孤独を恐れるな。馴れ合いの関係など今すぐ切り捨ててしまえ。【アンチヒーロー編】

アンチヒーロー

かつての僕は、孤独になるのが怖くてたまらなかった。
みんなから取り残されるのが、怖くてたまらなかった。
みんなの輪からはじき出されるのが、怖くてたまらなかった。

一人ぼっちになると、
「みんなに忘れ去られてしまうのではないか?」
「いつの間にか、僕の居場所が無くなってしまうんじゃないだろうか?」
「僕の存在そのものが、この世界から消えてしまうんじゃないだろうか?」
そんな、孤独に対する恐怖心を抱えながら生きてきた。

だから周りのみんなに、一生懸命合わせてきた。
敏感に場の空気を読み、外れたことはしない。
常に多数派の意見に従い、自分の意見は持たない。
どんな時も周りの人間にとって都合の良いキャラを演じ、みんなの意にそぐわないことは決してしない。

かつての僕はまさに、周りの人間にとって操り人形と同じ。同調圧力に従順に従う、まさに居ても居なくても何の支障もない存在。
孤独を恐れるがゆえに、僕は”いい人”を演じることで安心しようとしていた。

しかし人生には、自分の力だけで立ち向かわなければならない時が、何度もある。
自分の頭で考え、自分の責任において決断しなければいけない時が、必ずやって来る。

「みんなと同じようにしてれば大丈夫」
僕はそんな何の根拠もない思い込みを持ち、ずっと自分で考えることを放棄してきた。
何も自分で決断してこなかった。

だから僕という人間は、社会に出た時まるで通用しなかった。
情けないほどに、全く役に立たなかった。

それも当然。
なぜならその時の僕には、自分で考える力も、自分で判断し行動に移す勇気も無い。
誰かに指示してもらわなければ、何をしていいかも分からない。

「周りと同じようにしてれば大丈夫」
それが通じるのは、学生まで。
社会に出れば通用しないのは、誰でも知っている。

でも学校では、そんなこと少しも教えてくれない。
知識だけを詰め込み、一番大切な「自分の頭で考え判断すること」を教えないのが学校。

自分の人生を背負えるのは、自分しかいない。
周りと助け合い協力し合いながらも、最後は自分で決め、自分の責任において行動しなければならない。
あなたの人生に対し、責任を負うのはあなた。
あなた以外には、誰もあなたの人生に対し責任を負うことは出来ない。

だから周りの人を参考にすることはあっても、最後に決めるのはあなた。
あなたの人生を決めるのは、周りではなくあなた。
周りに合わせた結果、悲惨なことになったとしても、周りは誰も責任を取ってはくれない。
あなたの人生だから、周りの人間にとっては関係ないこと。
誰も責任を取ってくれるわけない。

 

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 あなたにとって必要な真の仲間とは…

孤独になることを、恐れるな。
“自分と周りが違うこと”を、恐れるな。
自分の人生を”100%自分の責任において生きる覚悟”を、決めるんだ。

孤独を恐れるから、人は誰かとつるもうとする。
しかも、一緒にいて楽な相手を見つけてつるんでいく。
人は、自分と同じレベルの人間といる時が、一番楽。
その結果、馴れ合いの関係に囲まれた環境に、どっぷり浸かっていく。

すると人は、堕落する。
なぜかと言うと、馴れ合いの関係には”向上心”がない。
そして、相手に対する”尊敬の念”もない。
全てを”なぁなぁ”で済ませる。
当然、人間としてダメになっていく。

断っておくが、僕は何も「友達は必要無い」と言っているわけではない。
心を許せる友、何かあれば親身になって助けようとしてくれる友、そんな友達がいれば、それは絶対に大切にすべきだ。

僕が言っているのは、馴れ合いの関係だけで続いているような友人関係のことだ。
こんな関係は、百害あって一利なし。
あなたにとって、何らプラスになることは無いだろう。
もし孤独になるのが嫌という理由で、そんな馴れ合いの友人関係を続けているなら、その友人との関係を今すぐさっさと切ってしまえ。

あなたが本当に友とすべき相手は、”どこかに尊敬できる部分を持つ人間”だ。
人として「カッコいい」「素敵だ」と思える部分を持つ、そんな人間を友とするんだ。

そういう人間と一緒にいると、その人間から刺激を受け、自然とその相手と互いに高め合える関係へとなっていくだろう。
人間関係が変われば、あなたの考え方や価値観が変わり、あなたの人間性や生き方そのものも変わる。

友とすべき相手に、年齢や立場は関係ない。
友とすべき基準は、相手を尊敬できるかどうか。
互いに尊敬し合える関係こそが、あなたを成長させ、あなたの人生さえも変える。

孤独を埋めるだけの関係など、なんらプラスにならない。
無駄どころか、むしろマイナスでしかない。
孤独を恐れず、互いに尊敬し合える、そんな真の関係を築ける仲間を見つけ出すんだ。

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