もう限界!周囲との人間関係でイライラし怒りが爆発しそうなあなたへ。

人間関係を変える方法

あなたに質問です。
「嫌いな人はいますか?」

いますよね?嫌いな人。どんなに人間関係が上手くいっている人でも、嫌いな人の一人や二人は必ずいるものです。

もちろん僕にもいます。気に食わない人、相性の合わない人、生理的に受け付けない人、価値観がまるで合わない人、僕のことを意図的に陥れたり邪魔をしてくる嫌な人、思わず呪い殺してしまいたいほどの相手…かれこれ40年以上も生きていれば、そういった相手は人生の中で必ず出てきます。

出来ることなら大好きな相手にだけ囲まれて楽しく生きていきたいわけですが、そういうわけにはいきませんよね。
誰にでも嫌いな相手はいる。でも人間関係に悩んでいる人もいれば、まるで悩んでいないような人もいたりする。人によって、なぜこうも違いが生まれるのか?この両者の違いは一体何なのか?

と言うことで今回は「人間関係で悩む人と、悩まない人の違い」について、僕の視点から分析し説明していこうと思います。

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人間関係で悩む人の特徴

まずは「人間関係で悩む人と悩まない人の一番の大きな違い」について説明していきます。
単純な話ですが人間関係で悩む人というのは、一日の中で「自分の嫌いな人について考えている時間」が圧倒的に多い。逆に人間関係で悩むことの少ない人は、「自分の嫌いな人について考えている時間」がとても少ない。

「いやいや、嫌いだからこそその相手のことを考えてしまうわけだろ。そもそも人間関係に悩んでいないような人は嫌いな相手がいないんじゃないのか?」そんな声が聞こえてきそうですね。

そういった意見を全く否定するつもりはありません。ですが最初にも言ったとおり、どんなに人間関係が上手くいっている人でも、嫌いな人の一人や二人は必ずいます。どんな時でも人間関係が常に順風満帆なんて人は、この世界にはまず存在しません。

ではなぜ人間関係に悩んでいる人は、その相手が嫌いにも関わらず、その相手のことばかりを考えてしまうのか?

人間関係で頻繁にイライラしてしまう人というのは、実は他人を自分の都合の良いように動かそうとしているんですね。自分とは価値観の違う気に食わない相手の考え方や行動を、力ずくで自分の理想の型にはめ込んでやろうとしているのです。でも他人というのは当然ですが自分の思う通りには動いてくれるわけがない。そうなるとさらにイライラして相手のことを何とかしてやろうとさらに必死になっていく。その結果、気づけば一日中嫌いな相手のことばかり考えて時間を過ごすことになり、イライラはどんどんエスカレートしていく。

人間関係でイライラすることが多い人は、相手のことが嫌いなはずなのに、その嫌いな相手に対し自ら積極的に関わろうとしていることがとても多かったりするのです。嫌いなその相手に執着し、自らその相手に巻き込まれて行ってしまっているわけです。

人間関係に悩む人と、悩まない人

僕の知り合いに、いつも自分の会社の社長の文句を言っている人がいます。この社長は普段は現場に顔を出すことは滅多になく、現場社員との交流もあまりありません。仕事のやり方も現場社員に任せている状態です。だからこの知り合いは普段は社長と顔を合わせることがほとんどないわけですが、とにかく社長のことが嫌いみたいで、たまに会う社長の発言や行動に対し重箱の隅をつつくかのように批判をしまくります。確かに社長の悪い部分もあるとは思いますが、社長がいない時でさえ、暇さえあれば嫌いな社長の話をずっとし続けています。

そして、その人と同じ現場で働くもう一人の知り合いがいるのですが、この人も同じく社長のことが大嫌いなようで、社長のことをかなり批判的な目で見ています。でもこの人は、自分から社長の話を振ってくることはほとんどありません。社長のことは大嫌いなのですが、社長がいない時はまるで社長の存在を忘れているかのようで、社長のことを全くと言っていいほど相手にしていないのです。

この二人は同じように社長に対して不満を持っており、社長のことが大嫌いなのも同じです。でも一方は仕事中も社長のことばかり考え、仕事を離れたプライベートの時でさえも社長のことばかり考えて文句を言い続けている。それに対してもう一方は「社長はマジで頭おかしいから、まともに相手するだけ時間の無駄だ」と言って、社長のことは適当にあしらって自分のやりたいことややるべきことを優先して人生を楽しんでいる。

自分の人生は自分のものであるはずなのに、前者は限りある自分の大切な時間を大嫌いな社長のために費やし、後者は自分の時間を自分が楽しむために最大限活用している。この両者の、どちらの人生が充実しているかはもう明白ですよね。

