ヘタレ人生を歩んでいた僕が180度変わった!!僕を生まれ変わらせた”ある覚悟”とは…

自分の殻を破る方法

かつての僕は、どうしようもないヘタレでした。

自分に自信が持てない、行動は全て中途半端、問題が起これば結局いつも逃げ出す…

何をやっても結果を出せない人間、それが昔の僕でした。

 

そんなヘタレの僕が自分の人生を変えるきっかけとなった話を、今回はしようと思います。

全ては “ある覚悟” をすることによって、僕の現実は変わり始めました。

 

スポンサーリンク

 僕を変えた”ある覚悟”とは…?

僕は、いわゆる裏方タイプの人間です。

前面には出ず、周りのフォローに専念する。

みんなが最大限の力を発揮出来るよう手助けする。

土台となり、みんなをしっかり支えていく。

 

元々そういった役割を希望していたわけではなかったのですが、いつしか裏方的な役割を担うことが多くなり、自分自身そういった役割が性に合っていると思うようになりました。

社会人になってからも自然と裏方的な役割を担うようになり、僕自身も人のフォローをすることに喜びややりがいを見いだすようになっていました。

適材適所という言葉がありますが、僕にとってはまさに裏方という仕事こそが自分にとっての適材適所でした。

 

 

そのうち僕は社会人としての経験も増えていき、次第にベテランという立場に立ち始めるようになりました。

そして役職もついてくれば、嫌でも前面に出ないといけなくなります。

これまでずっと裏方仕事に徹していた僕は、次第に強制的に表舞台へと引きずり出されるようになっていきました。

 

責任ある立場に付けば、組織でミスなどが発生すると、そのミスは当然責任者である僕の責任となります。

何かあれば常に責任を追及され、批判に晒されることとなります。

どんな状況であっても、常に結果を求められます。

言い訳は、一切許されません。

 

裏方から表舞台に引きずり出され批判を浴び続けた僕は、この時やっと気づくことが出来ました。

 

『僕は裏方の仕事がやりたかったわけではない。

でも前面に出てしまえば、自分に責任が乗っかってくる。

矢面に立てば、批判の的となってしまう。

僕は裏方の仕事が性に合っていると思い込むことによって、単に人の後ろに隠れていただけ。

人を盾にして、自分が傷つかないように守っていただけだ。』

 

つまり僕は裏方に徹することによって、人の背中に隠れ続けていただけだったんです。

 

 

僕は子供の頃からずっと、強いヒーローに憧れていました。

どんな困難にも負けない、どんな壁が立ちふさがってもぶち壊して突き進んでいく。

そんな強いヒーローに憧れ続けてきました。

 

でもそんな理想を、心の中にずっと封じ込めて生きてきました。

そんな強い人間になんて、なれるわけない。

僕には到底無理に決まってる。

そう思い、自分の中にある理想の自分を心の中に封じ込め、ずっと見ないふりをしてきました。

 

しかし僕は今、責任ある立場に立っている。

そして僕が不甲斐無いばかりに、組織を混乱に陥れてしまっている。

僕の部下や後輩がせっかく仕事を頑張ろうとしているのに、僕がしっかりリーダーシップを取れないせいでやる気を失わせてしまっている。

僕が仲間をしっかり守り切れていないせいで、僕だけでなく部下や後輩・仲間までも批判を受け、情けない思いをさせてしまっている。

 

この時僕は、覚悟を決めました。

「何が起ころうと、全て俺が責任を取る。

どんな批判であろうと、全て俺が引き受ける。

自分の首をかけてでも、仲間は俺が必ず守る。」

 

僕は強いヒーローになど、なれないかもしれない。

でもヒーローになれなくても、僕は全ての責任を負う覚悟を決めた。

全ての批判を受ける覚悟を決めた。

僕はもう逃げない。

 

つまり僕は、自らを言い訳できない状況に追い込みました。

自ら退路を断ちました。

僕は「全ての矢面に立つ覚悟」を決めました。

そしてこの覚悟こそが、僕の人生を変える原動力となりました。

 

自ら退路を断ち、全ての責任と真正面から向き合う。

つまり僕の後ろにはもう道が無い。

逃げ道はもうない。

そうなると僕の選べる選択肢は、ただひとつだけ。

“前に進むこと”のみ。

僕に出来ることは前に進むことだけ。

後ろにも、横にも、道はない。

道は前にしかない。

 

ものごとの矢面に立ち、どんなことからも逃げ出さず全てを受け止める。

これは本当にしんどいことです。

何が起ころうと言い訳せず、人のせいにせず、そして自分の力の無さを嘆いたり弱音を吐いたりもしない。

現状を受け入れ、ただただ前へと進む。

 

これは簡単なことではないかもしれません。

でも、誰にでも出来ます。

僕にもあなたにも、他のみんなにも出来ることなんです。

決して難しいことなんかじゃない。

ただ、覚悟を決めるだけ。

 

全てを受け止める覚悟を決めてから、僕の人生は変わり始めました。

自分には乗り越えることが出来ないと思っていた問題が、実は乗り越えられるんだということが、理屈ではなく感覚レベルで理解出来るようになり始めました。

 

乗り越えられないと言って逃げ出したり、乗り越えられない言い訳をしたりするのではなく、乗り越えられることを前提に「どうすれば乗り越えられるか」ということを考えていくと、自ずと自分の取るべき行動が見えてきます。

自分の取るべき行動が見えたら、後はその行動をするだけ。

それが出来るとか出来ないとか失敗するんじゃないかとか関係なく、ただ自分のやるべき行動をするだけ。

すると、これまで変わることのなかった現実が、動き始めます。

 

答えは常に、自分の中にあります。

でも「上手くいかなかったらどうしよう…」「失敗して痛い思いをしたくない、恥ずかしい思いをしたくない」といった負の感情が邪魔をして、答えを見えなくしてしまいます。

用心することは確かに大切ですが、行動しなければ何も変わりません。

だからまずは、上手くいくことを前提に自分のやるべき行動は何かと考えてみて下さい。

 

自分の取るべき行動が見えたのに、もしそれでもリスクが怖くて踏み出せないのなら、そのリスクを出来る限り細かく分析してみて下さい。

リスクを感じるということはつまり、「怖い」と感じているわけですよね?

