命令したって人は動かない!トラブル解決のためにリーダーがすべき1つのこと。

仁のリーダー論

勢いのある会社や組織・集団って、明るく活気に満ち溢れていますよね。

逆に落ち目の組織というのは、どこか元気が無く、場に重苦しい雰囲気が漂っていたりする。

その組織が上り調子なのか?それとも右肩下がりに落ちていくのか?というのは、その組織内の雰囲気やメンバーの表情などを見ると、何となく伝わってきます。

 

組織が上り調子だから、メンバーも明るく活気づいてくる。

そして組織が右肩下がりだから、活気がなくなり重苦しい空気になっていく。

 

そう考えるのが普通です。

でもね、こう考えたことはありませんか?

 

メンバーが明るく活気に満ち溢れているから、組織も上り調子で伸びていく。

そして重苦しい雰囲気で活気が無く、そのためメンバーも委縮してしまっているから、組織も右肩下がりで落ちていく。

 

実はその組織が今後伸びていくのか?落ちていくのか?というのは、その組織内にどんな空気・どんな雰囲気を作り出すかによって大きく変わってくる。

どういうことか、これから説明していきますね。

 

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 組織を活性化させる方法

あなたのいる会社や組織において、何かトラブルやアクシデントなどが起こった時、あなたはどんな顔をしていますか?

もしあなたが組織のリーダー、またはリーダー的存在だったりムードメーカーだったりするなら、その時のあなたの表情ひとつで問題解決に近づくか遠ざかるかが決まってきます。

 

例えばあなたが組織のリーダーで、組織において何かトラブルやアクシデントなどの問題が起こった時、リーダーであるあなたが

・「うわぁ、もう最悪だ…」と重苦しい表情をしたり、

・「お前ら、何てヘマをやらかしてくれたんだ!」と怒鳴り散らしたり、

・「あわわ…参ったな、困ったことになったぞ」と慌てふためいたり、

そんなリアクションをして重苦しい雰囲気を作り出したとしたら、周りはどんな行動に出るでしょうか?

 

リーダーが深刻な雰囲気を作り出してしまえば、周りの部下やメンバーもあなたと同じように深刻になります。

その結果、みんなで力を合わせて問題を解決しないといけないのに、周りの人間はみんな怯(ひる)んで逃げ腰になる。

雰囲気が深刻であればあるほど、自分に責任が降りかかってこないよう離れようとしていく。

リーダーから

「おい、何とかしろ!」とか、

「お前、何かいい解決方法をひねり出せ!」とか、

無理難題を自分にふっかけられないよう、みんな下を向いて目も合わせようとしなくなる。

 

リーダーであるあなたが深刻になって重苦しい雰囲気を作るほど、周りの人間は問題に関わらないよう逃げていく。

そうなると、周りから協力を得られない状態で、あなた一人で問題を抱えなければならなくなる。

問題解決はますます難しくなっていきます。

 

 

組織が悲惨な状況であるほど、実はリーダーは明るく振る舞わないといけないんです。

組織で問題が起こった時など、例えば極端な話、リーダーがそれこそガハガハ笑いながら

「いやぁ、ピンチがやって来ちゃったぞ!」

なんて言ったら、どうでしょうか?

リーダーが明るく笑顔で

「さあ!どうやってこのピンチを乗り切ろうか?」

と言ったら、周りのメンバーや部下は逃げ出すでしょうか?

 

リーダーがものごとを深刻にとらえず、明るく前向きな雰囲気を作り出せば、人は集まってきます。

明るい雰囲気の中では、人は気軽に意見を言えるようになる。

みんな自分なりの考えやアイデアを話し始め、自分から積極的に問題に関わろうとするようになる。

リーダーであるあなたが明るく前向きなプラスの雰囲気を作り出せば、それだけで組織は勝手に動き始めるのです。

 

重苦しい雰囲気を作り出せば、人は動けなくなる。

人が動けないということは、組織そのものが動けなくなるということ。

そんな組織はいずれ、時代や状況の変化についていけなくなり、最後は倒れる。

 

逆に明るい雰囲気を作り出せば、人は動き出す。

思考回路も行動も自由に動き出すことが出来るようになる。

問題が起こっても誰一人怯(ひる)むことなく、みんなが積極的に問題に関わっていき、意見やアイデアを出し合い、問題解決のために一人ひとりがその力や能力を発揮するようになる。

組織がどんどん活性化し、どんどん成長していく。

 

組織が上り調子だから、メンバーも明るく活気づいてくるのではない。

組織のメンバーが明るく活気に満ち溢れているから、組織も上り調子で伸びていくのです。

そして明るく活気に満ちた雰囲気を作り出すのは、リーダーであるあなた。

 

悲惨な状況であればあるほど、リーダーであるあなたが明るく元気な笑顔を作っていきましょう!

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