常に安定して結果を出し続ける人っていますよね。
途中失敗や上手くいかないことがあっても、けっきょく最後は結果を出してしまう。
まるで常に運を味方に付けているような人。
こういう人って何で結果を出し続けることができるんでしょうか?
実はこういう人たちというのは、ある共通した考え方を持っているんです。
そしてそれは、誰にでも今すぐ真似できるものなんです。
結果を出す人の特徴
あなたの身近に、いつも安定して結果を出し続ける人はいませんか?
もしいなければ、テレビなどのメディアなんかでもいいです。
その人のことをよーく思い出してみてください。
その人の表情や目、声、態度、そういったものを思い出してみてください。
…
どーです?
その人の表情、目、声、態度…自信に充ち溢れてないですか?
中にはもしかしたら謙虚な人もいると思います。
でもそういう人も、言葉や態度は謙虚でもその目や声などから出る自信までは隠すことはできません。
例えば、目から意思の強さが伝わってきたり、声の調子に力強さを感じたり。
安定して結果を出し続ける人というのは、自分自身の考えや行動、そして自分の存在そのものを信じ肯定している、つまり自信を持っているのです。
そして何事に対しても、必要以上に恐れることがない。
恐れという”心のブロック”が無いからこそ他の人より行動力がある、行動力があるからこそ失敗することはあっても最終的には成功に結び付いていくのです。
安定して結果を出し続ける人というのは、例外なく自信を持っている、つまり自己肯定感が高いのです。
結果を出す人の思考回路
昔僕がいた会社の話なんですが、販売成績はいつもトップ、そしてお客さんからの評価も常に高いというすごい人がいました。
当時の僕は、勝手にこの人を自分の師匠と決め、常に行動を共にするようにしていました。
僕はこの人を観察し続けて、気づいた点が2つほどあります。
そしてその2点とは、どちらも僕には無いものでした。
まず1つ目は、
「失敗に対する恐怖心が極端に少ないこと」です。
この人には、基本的に「失敗したらどうしよう」という考え自体が全く無いんじゃないかと思ってしまうほど、恐怖心の無い人でした。
頭の中は常に「どうやったら成功する?どうやったら上手くいく?」ばかりで、失敗した時のことなんかが入る隙が無いくらいでした。
また、以前この人の担当の仕事で僕が大きなミスをして足を引っ張ってしまったことがあるのですが、てっきり怒られると思ってビクビクしながら報告すると、その報告を耳に入れたその瞬間即座に頭の中で状況分析が始まり、瞬時にミスをリカバリーするための指示が的確に飛んできました。
普通怒るとか慌てるとか動揺するとか、そういった反応をするはずなんですが、この人の頭の中には目の前の問題に対して常に「どうやったら上手くいくか?」しかありませんでした。
失敗に対する恐怖心が極端に少ないからこそ、こういう思考回路になり、そしてこういう思考回路だからこそ成功する確率もずば抜けて上がっていくのです。
そして2つ目は、
「常に自信満々」なことです。
もうホントにびっくりするぐらい自信満々なんです。
確かにすごい人だと思います。
でも仕事だけでなく、プライベートも含めて全て自信満々なんです。
でもこういう人なので、他の人とは違う、性格や趣味や考え方などちょっとおかしいというか、変人的な部分もありました。
やっぱり完璧な人間はいませんからね。
でもそういった「自分の変な部分」について、自分でもわかっていたようです。
そしてこの人の本当にすごいところは、そういった部分を恥じるのではなく、むしろみんなに積極的に自慢しているのです。
つまり自分の良い部分、悪い部分、変な部分、それら全てを自分の優れた部分・長所だと捉えていたのです。
「自分には何一つ欠けた部分はない、だから何をやっても必ず上手くいく。例え途中で失敗しても、けっきょく最後は必ず成功するんだから。」
そう信じて、どんな困難があろうとどんどん突き進んでいくんです。
みんなが尻込みして怖気付くようなことでも、平然と進んで行くんです。
だからけっきょくは本当に成功する、結果を出してしまうんです。
自信満々になるために必要なものとは
まとめると結果を出す人は、
「失敗に対する恐怖心が極端に少ない」
「自信に充ち溢れている」
ということになります。
ではなぜ失敗に対する恐怖心が少なく、自信満々でいられるのか。
さきほど出ていた人が、なぜ失敗を恐れず自信を持って突き進んでいけるのか。
そのポイントは「自己肯定感」です。
安定して結果を出せる人というのは、自己肯定感が高いのです。
自己肯定感とは、簡単に言うと今の自分そのままを肯定してあげること。
自分を信じ、決して自分を否定しないこと。
自己肯定感が高い=自分を信じきることができるからこそ、何事に対しても無駄に恐れることもなく、思ったことを自信を持って行動に移せるのです。
(自己肯定については【もう人間関係なんて怖くない! これさえできれば感情はコントロールできる!!】をご参考にしてください。)
自己肯定感を高める方法については、すぐ上のリンク記事を参考にしてもらえばいいのですが、今回は自己肯定感を高めるためのちょっとしたコツをお教えします。