なぜ怖いのか?なぜリスクが高いと感じるのか?

それは向き合っている問題そのものがよく見えていないからです。

 

人間は、よく分からないものに対し恐怖を感じます。

よく分からないことをやろうとする時、その行動に対し「リスクが高い」と感じます。

 

例えば賭け事をする時、素人がいきなりやってしまうと当然リスクが高いですよね。

でもその賭け事に精通した人間が、勝てる方法を徹底的に調べ上げると、リスクはどんどん下がっていきます。

不安や恐怖の感情も、リスクと共にどんどん下がっていきます。

 

分からないから怖い。

分からないからリスクが高いと感じるのです。

 

もちろん恐怖心をゼロにすることは出来ません。

リスクもゼロにすることは出来ません。

でも自分が向き合っている問題をきちんと分析し理解を深めれば、恐怖心は薄まりリスクは下がっていきます。

リスクが低いと感じれば感じるほど、行動出来るようになります。

行動するためのハードルは、下がっていきます。

もしリスクが怖い、リスクを負いたくないと思うのであれば、徹底的に調べることです。

 

ちょっと話がそれてしまいましたが、僕の現実を変えるきっかけとなったもの、僕の人生を変える原動力となったもの、それは「全ての矢面に立つ覚悟」です。

もちろん僕は、裏方の仕事がダメだとか、前面に出るべきだとか言っているわけではありません。

裏方の仕事でこそ自分の能力を最大限発揮出来るという人も、当然います。

裏方の仕事というのは、全ての土台となる部分であり、いわゆる”縁の下の力持ち”となるべき大切な仕事です。

裏方がしっかりしていなければ、どんな仕事であっても必ず上手くいかなくなります。

 

ただ、どんな仕事をするにしても、どんな役割を担うとしても、あなたの人生の主人公はあなた自身。

いくら責任を負わないよう逃げ続けたとしても、自分の人生を背負うのは常に主人公であるあなた。

自分の人生の責任を負うのは自分自身であり、ここからは決して逃げることは出来ません。

 

とは言っても、命を懸けてまで責任を負う必要はありません。

例えば仕事で自分の首をかけてまで頑張っても、もし本当に首になってしまえば、自分だけでなく家族や自分の子供にも大きな迷惑をかけてしまうこととなります。

 

ただ、困難にぶつかった時、そこから逃げずに向き合ってほしい、そう思うんです。

逃げれば逃げるほど、自分に対するイメージは下がっていきます。

逃げるたびに、ダメな自分・弱い自分を自ら再確認することとなります。

すると、確実に自信を失っていきます。

自信を失えば、勇気も出なくなります。

勇気が無くなれば、出来ることと言えば後は逃げることだけ。

 

僕自身の経験から言います。

困難に対して逃げずに立ち向かった方が、絶対に人生は楽しくなります。

その方が、絶対に人生が充実します。

あくまで個人的な考えですが、僕はこれまでの経験から、そう確信しています。

 

もしあなたが自分の人生を充実したものにしたいのなら、僕の「矢面に立つ覚悟」という考え方、良かったら参考にしてみて下さい。

メッセージ

  1. 抹茶 より:

    仁さん

    はじめまして、抹茶と申します。
    突然コメントをお送りしてしまいすみません。

    私は、自分の考えやすることに自信が持てず、他人から非難されること・叱られることが嫌いで逃げてしまいます。
    アルバイトやサークル活動でも、苦手な人がいると無意識に壁を作ってとことん避けてしまいます。とある方からは「こだわりが強い人」と言われるような性格です。
    そんな自分が嫌いで、ずっと悩んでいました。

    ネットで「叱られることが怖い」といった類のワードを調べても、押しつけがましかったり根拠のなかったりする意見しか見つからず、自分の中でモヤモヤが消えることはありませんでした。
    そんな時このサイトを見つけ、いくつか記事を読ませて頂きました。
    実体験に基づいた非常に明白な意見の数々に共感を覚え、「私もこんな人になりたい」と思わせてくれました。
    心のモヤモヤが晴れたように感じます。
    このような記事を書いて下さり、本当にありがとうございます。

    今回の記事でも「矢面に立つ覚悟」を持つことによって、逃げ道をなくすことは自分自身のためにすごく良いことだと思いました。
    しかし反面、それは非常に難しいことにようにも感じます。
    私のような自己肯定感の低い人にとっては、矢面に立てるようになるにはまだまだ努力が足りないなと痛感します。

    まとまらない文面で申し訳ありません。上から目線となってしまいますが、これからもこのサイトを応援しております。

    抹茶

    • 仁(jin) jin より:

      抹茶さん、メッセージありがとうございます。
      そして返事が大変遅くなってしまい、すみません。

      「叱られることが怖い」
      その気持ち、よく分かります。
      抹茶さんのメッセージを読んでると、まるで僕自身のことのように感じてしまいました。

      それでメッセージを読んでて思ったんですが、抹茶さんはとても真面目な性格ではないですか?
      「○○しないといけない」
      「○○じゃないといけない」
      「○○出来ないとダメだ」
      そう考えることが多くありませんか?

