僕は幼い頃からずいぶんと長い間、自分の思うように生きることが出来ず、苦しんできました。
いつも周りに振り回され、自分の人生なのに自分の意思で何一つ決めることが出来ない。
常に周りの人間や周りの環境・状況に主導権を握られ、自分が一体何のために生きているのか、何のために存在しているのか、ずっと悩みながら生きてきました。
あなたはどうですか?
あなたは自分の意思で生きていますか?
自分の意思で自分の行動を決めることが出来ていますか?
自分が思い描くような生き方が出来ていますか?
多分多くの人が、自分の思うように生きることが出来ず、不満をため込んでいるのではないでしょうか。
今回は、「奪われてしまった人生の主導権を、自分の手に取り戻す方法」について、話していこうと思います。
人生の主導権を握る方法
僕は幼い頃から常に、自分の行動や自分の進路を、親や周りの人間に決められてきました。
特に子供の頃は厳しい環境で育てられたため、自分の希望があってもそれを言える空気すらありませんでした。
「希望があっても、どうせ聞き入れてもらえない…」
次第に僕は無口になり、やがて自分で考えることをやめてしまいました。
その反動のせいか社会人になってからは、自分の思うように仕事が進まないとすぐイライラして不機嫌になってしまうような人間になっていました。
いつも心に不満を抱え、
「仕事が上手くいかないのはアイツのせいだ」
「もっと周りが協力してくれたら、仕事が上手くいくのに」
そうやって心の中で周りの人間を責めるようになりました。
常に自分は被害者で、周りが悪いから上手くいかない、そう考えるようになっていました。
あなたはどうですか?
ものごとが思うように進まない時、つい周りの人間や周りの環境のせいにしてしまうことはありませんか?
「周りがもっと協力してくれたら…」
「もっと環境に恵まれていたなら…」
そう思うこと、ありませんか?
その気持ち、よく分かります。
僕自身が、長年そうやって考えながら生きてきたのですから。
でもね、実は上手くいかない原因を他人や環境のせいにしている限り、人生の主導権を握ることは出来ないのです。
ちょっと想像してみてもらいたいんですが、仮にもし上手くいかない原因が100%他人のせいであるならば、じゃあ上手くいくようにするためにはその原因となっている他人を変えないといけませんよね。
もし上手くいかない原因が100%環境のせいであるならば、上手くいくようにするためにはその原因となっている環境そのものを変えないと決して上手くいかないということになります。
他人や環境を、自分の望む形に変えなければなりません。
でもそれって、ものすごく難しいことですよね?
そもそも他人を自分にとって都合よく操ることなんて出来ないし、環境を変えようと思えば、自分を取り巻く人間関係そのものを変える必要が出てきます。
正直そんなこと、ちょっとやそっとじゃ出来ないですよね?
でも上手くいかない原因がもし自分の中にあるのであれば、自分が変わればいい、ということになりますよね?
他人や環境を変えることは出来なくても、自分を変えることなら可能ですよね?
つまり原因が自分自身の中にあるということは、今の自分の状況を変えることも可能だということです。
逆に、原因が他人や環境にあるのなら、状況を変えることは限りなく難しい、あるいは不可能に近いということになります。
つまり上手くいかない原因が自分の中にあるというのは、自分の人生の主導権を自分自身の手で握るということなんです。
自分の中に原因が全くなければ、自分の望む形に状況を変えることは出来ません。
周りの流れに身を任せ、一方的に周りから影響を受け続けることしか出来なくなります。
もちろんこれは、単に「あなたの人生が上手くいかないのは、あなたのせいだ」なんてこと、言ってるわけではないですよ。
自分の手で主導権を握り、人生を変えていくためには、変えられないものが都合良く勝手に変わってくれるのを待っててもダメだということです。
そんなことを期待する時間があるなら、変えられるもの=自分を全力で変えてくべきだということです。
また、他人を変えようとしていると、結果的に他人の言動に揺さぶられることになります。
それはある意味、他人に自分の人生を狂わされているようなもの、他人にコントロールされているのと同じことなんです。
いつまでたっても人生の主導権を握ることなど出来ません。
ということで、人生の主導権を取り戻す方法、それは「上手くいかない原因を自分の中に見つけること」です。
そしてその原因を解決する。
それによって、自分の望む人生、自分が満足出来るような人生を送ることも可能になってくるのです。
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