ちょっとしたコツといっても、とても大切なことですので、もしあなたが自分を振り返って「俺(私)には自己否定の心がある」と少しでも思うのであれば、ぜひ実践してみてください。
こうやって自己肯定感を高めていこう
自己肯定感を高めるためのコツ…
それは「自分に対して○(マル)を付けてあげること」です。
成功とか失敗とか関係なく、とにかく自分の考えや自分のやった行動に対して「○」を付けてあげる、まずは全て肯定してあげるんです。
昔の僕は、自己否定の塊のような人間でした。
自分の考えや発言、行動、性格、能力…自分の全てに対していつも×(バツ)ばかり付けていました。
まさに毎日が、自分に対するダメ出しのオンパレードです。
そしてダメ出しはプライベートだけでなく、仕事に対しても常にそうでした。
こんなこともわからない…
こんなこともできない…
いつまでたっても結果の一つも出すことができない…
何で俺はこんなダメ人間なんだ…
こうやって自分に対してダメ出しばかりし、自分の全てを否定していたのです。
でも本当に僕が全くのダメ人間だったのかといえば、そうではないんです。
確かに僕は子供の頃から要領の悪い人間でした。
でも僕自身、会社に入ってから多少なりとも自分なりに努力してきました。
目に見えるような大きな結果は出せていませんが、進歩した部分はあるのです。
仕事に対する理解の深さ、業務に関する知識、段取り、お客さんへの対応、その他諸々…入社したばかりの時に比べると、確実に成長してるんですよね。
でも当時の僕は、自分の成長した部分には目を向けず、自分のダメな部分ばかりを一生懸命探し出しては×(バツ)を付け、自分を否定し続けていたのです。
そして自分は×だらけのダメ人間だと思うから、どんどん自信を無くしていき、その結果全てが上手くいかなくなっていき、さらに自信を無くす。
この繰り返しでした。
自分の考えや行動などに対し疑いの目を向け、自分を否定したり自分を批判し続けていると、自己肯定感はどんどん下がっていきます。
自己肯定感が下がり続けていくと、最後は自分の存在すら否定し始めてしまうのです。
「俺なんて居ない方がみんなのためになる」
「俺は消えてしまった方がいいんじゃないか?」
昔の僕が、そうでした。
だから、まずは自分の行動を否定せず、全てに○を付けてあげてください。
もちろん悪いことをして、それを正当化しようとか言ってる訳じゃないんですよ。
あなたのどんな行動であれ、そこにはあなたなりの考えや思いがあるはず。
結果的にあなたの行動によって他人に迷惑がかかったり、他人を傷つけてしまったのであれば、反省をして二度と同じ過ちを繰り返さないようにすればいい。
でもあなたの考えや思いまでをバッサリと否定することはしなくていいんです。
仮にあなたの考えを他人から否定されたり批判されても関係ありません。
あなたの思いに対しあなた自身がOKを出し、あなたの思いをあなた自身でしっかり受け止めてあげるんです。
「OK、お前の気持ちはわかった。お前の思いは俺が確かに受け止めたよ。」
他人に受け止めてもらうんじゃなく、あなた自身で受け止めてあげるんです。
それができたら、今度は自分を褒めてあげるようにしてください。
どんなことでもいいんです。
ちょっとしたことでも、その都度自分を褒めてあげてください。
例えば僕なんか普段仕事してる時、いつもの仕事をいつもの通りしてるだけなのに
「この仕事を当たり前のようにサラっとこなせるなんて…さすが俺!!」
みたいに自分を褒めます。
できて当然の仕事であっても、普通に当たり前のようにできてる自分に対し「さすが俺」と自分を褒めるんです。
僕は毎日、何度も「さすが俺」と心の中で呟いています。
なぜ自分を褒めろと言うのかと言うと、実は毎日自分を褒め続けていると、不思議とだんだん自分を好きになり始めてくるんです。
「自分を好きになる」とは、言い方を変えると「自分を肯定すること」。
自分を好きになればなるほど、自分の中から自信が生まれてきます。
とにかくどんなことでもいいんです。
しょーもないことでも何でもいいんです。
毎日自分を褒めまくってください。
僕が昔いた会社のすごい人、この人も実は新人時代、全く結果が出せずにずいぶん苦しんだそうです。
周りからも、全く認めてもらえてなかったそうです。
最初からいきなりトップになった訳じゃないんです。
この人も、毎日の仕事の中で自分が成長した部分を見つけては一つずつ○を付けていき、自分を褒め続けました。
それが自信となり、その小さな自信を積み重ねることによって「常に安定した結果を出し続ける」という現実を手に入れることができたのです。
安定して結果を出し続けるために必要なもの、それは自己肯定感を高めることです。
周りから認めてもらう必要などありません。
逆に周りから認めてもらえてても、自分で自分を認めてあげれてなければ自己肯定感は上がることはありません。
自分で自分を認めてあげるんです。
自分に○を付け、常に自分を褒めてあげましょう。
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