      あくまで僕個人の考えですが、自信の無い人や自己肯定感の低い人というのは、真面目な性格の人がとても多いんです。
      出来ないといけない、出来なければ自分はダメな人間だ、そう考えてしまってるんです。
      抹茶さんの「こだわりが強い」というのも、その真面目さゆえに「こうじゃないといけない」と思い込んでしまってることが原因なのかもしれません。

      逆に自己肯定感の高い人というのは、楽観的な考えの人がとても多いです。
      楽観的といっても、もちろん「無責任」とか「行き当たりばったりな考え」ということではありません。
      例え上手くいかないことがあっても
      「大丈夫、俺なら最後は上手くいく」
      「俺なら最後は必ずいい結果が出せる」
      このように、上手くいってないにも関わらず心のどこかで自分を強く信じる気持ちを持っているものです。

      自己肯定感とは単に自分を肯定することではなく、自分を信じる気持ちの強さのことを指すのだと、僕は思います。
      無理に今の自分を肯定する必要はありません。
      今の自分がダメだと思うのであれば、そのダメな自分を認め受け入れてあげる。
      そしてダメな状況から脱しようとしている自分を信じてあげる。
      私なら必ずこの状況から脱することが出来る、私なら必ず変わることが出来る、そうやって自分の力を信じてあげることが大切なんだと、僕は思います。

      僕自身偉そうなことを書いてますが、まだまだ未熟です。
      今の自分に少しも満足していません。
      まだまだ成長したい、もっともっと進化したい、そう思っています。

      もし何か疑問や質問、または僕に聞いてみたいことなどありましたら、遠慮なくメッセージをください。
      返事が遅くなることもありますが、必ずメッセージは拝見させていただき、返事をさせていただきます。

      では。
      仁より

  2. 抹茶 より:

    仁さん

    ご返信ありがとうございます。
    仁さんからのコメントはとても嬉しいし、私にとって心の支えになってくれてます。

    「真面目すぎる」というのは、その通りです。私は自他ともに認める完璧主義者です。
    真面目な方が、自己肯定感が低い人や自信が持てない人に多いというのは新しい気づきでした。どうしてなんでしょうかね…?

    また、自己肯定とは自分のことを信じてあげることだというのも私にとって重要な発見でした。今までは、自分の弱い部分ばかりに目がいってしまいどうしても自分のことを認めることができません。今も「自分の良い部分・悪い部分全部ひっくるめて認めよう」と思うのですが、こころが拒否しているように思います。頭では理論や考え方を賛同、理解できるのですが、どうしても実践しようとするとこころが付いてこない感じです。
    こんな時は、そのようにしてこころから自分を受け入れてあげればよいのでしょうか?

    お返事は暇ができた時に下さると嬉しいです。いつまでも待っています!

    • 仁(jin) jin より:

      抹茶さん、こんばんは。
      返事が遅くなってしまってごめんなさい。

      自分を認め、自分自身を信じてあげるというのは、なかなか難しいことだと思います。
      多くの人が出来ていないことです。
      むしろ逃げずに自分の心と向き合うことの出来ている今の抹茶さんは、人として本当にすごいと思います。
      大抵の人は、自分の心と向き合うことすらしていないはずですから。

      それで前回のメッセージで「自信の無い人や自己肯定感の低い人というのは、真面目な性格の人がとても多い」と僕が言った理由を、説明しておきますね。
      もちろん全ての人がこれに当てはまるというわけではありません。
      僕個人の考えとして聞いて下さい。

      真面目な人というのは、
      「○○しないといけない」
      「○○じゃないといけない」
      「○○出来ないとダメだ」
      そうやって常に完璧を求めてしまう。
      つまり完璧主義者が多い。
      (実は僕もそうです)

      僕も含め、この真面目な完璧主義者たちにとって、どこまでやれば「完璧」だと言える状態になるのか?
      その「完璧だと思える基準」は、一体何で、そして一体どこからやってくるのか?

      人はものごとの「良い・悪い」を判断する時、必ず何かと「比較」します。
      それが優れているのか?それとも劣っているのか?
      その判断をするためには、何かと比較しなければなりません。
      例えば自分が良い仕事をしているのかどうかを判断するためには、一緒に働く仲間やライバルと比べてみなければ判断出来ません。

      ということは、自分が完璧かどうかを判断するためには、周りの人間と比べてみなければ分からない。
      周りの人間と比べてみて、自分が完璧に出来ているかどうかを判断している。
      つまり、完璧主義者が「自分は完璧に出来ているかどうか?」を判断する基準は、他人ということ。
      他人と自分を比べて、自分が良いか悪いかを決めているわけです。
      そして他人と比べて劣っている自分を見つけては、自分にダメ出しをして、自己嫌悪に陥ってしまっている。

      真面目な人であればあるほど、全てのことを完璧にこなそうとします。
      でも全てが完璧な人なんて、どんなに探してもこの世には一人もいません。
      でも真面目な性格のため、全てを完璧にこなそうとする。
      全てが完璧でなければならないと考える。
      その結果、自分のダメな部分をたくさん見つけ出してしまい、どんどん自己肯定感を下げていってしまうのです。
      だから真面目な人ほど自己肯定感が低くなる可能性が高くなってしまうのです。

      つまり「他人と自分を比較する心」が劣等感を生み出し、自己否定・自己嫌悪の心を生み出しているわけです。
      「他人と自分を比較する心」が、ありのままの自分を受け入れることを拒否させているのです。
      抹茶さんが自分自身のことを認めてあげることが出来ないのは、その根底に「他人と自分を比較する心」があるのではないですか?
      他人と自分を比較する心が強い劣等感を生み出し、その劣等感が、ありのままの自分を受け入れることを拒否させているのではないですか?