僕の人間関係が劇的に変わったターニングポイント

周囲と人間関係を築いていく上で、外してはならない絶対的な真理があります。それは「他人を自分の思い通りに操ることは決して出来ない」ということ。人間関係が崩壊するきっかけというのはいつも、自分とは違う相手の価値観や考え方を認めることが出来ず、自分の思い通りに相手を動かそうとした時から始まるものです。

特に自分の家族や夫婦・子供・恋人・パートナーといった、自分との関係がより近く・より深い相手の時ほどその相手に対する執着心は強くなるので、より一層「相手を自分の思い通りに動かしたい」という心理が強く働いてしまい、その結果修復しようのないほどの状態にまで関係が壊れてしまうといったことが起こってしまいがちになります。

ところで話は変わりますが、「恋と愛の違い」って何だと思います?よく「恋」とは求めるもので、「愛」とは与えるものだ、なんてことを言いますが、僕の解釈は違います。

僕にとっての「恋」とは「相手を束縛すること」であり、それに対し「愛」とはその反対に「相手を自由にすること」。つまり人を愛する行為というのは「相手を自由にしてあげることにより、その人の持つ個性やその人らしさを最大限に発揮させてあげること」だと思っています。愛というのは相手のことを認めてあげて、そして上に向かって伸びようとする相手を応援し、その背中を後押ししてあげることではないでしょうか。

そして僕は自分を取り巻く人間関係も、この「愛」に対する考え方を当てはめるようにしています。つまり相手の考えや行動を自分に都合よく束縛してしまうのではなく、むしろ反対に相手のことを認めてあげることによって自由にしてあげて、その背中を応援し支えてあげる。

もちろんこれで僕を取り巻く人間関係が全て上手くいくわけではありませんし、未だに合わない相手というのも当然います。でも「他人を自分の思い通りに操ることは決して出来ない」ということを理解した上で、相手を自分に都合よく束縛するのではなく、認めてあげて自由にしてあげるという発想を持った時から、人間関係に関するトラブルや他人との衝突といったことは激減し、同じく僕自身の抱える「人間関係に対するストレス」も軽減していったように思います。

時間=命

と言うことで、僕なりの「人間関係で悩む人と、悩まない人の違い」について話してきましたが、仕事にしても勉強にしてもプライベートにしても、より充実している人や順調に何かをやり遂げている人というのは、基本的に嫌な人や嫌な出来事にいつまでも関わっていません。そういったことに自分の時間を使わない。そういったことをいちいち気にしないのです。

そもそも、その相手のことが嫌いなんですよね?
ということは、その相手と関わりあいたくないんですよね?

もしあなたが普段から人間関係でイライラすることが多かったり、常に誰かに不満を持ち愚痴を言い続けているのなら、もしかすると実は自分からその相手に関わろうとしているのではないか?といったことを疑ってみてください。自分のことを客観的に観察してみてください。

自分の頭の中をその相手のことでいっぱいにすることによって、あなたに何らかのメリットはありますか?限りあるあなたの貴重な時間をその相手のために割いてあげて、あなたにとって何かしら得るものはありますか?ありませんよね。

時間は有限です。あなたがあと生きられる残りの時間は限られている、つまり「時間=命」ということ。もしあなたが職場でムカつく上司やイライラさせられる同僚がいたとしても、そんな相手のことで時間を費やすのはただの無駄でしかありません。そんなことよりも、いかにして自分の目の前にある仕事の成果を出すかといったことの方がよっぽど重要ではないですか?いかにして今後の自分の人生をより充実したものにするかの方が、何百倍も何千倍も重要ではないですか?

いいですか、ここであなたの人生を変えましょう。
ムカつく相手はいるでしょうが、そんな相手のことばかり一生懸命考えていたら、この先の人生もずっと同じことの繰り返しです。嫌いな相手のために自分の人生が台無しになるなんて、そんなアホらしいことはありませんよね。

まずは自ら嫌いな相手のことを考えている自分に気づきましょう。冷静になり、出来るだけ感情を入れないようにして、自分のことを客観的に眺めてみてください。

もう一度言いますが、自分以外の人間を自分の思い通りに操ることは誰にも出来ません。やるだけ時間と労力の無駄です。やろうとするだけ無駄です。

この社会には、本当に様々な人が存在します。同じ日本人同士でも合わない人は数えきれないほどいるわけですし、ましてや海外に行けばなおさらです。人間関係が順調だと思えるような人でも、価値観や相性が合わない人や嫌いな相手なんてのは必ずいます。結局みんな同じなのです。あなただけ嫌いな相手に囲まれているわけではないのです。

人間関係の良し悪しというのは、実は自分の考え方や心持ち一つだったりするものです。僕も人間関係で悩むことは今もまだたくさんあります。まだまだ学びの途中です。良かったら、これからも共に学び、共に歩んでいきましょう。

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