断してはならない、上司の指示に無いことをすればギャンギャン怒鳴られる。

同じ業種の別会社からきた僕は、その会社に入社した時点ですでにある程度の経験を積んできており、仕事に対する知識や知恵も持っていました。

でも、少しでも自分で勝手に判断すれば、その瞬間罵声が飛んでくる。

何度か上司から叱られてしまった僕は、その内どんな些細なことでも自分で判断せず上司の指示を仰ぐようになっていきました。

だんだんと自分で考えることをやめていき、次第に指示通りにしか動かない人間になっていきました。

 

でも僕の携わっていた仕事はサービス業であり、お客さんを相手にする仕事です。

どのサービス業でも同じだと思いますが、お客さんによっては臨機応変に対応しないといけない。

その場の状況に応じて臨機応変に判断していかなければ、良いサービスは提供できない。

 

でも会社の方針は、「個人が勝手に判断するな」です。

だから何かあれば、その都度上司を捕まえて指示を仰がなければならない。

「自分で考えることをせず、上司の指示通りに動く」ということがすっかり板についてしまった僕は、お客さんが目の前に居ながらも、何も判断できない担当者になっていました。

 

その頃から、次第に僕はミスが出始めるようになっていました。

自分で考えたり判断したりすることをしないから、状況が変わっても気付けない。

いや、気づいても他人事のように見て見ぬふりをする。

とにかくマニュアル通りにやることしか頭にないから、決められたことや指示されたこと以外は何もしようとしない。

気付けば、本来の僕ではあり得ないようなミスや失敗までもするようになっていました。

 

当時の僕は、完全に思考停止を起こしていました。

この会社は、いわゆる”指示待ち人間”を大量生産する会社だったのです。

 

 

 

 組織の崩壊

組織のリーダーというのは、全責任を負わないといけない。

だから、下の人間が好き勝手なことをしてもらっては困る。

自分の知らないところで勝手なことをされてしまっては困るわけです。

 

そう考えると、リーダーという立場の人間にとって”自分の判断で勝手なことをする人間”は、怖くて使いづらい。

逆に、”自分の指示通りに動いてくれる人間”ほど、安心できる。

でも組織が大きくなると、リーダーが全てのことをいちいち判断し指示することは出来ない。

そんなことをすれば、体が2つも3つも必要になってきます。

ある程度の判断は他の人間に任せなければ、リーダーが自ら全ての仕事をしなければならなくなる。

他の人間を信頼し、ある程度任せていかなければ、仕事は回らなくなります。

 

細かく指示を出せば出すほど、人は自分の頭で考えなくなります。

相手を信頼せず、その人間の判断で臨機応変に対応する権限を奪ってしまえば、人は思考停止に陥っていきます。

そして思考停止人間が増えれば増えるほど、それと比例してリーダーの負担もどんどん増えてくる。

結果的に、自ら自分の首を絞めることとなるのです。

そして思考停止人間ばかりを抱えた状態で不測の事態が起これば、組織は一気に崩壊します。

 

 

 

 目下の人間が、どんどん成長していく方法

僕は自分より目下の人間から「どうしたらいいか?」と聞かれると、「どうしたらいいと思う?」と、よく質問で返します。

僕が答えを出すのではなく、相手に自分の頭で考えてもらい、相手に答えを出してもらうようにしています。

そして、たとえ相手の答えが正しいと思えなくとも、一旦「なるほど」と受け入れる。

そしてその答えが取り返しのつかない失敗にならない限り、相手の出した方法を実行させ、実際にやってみてどうなるか?を体験してもらいます。

 

もし失敗してしまったとしても、基本的には叱りません。

その代わり、同じ失敗をしないためには今後どうすればいいか?を、また相手に考えてもらい、相手から答えを出してもらいます。

もし答えにたどり着けないようなら、相手と一緒に僕も考え、答えを見つける手助けをしてあげます。

とにかくどんな些細なことであっても、自分のこととして受け止めてもらい、どうすればいいのかを自分の頭で考え、自主的に行動を起こせるよう手助けをしていきます。

 

よく、部下が失敗したら怒鳴ったり不機嫌になる上司がいますが、部下を叱るのは二流・三流の人間のやることだと僕は思っています。

もちろん時と場合にもよりますが、基本的には部下を叱らなければならない状況になってしまうのは、自分の指導力不足・力不足だと僕は思っています。

教育とは、”相手との対話”であって、”叱ること”ではありません。

対話によって相手に考えさせ、相手を成長させる。

叱ることによって力で相手を押さえつける行為は、相手から思考力を奪ってしまうことになる。

叱れば叱るほど、相手は反発するか、あなたを恐れて完全な指示待ち人間になっていきます。

 

リーダーのすべきことは、部下を思考停止の指示待ち人間にすることではなく、指示を出さなくても状況に応じて最適な判断・行動の出来る、そんな自主的に動く人間に育てること。

自主的に動ける人間が増えれば増えるほど、リーダーは楽になっていきます。

そして楽になった分、自分のやるべきことにも集中出来るようになります。

この好循環が始まると、組織はどんどん成長していきます。


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