      ではどうすれば、劣等感を無くすことが出来るのか?
      そのためには、自分の中にある劣等感も受け入れてあげてください。
      自分の中にある劣等感を、認めてあげてください。

      劣等感というと、抹茶さんはどんなイメージを持っていますか?
      おそらく大抵の人は、劣等感というものに対しネガティブなイメージを持っていると思います。
      というのが劣等感というのは、自分の能力の低さを感じた時に湧き上がってくる感情だからです。

      でも実は劣等感というのは、決して悪いもの・ネガティブなものなんかじゃないんです。
      劣等感とは、いわば向上心を生み出す元となるもの。
      人として成長するために、無くてはならないものなんです。

      自分が完璧だと思い込んで劣等感の欠片も無ければ、その人間が成長・進歩することはありません。
      そういう意味では、僕はまさに劣等感まみれです。
      でも劣等感があるからこそ、もっともっと成長したいと願う。
      劣等感があるからこそ、さらに上を目指す。
      劣等感というのは人が成長するために無くてはならないものであり、誰の心にも必ずあるもの。
      人がより成長していくためには、劣等感が必要なのです。
      劣等感を失えば、その人間の成長はそこで止まってしまうのです。

      だから劣等感という感情は、むしろ歓迎すべきもの。
      劣等感は僕らの味方です。
      劣等感があるということは、それだけ「今より、もっともっと成長していきたい」と心が叫んでいるんです。
      それだけ向上心が強いという証拠なんです。
      もし抹茶さんの心に劣等感があるのなら、つまり抹茶さんの中に強い向上心があるということ。
      それを信じ、受け入れてあげてください。

      向上心が全く無い人というのは、劣等感を感じることはありません。
      人生を完全に諦めてしまえば、劣等感という概念すら無くなります。

      大丈夫、焦らず一歩一歩前へ進んでいきましょう。
      すぐに自分を受け入れられなくても、受け入れられる時が必ず来ます。
      必ずです。

      抹茶さん、
      自分を受け入れようと頑張る、そんな自分を信じてあげて下さい。
      頑張って前へ進もうとする、そんな自分の気持ちを信じてあげてください。

      実際僕も、まだまだ未熟な部分だらけです。
      でも頑張って成長しようとする自分を信じてここまでやって来ました。
      未熟ということは、それだけ成長する「伸び代(まだ成長する余地)」があるということ。
      僕と一緒に、一歩一歩前に進んでいきましょう。

      疑問や質問があれば、遠慮なくまたメッセージ下さいね。
      僕はいつでもここにいます。

      では。
      仁より

  3. 支配人 より:

    はじめまして、現在ホテルの支配人をしております。情けない事に、10歳上の社員と、あまり上手くいっておりません。彼は、以前、10年程、コンビニ経営をしており、なにかと、意見を言い、自分の意見を押し付けます。きちんと意見を言わないといけませんでしたが、適当な返事をしてましたが、最近、見下した態度になり、困ってます。彼は、バイトです。勤務表を作成しても、若い社員の希望(休)をとらせると、文句。自分は、社員の休みをとらせる為に、働いているわけじゃないと言ったりします。料理長に、文章で、~する事。と書いただけで、人を馬鹿にしていると、言われる始末、別に馬鹿には、してないと言っても、聞く耳もたず。キレるのを我慢しています。明日、会いますが、キレそうです。悩んでます。

    • 仁(jin) jin より:

      支配人さん、初めまして。
      仁と申します。
      返事が遅くなってすみません。

      年上の部下、しかもある程度の社会経験を積み、なにかと自己主張をし、相手の揚げ足をとってくるタイプ。
      最も扱いづらい部類の相手ですよね。
      文章を読ませていただいただけではありますが、支配人さんが苦労させられている様子が目に浮かぶようです。

      僕自身その相手を直接見たわけではないので、どういった対応がベストなのかをお答えするのはなかなか難しいんですが、僕なりの考えを話させてもらいますね。

      まず文章を読んで最初に感じたのは、”劣等感”です。
      支配人さんに噛みついてくるその相手から、強い劣等感や自信の無さを感じます。
      ちょっと例えが悪いかもしれませんが、「弱い犬ほどよく吠える」って言いますよね。
      自信が無く不安の強い人間ほど、他人に噛みついてくるものです。

      よく「大声で怒鳴ってくる人」や「攻撃的な口調で命令してくる人」なんかいますよね。
      ああいった人間は、「自分の意見が通らなかったらどうしよう」「自分の考えが否定されたらどうしよう」といった不安が人一倍強いがゆえに、強気な態度で押し通そうとしてしまうわけです。

      支配人さんに噛みついてくるその相手も、おそらく心の中では自分に自信が持てず、自分の存在そのものに価値を感じることが出来ていない。
      だから、自分が”蔑ろ(ないがしろ)”にされるのが怖い。
      自分を「必要の無い人間」「価値の無い人間」、そう扱われてしまうのが怖くてたまらない。

