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子育て㉖:問題行動を繰り返す子供になぜ罰やお仕置きをしてはならないのか?

仁の子育て論

子供が反抗して言うことを聞かない
暴言を吐く
親が困るようなことや人に迷惑がかかる行為ばかりを繰り返す
イジメ、万引き…

 

子供が問題行動を起こし、頭を悩ませているお父さん・お母さん、おられると思います。自分の子が問題行動ばかりを繰り返して手を焼いている、そんな時どんな対応をしていますか?

口で注意すれば反省し素直に言うことを聞いてくれる…とはなかなかならないですよね。注意しても態度を改めない、状況が改善されない、そんな時に子供に罰を与えることもあるかと思います。

 

タイトルにもある通り、問題行動を繰り返す子供に罰を与えることには僕は賛成しません。ただ、罰を与えることが必ずしも良くないと言っているわけではありませんよ。
では僕がなぜ罰を与えることに賛成しないかというと、罰を与えても問題は決して解決しないからです。

今回は、問題行動を繰り返す子供に対してどう接していけばいいのか、僕なりの考えを話していこうと思います。

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問題行動を起こす子供に必要なものは…

人というのは基本的に、自分が満たされていると感じている時には問題行動を起こすことはありません。何かしらの不満や不安を抱えている時に、問題行動を起こすものです。

もちろん子供であれば、まだ社会的なルールや常識を知らないがために、周りに迷惑をかけてしまうような問題を起こすことはあります。でもそういう場合であれば、身近な大人たちが教えてあげれば済みますし、いけないことだと子供自身が理解すればすぐ改善されます。

でも子供が問題行動を何度も繰り返す、注意しても何度もやってしまう時というのは、その子は心に何かしらの不満、特に強い不安を抱えています。

子供が問題行動を繰り返す時、親としてはそれをやめさせるために子供に罰を与えたりします。子供が精神的に苦痛を感じること…ルールや決まり事ではなく、子供がより精神的に苦痛を感じる罰を与えることによって力ずくで子供に反省させ、二度と問題行動をさせないようにしようとします。

でも先ほども言ったとおり、問題行動を何度も繰り返すのは、その子が心に何か強い不安や不満を抱えているからなんです。

つまり問題行動というのは、子供からのサインなんです。
まさに子供が、SOSのサインを発しているんです。
僕ら大人は、それに気づいてあげないといけないんです。

問題行動を繰り返す子供に必要なのは、罰ではなく理解されることなのです。これは子供に限らず、大人も同じなんじゃないでしょうか。

 

罰とは、相手の行動や考えに対する拒絶であったり、相手のことを否定することでもあります。

時と場合によっては罰を与えることも必要な時があるかもしれません。でも子供を反省させるために罰を与えたつもりでも、なかなか反省につながってはくれないんです。

では、罰を与えられ精神的苦痛を強いられた子供が一体何を感じるか?
それは反省ではなく恐怖心や、理解されないことに対する悲しみや絶望の心。場合によっては子供の中に怒りの心を生み出したり、心に深い傷を負わせてしまうこともあります。

単に罰を与えるだけでは、子供はまっすぐ育ってはくれません。子供が問題行動を繰り返す時、それに対し単に罰を与えるのではなく、なぜそのような問題行動を繰り返すのかを考えてあげないと、問題が解決することはありません。
いや、解決するどころか、むしろ悪化していくことになります。

 

例えば静かにすべき時や静かにすべき場所に来ると、わざと大声を出して親や周りの人間に迷惑をかけてしまう子供も、
「自分に気づいて欲しい、もっと自分のことを見て欲しい、自分のことを認めて愛情を注いで欲しい」
そんな寂しい心を抱えていたりします。

親や周りから相手をしてもらえず、自分で自分に価値を見いだせなくなりかけている…自分の心を守ろうと必死なんです。夜になると大きな音を立ててバイクを走らせる暴走族など、まさにそうですよね。

またすぐにキレてしまうような子も、心に強い不安を抱え、それを自分で抑えることが出来ない、自分で解決することが出来なくなってしまってる。人の物を盗んだり、人を叩いたりイジメたりするのも、全て何らかのサイン。
子供が繰り返す問題行動は基本的に全て、子供からのSOSのサインなんです。

その行動が良くないことだと教えることももちろん大切です。でもその前に、子供がなぜそのような行為や行動をするのかを、僕ら親は考えてあげないといけません。その行動から発せられているサインに気づき、そのサインが何を意味しているのかを読み解いてあげなければならないんです。

 

それを、子供が発しているSOSのサインを無視し、力ずくで罰を与え続けるとどうなるか?

自分のSOSのサインに気づいてもらおうと、さらに問題行動が激しくなるかもしれません。
逆に気づいてもらうのを諦め、心を閉ざしてしまうかもしれません。
または親の目の届かないような場所で、問題行動を起こし始めるかもしれません。
中には大人になってから、対人関係やコミュニケーションに問題が出てくることもあります。

はっきり言って、子供に罰を与えるのは簡単なことです。自分より立場や力の弱い相手に対し、力ずくで言うことを聞かせることほど楽なことはありません。

でもそれはもう教育とは呼べませんよね。
子供の心も、まっすぐ伸びていくことはありませんよね。

 

問題行動を繰り返す子供に必要なのは、罰を与えられることではなく理解されること。
子供の心を理解し、心に抱えている不安を取り除いてあげれば、問題行動もきっと自然と無くなっていくはずです。

 

【仁の子育て論 一覧】

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