イクメンなんてどうでもいい。お母さんの育児ストレスを減らす一番の方法はこれ。

人間関係を変える方法

最近は育児に積極的に参加する父親が増えてきましたね。

また会社でも男性に育児休暇を取らせようという動きが、社会全体で起こり始めています。

 

でも実際子育てに関しては、まだまだ母親に大きな負担がかかっているというのが現状ではないでしょうか。

育児ストレスを抱えるのも、男性に比べて圧倒的に女性が多いと思います。

 

女性のこの育児ストレス、あなたならどうすれば軽減できると思います?

男性がもっと育児に関して負担するようにしたら、女性の育児ストレスはそれだけ減っていく…

普通ならそう考えると思います。

しかし実は、単純に男性の負担量が増えればそれに比例して女性の育児ストレスが軽減される…とはならないんです。

 

今回は育児ストレスに関して、表面上の話ではなく根本の原因についてお話しようと思います。

子育てに苦労しているお母さん、そして特に子供のいるお父さんはぜひぜひ聞いていただければと思います。

 

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 これこそが育児ストレスの根本原因!?

(注:この記事で取り上げている育児に関する事柄や育児環境等は、あくまで一般論であり、もちろん全ての家庭に当てはまるものではありません。ご了承の上お読みください。)

 

子育てというのは、いつの時代にも母親に大きな負担がかかってしまうものです。

もちろん男性も外で一生懸命仕事をしたり、仕事が休みの日には子供と遊んだりと、家庭や家族に対して貢献していると思います。

でも子供と主に長い時間接しているのは、やはり母親。

子供は正直、親の思うようには動いてくれません。

口で言ってもなかなか理解してくれるものでもありません。

そんな子供と長い時間一緒にいると、たくさんの不安や大きなストレスを抱えることもあります。

 

昔であれば、子供というのは親族・地域などみんなで育てるもの、という感覚がありました。

子育てに対する迷いや不安があっても、周りに子育てのベテランや世話焼きの人たちが大勢いるため、その手の不安は今の時代より正直少なかったように思います。

 

しかし現代は核家族化が進み、地域とのつながりもずいぶん薄くなりましたよね。

だから周りに相談や助けを求める相手がおらず、お母さんが子供と自分一人で向き合わねばならないという状況がすごく増えてしまいました。

親にとって子供は大切な宝物、しかしこのような状況ではどうしても不安やストレスがたまってしまうのは避けられません。

 

 

ところでここ最近は、「イクメン」という言葉がすっかり定着しましたよね。

いわゆる積極的に育児に参加するお父さんのことですね。

共働きが当たり前になった現代、お父さんの育児参加というのは必然的な時代の流れでしょう。

 

ここでちょっと質問です。

夫の育児参加に関することですが、

 育児を手伝わない夫……妻のストレス増↑

 育児を手伝う夫…………妻のストレス減↓

これは当然と言えますね。

 

では

「育児を手伝う夫の妻」と

「育児は手伝わないが妻としっかりコミュニケーションの取れている夫の妻」、

この二人の妻のストレスはどちらが多いでしょうか?

 

 

……

答えは「ほぼ変わらない」そうです。

この結果には、僕自身も少し驚いてしまいました。

 

単純に妻の育児ストレスは夫の育児参加によってほぼ解消される、と思われがちですが、育児ストレスの根本原因はそこじゃないんです。

根っこの部分はそこじゃなかったんです。

「育児を手伝う夫」も「育児は手伝わないが妻としっかりコミュニケーションを取る夫」も、両者に共通して言えることがあります。

それは「妻に対する理解がある」ということです。

 

育児を積極的に手伝う夫というのは育児が大変なことを理解している、そして妻だけにその大変な育児を任せず自分も手伝ってるわけですよね。

そして育児は手伝わないが妻としっかりコミュニケーションを取る夫も、育児は手伝わないが妻としっかりコミュニケーションを取る、つまりコミュニケーションを取ることによって妻のいろいろな思いをしっかり受け止めることができている、妻のことを理解することができてるんですよね。

両者とも子育てにおける妻の思いや大変さを理解している、そして妻も自分の大変さを夫が理解してくれていることを感じている。

だから両者とも、妻の育児ストレスが同じように低いわけです。

つまり母親の育児ストレスの大きな原因として、「周囲(特に夫)からの理解が無い」ということがあるんです。

 

 

 

 育児ストレスのたまったお母さんが一番欲しいもの

では母親(妻)の育児ストレスを軽減するにはどうすればいいか。

その鍵は、先ほども出てきた「コミュニケーション」です。

 

夫が育児に参加すると妻の育児ストレスが軽減されますが、中にはそうならないケースもあります。

例えば妻から言われてイヤイヤやらされ、その不満が言葉や態度に出ていたり。

または育児が得意な夫がいろいろやってくれるが、夫自身が得意であるため妻のやり方にダメ出しばかりをしたり。

これじゃいくら協力してくれても、違うストレスが出てきてしまいますよね。

これでは育児ストレスは一向に減ることはありません。

 

育児ストレスのたまった母親が一番欲しいもの。

それは「自分の大変さを理解してくれた上での助け(協力)」が欲しいんです。

まず自分の大変な状況を理解してくれる身近な人間が必要なんです。

そして、母親の大変さを理解し、それを示してあげられるのは「コミュニケーション」しかないんです。

 

ここでいうコミュニケーションとは、単に言葉や会話だけのことを言ってるのではありません。

コミュニケーションとは、相手と心を通わせ合うこと。

つまりコミュニケーションとは、相手と心を通わせ合う方法のことを指すのです。

だから会話だけでなく、例えば相手の大変な状況を察して、相手が何も言わなくても気を利かせて動いてあげるとか、そういった空気を読んであげることも立派なコミュニケーション手段の一つなんです。

 

そして育児ストレスがたまって疲れ果てた母親が、誰から自分のことを理解してもらいたいか。

それは身近な人間です。

より身近な人間から、自分の大変さを理解してもらいたいのです。

身近な人間といえば、例えば夫だったり、親や家族だったり…。

だから夫など身近な人間とのコミュニケーションこそ、育児ストレスを軽減させる一番の方法なんです。

 

 

最近は、一人でたくさんのことを抱え込んでしまってるお母さんが多いように感じます。

周りからの理解も得られず、相談できる相手も近くにおらず、一人で苦しんでいるお母さんが多い。

だから僕自身も含め、世のお父さんはもっとコミュニケーションを取るようにしましょう。

みんなそれぞれいろんな事情も抱えていると思います、なかなか育児に参加できないお父さんもいると思います。

でも育児を手伝えなくても、コミュニケーションを取ることはできると思います。

そしてコミュニケーションこそ、お母さんの育児ストレスを軽減させる一番の方法なんです。

だから出来る範囲でもいいです、少しずつでもいいんです、コミュニケーションを取る努力をしていきましょう。

 

 

それに子供も最初は、両親の会話や関係性から人間関係というものを学ぶものです。

子供時代に、生きる上で最も大切な「人間関係」というものを両親から学ぶのです。

そして子供時代に学んだことが、その子供の人格を形成し、その後の人生に大きく影響していくこととなるのです。

だから世のお父さん、お母さんの育児ストレスを軽減させるだけでなく、子供のためにも自分からコミュニケーションを取っていきましょう。

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