      だから自分のことを、もっと見てもらいたい。
      自分のことを、もっと相手してもらいたい。
      自分を”優秀な人間”として扱ってもらいたい。
      そんな心理が心の中にあるからこそ、支配人さんに噛みついてくるのではないでしょうか。
      支配人さんを見下し、支配人さんを自分より心理的に下に置くことにより、「自分はこんなに価値の高い人間なんだ」と認めさせ、安心を得ようとしている。
      相手の中にあるのは、強い不安の心。
      自信が無く不安が強いからこそ、支配人さんに必要以上に噛みついてくる。

      だからここで支配人さんが感情的になればなるほど、相手の思うつぼではないでしょうか。
      感情的になって対応すればするほど、その相手からしてみれば「自分を重要人物として扱ってもらえている」と感じ、相手の満足感に貢献するだけです。
      こういう相手は、感情的になって抑え込もうとすればするほど、それに比例するかのように反発してきます。
      支配人さんが、誰も逆らうことの出来ないほどの絶対的な力を持っていない限り、きりがありません。
      最後は足元をすくわれることになりかねません。

      とはいっても同じ職場にいる限り、これからも共に仕事をしていかなければなりません。
      この先どう対応していくか?が問題ですよね。

      実は僕にも似たような経験があります。
      年上なのに僕の部下、僕より社会経験が豊富なのに立場は僕が上、そういった状況を何度か経験してきました。

      僕自身もやはりそういった相手とは、最初は上手くいかないことはよくあります。
      これまで、僕の指示をすんなり聞いてくれなかったり、勝手な行動をされたりしたこともありました。
      年上で社会経験も上のため、上から目線でものを言ってこられることもありました。

      「どうすれば、相手と上手くやっていけるだろう?」
      そこでいつも僕は、まず相手を徹底的に観察するとこから始めます。
      相手の仕事ぶりだけでなく、相手の性格や周りとの人間関係、場合によっては私生活や家庭の経済状況まで、分かる範囲で把握していきます。

      すると、だんだんと「相手が困っていること」が見えてきます。
      相手が今、何に困っていて、どういった助けを求めているのか、そういったことが見え始めてきます。
      そして相手の困っていること・相手が助けてほしいこと、それが見つかると僕は、次のような行動をとります。

      《相手と仲が悪い、しかも自分にとって何らメリットが無いにも関わらず、一切の見返りを求めることなく相手を助ける》

      すると、自分に対する相手の見方がまるで変わります。
      上手くいくと、相手の態度が驚くほど変わります。

      以前、全くこちらの言うことを聞いてくれない年上の相手がいました。
      そこで僕は、自分の立場が悪くなるにもかかわらず、相手の困りごとに対し救いの手を差し伸べました。
      もちろん見返りやお礼の言葉など、一切求めません。
      するとそれ以来その相手は、どんな時も僕を助けてくれる心強い味方へと変わってくれました。
      まさに、僕に対する態度が180°変わりました。
      でもその後、本当に僕自身の立場が危うくなってしまったので、「ちょっとやりすぎたな…」と少し後悔してしまいましたが(汗)

      僕はこれまで自分の言うことを聞いてくれない相手に対しては、相手と敵対するのではなく、このやり方で相手を自分の味方に引きずり込んできました。
      もちろん僕のやり方が、100%どんな時でも、どんな相手にでも上手くいくとは言いません。
      相手や状況によっては臨機応変にアレンジする必要もあります。
      でももし支配人さんにとって、少しでも参考にしてもらえる部分があれば、嬉しく思います。

      また何かあれば、遠慮なくメッセージを下さい。
      返事が遅くなることもありますが、必ず拝見させていただきます。
      では、お互い頑張っていきましょう。

      仁より

  4. 支配人 より:

    仁さん、本当にありがとうございます。悩んで悩んで、こちらのサイトにたどり着けました。最近、疲れていて、こういった結果になりましたが、部下と会う前に、写経をしましたら、心の中に、許すと言う言葉が、浮かび、また、当日、会って、なぜか、お互い機嫌が良く、雑談もはじめて、一時間程し、今までの事が、嘘のような感じで、終わりました。相手も、何か機嫌の悪い事が、続いていた様子です。
    こちらのサイトをだいたい読ませて頂いた、お蔭です。本当にありがとうございます。
    こんな、自分ですが、お仲間に入れて頂ければ、こんな嬉しい事は、ありません。
    よろしいですか?

    • 仁(jin) jin より:

      支配人さん、仁です。

      部下の方との関係が上手くいくようになって、本当に良かったです。
      何だか僕のコメント、正直必要ありませんでしたね(苦笑)

      これまで上手くいかなかった関係が、自然と上手くいくようになった…
      それは支配人さんの心の状態が変わったからではないかと思います。
      これまでの支配人さんは、相手の顔を見るのも嫌…そしてその雰囲気が、何となく相手にも伝わっていたのかもしれません。

      でも写経によって心が落ち着き、相手を許し受け入れる態勢が心の中にできた。
      そしてその心の変化が、支配人さんの表情や態度、言葉や雰囲気などにも表れたから、相手もそれを敏感に感じ取り、支配人さんと心を開いて話し始めた。
      支配人さんの変化が相手を動かした、支配人さんの変化が相手の硬くなった心を解きほぐしたのだと、僕は思います。

      もしかすると、相手も支配人さんといがみ合うのが嫌だった、本当は仲良くしたかったのかもしれませんね。
      でも、年上であり社会経験も積んできたというプライドのために、自分から折れることが出来なかったのかもしれませんね。

      前回・今回と支配人さんからいただいたメッセージを拝見させていただき、僕の目には支配人さんが人間的に一回り大きく成長されたように見えます。
      僕も負けてられないですね。
      共に成長していきましょう!!

      それと、最初に僕にメッセージをくれた時から、すでにあなたは僕の仲間であり同志ですからね。
      仲間になる以前に、僕らはもうとっくに仲間になっていますからね。
      これからも、共に歩んでいきましょう!!

      仁より

      • 支配人 より:

        仁さん、本当にありがとうございます。自分のできる事を、精一杯やる事です。常に心を穏やかに。仁さんも、お体に気をつけて、頑張って下さい!!たまには、息抜きも!!ありがとうございました。

        • 仁(jin) jin より:

          僕もまだまだ、道半ばです。
          まだまだ学ぶべきことはたくさんありますし、まだまだ成長するつもりです(笑)

          これからも、共に前に進んでいきましょう!!

          仁より

  5. 戒音 より:

    はじめまして。

    何個か自分を変えたいと思ってこのサイトにたどり着いたので、もしヒントを頂けるのであればヒントを頂きたくてコメントさせていただきました。

    友人に改善点のアドバイスを頂いても、自分では「その気持ちに答えきれない」、「どう変わって良いのか分からない」でそのままずるずると逃げる事を選んでしまい、
    自分の言葉の影響力も考えずに発言してしまったり、相手の気持ちもちゃんと考えずに行動してしまったからこそ相手を傷付けてしまってまた自己嫌悪に陥って、「変わる努力をしない」と言われても「どう変えていいか分からない。」で「分からない」から前に進めないからつい言い訳で取り繕ってしまって間違った選択ばかりをしてしまって、結果として後悔してしまって自分が嫌いになって、他人が疑心暗鬼になって……逃げてしまって、自分と向き合うのが怖いです、

    自己診断をしても「変わりたい気持ちはあるのに変われない」と何度やっても出て、「分からない」があり過ぎて自分から目を背けてしまってるから、自分を知ろうとすればするほど怖いから無意識に誰かを傷付けて、余計に辛くなって……本当の自分がわからなくて1人になる時間を作るためにはSNS断ちを考えて結果として出来てなくて、余計に自分が分からなくて、
    どうしたいか分からないし、配慮も出来ない自分も嫌で……こんな自分勝手な自分が嫌で泣いて周りに迷惑かけて、ダメ人間過ぎてこのまま変われないんじゃないかって考えてしまいます。

    どうしたらこの考えを変えれますか?

    教えてください

    • 仁(jin) jin より:

      戒音さん、メッセージありがとうございます。
      そして返事が遅くなってしまい、すみません。

      メッセージを拝見させていただきましたが、精神的に辛く、気持ちもとても混乱されているのですね。
      自分を変えたいが、どうしたらいいのか分からない。
      思うように行動することが出来ず、自己嫌悪に陥ってしまっている。
      戒音さんの辛い気持ち、文章からすごく伝わってきます。

      このメッセージだけでは戒音さんの詳しい状況は分かりませんが、分かる範囲で僕なりの考えを話させてもらいますね。

      まず戒音さんは、「自分は変わることが出来ない」と思っていますよね?
      最初に言っておきますが、人は変わることが出来ます。
      いや、人間というのは常に変化し続けています。
      自分を取り巻く環境などから影響を受け、今も止まることなく変化し続けているのです。
      ただ、その変化が「自分の望むような形」ではないため、その結果「人は変わることが出来ない」と感じてしまう。
      「変われない」のではなく、「自分の思い描く理想の姿に、なかなかなることが出来ない」ということ。
      だから、まずは「自分は変わることが出来ない」というのは単なる自分の思い込みだということを理解してください。

      それで、戒音さんが本当に苦しんでいるのは文章からも伝わってくるのですが、あえて質問します。
      「今の戒音さんは、変わる必要があるのですか?」

      人が変わるためには、2つの条件が揃わないと変わることは出来ません。
      まず1つ目は、「自分を変えたいという強い気持ち」。
      これに関しては、戒音さんは十分持ってらっしゃるのではないかと思います。

      そして2つ目は、「自分が変わらざるを得ない環境や状況」。
      自分が変わらなければ本当に困ってしまうことになる、もう自分が変わるしか道はない、そんな追い詰められた状況です。

      自分を大きく変えることの出来た人間というのは、僕の見る限りこの2つの条件が揃っています。
      自分を変えたいという気持ちがあっても、今のままで困らないのであれば変わることは難しい。
      また、変わらなければ困るような状況でも、本人に「変わりたい」という考えが全くなければ、同じく難しい。
      この2つの条件がピッタリ揃った時、人は変わることが出来ます。

      戒音さんは、今の自分を変える必要がありますか?
      今の自分を変えなければ、本当に困ったことになってしまいますか?
      でも文章を見る限り戒音さんは今、困った状況に陥ってしまってるんですよね。
      それでも、なかなか変わることが出来ない。

      では、再びお聞きします。
      「戒音さんが今のまま変わらないでいると困ってしまうことは、具体的になんですか?」
      今のままでいると困ってしまうこと、出来るだけ具体的に挙げてみて下さい。

      メッセージの中で「分からない」というフレーズが度々出てきていますが、「分からない」というのは自分の抱えている問題点や自分の向き合うべき課題がしっかり具体化されていないからではないですか?
      自分の抱える問題がしっかり具体化されなければ、答えが見つかることはありません。
      心を落ち着けて、ものごとを感情でとらえず、今起こっていることを単なる事実としてとらえ、心を整えながら考えてみて下さい。
      自分の抱えている問題、自分が向き合うべき課題、それらがより具体的に、よりシンプルになればなるほど、答えは見えてくるものです。
      心を落ち着けて、自分に問いかけてみて下さい。

      自分を変えるための方法については、これまで当ブログの中でもいろいろ話してきましたが、良かったら次の3つの記事を読んでみて下さい。
      正直戒音さんからいただいたメッセージだけでは、戒音さんが置かれている状況などを詳しく把握するのは難しいですし、このメッセージ欄だけで全てをお答えするのも難しいかもしれません。
      良かったら、以下の3つの記事を参考にしていただければと思います。
      ・【人の性格や考え方は変わらない!? 大丈夫、あなたを変える方法があります】
      ・【えっ!?性格って変えられるものだったんだ!!自分の性格を理想のものへと変えた僕の性格改善法。】
      ・【性格を変えるための2つの必要不可欠な要素。僕の人生を変えた秘密を公開します。】

      僕のメッセージを読まれて、質問や何かしらの思いがあれば、遠慮なくまたメッセージを下さい。
      返事が遅くなるかもしれませんが、必ず拝見させていただき、僕なりの考えや返事を書かせていただきます。

      大丈夫、人は変わることが出来ます。
      僕なんか、元々自分と向き合うという概念すら持っていなかった人間です。
      何かあれば人の背中に隠れ、問題と向き合おうともしない、誰かが何とかしてくれるまでジっとして身動きすらしない、そんなどうしようもない人間でした。

      でも、そんな僕でも変わることが出来た。
      そんな僕でも強くなることが出来た。
      人は、変わることが出来ます。
      どうすれば問題を乗り越えられるか、良かったら僕と一緒に考えていきましょう。

      では。
      仁より

      • 戒音 より:

        仁さん 返信ありがとうございます。

        そうです、自分の理想に近付けないからこそ……何故か人を巻き込んでしまって、思い込みが強いのもあってか自分に自信が持てなくて……

        「どうしたい?」って言うのが分からなくなってるんで自分に何でそうなったか問いかけるとやっぱり……相次ぐ異動による環境の変化を受け入れられなかったと言うのが分かり、周りにどう思われるとかじゃなく

        「こんなに苦しいのに何で分かってくれないの」って周りに八つ当たりしてしまって自己嫌悪になって、
        今のままで居ると友人に
        「一緒に居たら不快にさせる人」としか取られない全自動ネガティヴ製造装置みたいな感じになって話しかけにくい感じになってしまうから、自分のどこに自信が無さ過ぎるのかって言うのをまず理解してからじゃなければ…
        友人ともまともに話が出来ないかもしれないです。
        自己肯定感が低すぎるが故に他人と比べてしまい、それを自覚してるのに直そうともしてこなかったからこそ今に至るんです。

        それでSNSでのフォロワーに対して疑心暗鬼になって「嫌い」なんて呟いてしまって余計に嫌になってしまって……の繰り返しなんで、そこを何とかしたいなって感じております。

        • 仁(jin) jin より:

          戒音さん、こんにちは。
          メッセージ、読ませていただきました。

          戒音さんからのメッセージを読ませていただいて、僕が感じたことを話しますね。
          まず、今の戒音さんにとって必要なのは「自己肯定」ではなく、「自己受容」ではないでしょうか。

          「自分の気持ちを分かってもらいたい」
          「自分のことを理解してもらいたい」
          この気持ちは、誰の心にもあるもの。
          僕も、他人から理解されたいという気持ちを持っています。

          でも戒音さんの場合は、その気持ちが人一倍強いのかもしれない。
          強すぎるがゆえに、その反動で理解してくれない周りに対して怒りに似た感情が生まれてしまう。

          僕は戒音さんのことを詳しく知っているわけではないので、あくまで僕個人の想像として聞いて下さい。

          人は誰しも「承認欲求」というものを持っています。
          自分のことを認めてほしい、受け入れてほしい、そういった感情を持っています。
          特に自分に自信が持てないと、自分で自分を認めてあげられない分、他人に認めてもらうことによってその穴埋めをしようとしてしまいます。

          分かりやすく言うと、例えばナルシストっていますよね?
          ナルシストというのは自分のことが大好きです。
          自分は完璧な存在であり、非の打ちどころが無いと思っている。
          つまり自分で自分のことを100%認め、自分の全てを受け入れている。
          だから、別にわざわざ他人から認めてもらう必要などないわけです。

          でもこれが、例えば自分で自分のことを30%ぐらいしか認めてあげれてないと、残りの70%を他人に認めてもらうことによって穴埋めをしようとしてしまう。
          つまり自分に自信が無い・自分を認めてあげられなければ、それだけ他人からの承認が必要となり、他人に依存してしまうことになるのです。

          そして他人への依存心が強いと、それだけ周りの人間の言葉や態度に影響を受けてしまう。
          他人に認めてもらえなければ、自分の存在そのものが信じられなくなる。
          だから他人からちょっとした否定的な言葉をぶつけられただけで、心が砕けてしまうことになる。
          「相次ぐ異動による環境の変化を受け入れられなかった」というのも、周りへの依存度が強すぎて、周りの急激な変化に心が揺さぶられて付いていけなかったのではないでしょうか。

          人は誰しも「承認欲求」というものを持っています。
          そして「承認欲求」には「自己承認(自分で自分を認めてあげる)」と「他者承認(他人に自分を認めてもらう)」の2つがあります。
          この「自己承認」と「他者承認」のうち、「自己承認」の割合を増やしていかなければならない。
          自己承認の割合を増やしていかなければ、どんな環境に置かれても結局周りに揺さぶられることとなり、苦しい状況から抜け出すことは出来ない。

          では自分で自分を認めてあげるには、どうしたらいいか?
          そのためには、自分で自分を無理に肯定しようとするのではなく、まずは今の自分の現状を受け入れるのです。

          おそらく今の戒音さんは、「自分のこんなとこがダメだ」といった思いをたくさん抱えているんじゃないかと思います。
          自分の嫌な部分、否定したい部分がたくさんあるんじゃないでしょうか?
          そういった部分を、無理に肯定しようとする必要はありません。
          無理に肯定すれば、向き合うべき問題が見えなくなります。
          必ずしも自己肯定が良いというわけではありません。
          無理にプラス思考を持ち込むのではなく、感情的にならず冷静に今の自分の状態を見つめ、そして認め、受け入れるのです。

          僕自身、自分がダメだと思う部分はたくさんあります。
          他人から否定的な言葉をぶつけられることもあります。
          自分自身、未熟だと感じる部分も山ほどあります。
          でも僕は人と話をする時、よく「俺はこんな部分が未熟なんだよね~」とか「ここの性格を直さないといけないんだよね~」とか、自分の未熟な部分を自分で勝手に分析し、人前でも平気で自分の未熟な部分をバラします。
          それによって、「俺はダメな人間だ」みたいに自己評価が下がることもありません。

          なぜそんなことが出来るのか?
          それは、僕が現状の自分をほぼ100%受け入れているからです。
          僕のこんなとこがダメ、こんなとこが未熟、でもそんな自分のダメな部分も含めて、「これが今の僕なんだ」と受け入れている。
          良い部分・悪い部分、全て含めて「これが自分だ」と認めているんです。

          僕は劣等感の強い人間です。
          一般的に「劣等感」というと悪い意味で使われることが多いですが、劣等感があるからこそ人は成長するのです。
          もし、自信満々で自分には何一つかけているものなど無いと思っている人間がいるとすれば、その人間はこの先成長することはありません。
          自分が優れていると思っていれば、それ以上努力する必要がありませんので、その人間が進歩することも無い。
          劣等感があるからこそ、人は成長しようと努力する。
          人が成長するためには劣等感というのはとても大事な要素であり、むしろ歓迎すべきものなのです。

          僕は「自分はまだまだ未熟だ」と思っています。
          今の僕がこれから成長していくためにはどうすればいいか?
          それは「自分の未熟な部分をしっかり把握し、それを受け入れること」です。
          自分のダメな部分をきちんと認識し受け入れなければ、それを改善することも出来ません。
          自分のダメな部分を否定し、目をそらしたままでは、いつまでたっても前に進むことは出来ません。

          自分の未熟な部分をしっかり見つめ、現状の自分を否定せず受け入れる。
          「これが今の自分なんだ」と否定も肯定もせず、感情的にならず冷静にそのまま認め受け入れる。
          そうやって現状の自分を受け入れた上で、「では、どうすればいいか?」を考えてみて下さい。
          「今の自分には、具体的にこういった未熟な部分がある。それを踏まえた上で、これから自分はどうすれば成長していけるだろう?具体的に、どのような行動・どのような考え方をしていけばいいだろう?」と、落ち着いて静かに考えてみて下さい。
          自分の理想とする姿・状態を思い描き、それに近づくためには自分はこれからどんな行動・考え方をしていけばいいのか、実現可能なレベルにまで落とし込み、細分化し、実行していってみて下さい。

          ということで、僕の想像の範囲で話をさせてもらいましたが、具体的な状況が分からないのでちょっと抽象的な内容になってしまいました。
          もし、分からないことや質問などあれば、またメッセージを下さい。

          それと、あと1つ。
          戒音さんはこれまでずいぶん人間関係で苦しんでこられたと思います。
          僕も幼い頃から人間関係には本当に苦労してきたので、戒音さんとは違うかもしれませんがその苦しみは分かります。
          頑張っても頑張っても上手くいかない、悩んでも悩んでも答えが出ない、いつまでたっても解決出来ない…
          これまで本当に苦しかったんじゃないですか?
          辛かったんじゃないですか?

          これまで自分の思うような結果を出すことが出来なかった。
          でも、たとえ結果が出ていなくても、これまでの自分の思いは認めてあげてください。
          これまで自分が頑張ってきたこと、辛かったこと、苦しかったこと、悲しかったこと、絶望したこと…その思いは否定せず受け止めてあげてください。
          これまで本当に辛かった、でもどんなに辛くても、これまで頑張って生きてきた。
          人生を投げ出そうとしたこともあったかもしれない、でも、それでもこうして自分を見捨てず、諦めずに生きてきた。
          そんな自分のことを、認めてあげてください。
          これまでの自分の辛かった気持ちを、分かってあげてください。
          「今まで本当に辛かった、でも俺はここまで本当によく頑張って生きてきた。これまで周りに理解してもらえなくて、本当に辛かった。でも、それでも俺はよく頑張って生きてきた。」
          そうやって自分のことを、褒めてあげてください。

          これまで戒音さんは、自分を否定し、自分とケンカばかりしてきたのではないですか?
          これからは自分を否定するのではなく、自分を応援してあげてください。
          自分を攻撃し自分と敵対するのではなく、味方となり自分を支えてあげてください。
          自分と和解し、これからの人生を自分と共に歩んでいくのです。
          戒音さん自身が、戒音さんの一番の味方になってあげるのです。

          ということで、僕からのメッセージは以上です。
          何かあれば、またメッセージを下さいね。

          では。
          仁より