もういい加減”いい人”を卒業しないか?【アンチヒーロー編】

アンチヒーロー

「自分らしく生きる」
「自分の望む生き方をする」

今のあなたは、そんな生き方が出来ているだろうか?
おそらく多くの人が、自分の望まぬ生き方をせざるを得ない状況なんじゃないかと思う。

この日本は、本当にたくさんの人が多くの不満やストレスを抱え、納得のいかない人生を送っている。
ではなぜ僕らが、自分らしく、思うような人生を歩めないのか?

 

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 いい人を卒業するために…

自分らしく、思うような人生を歩めない一番の理由、それはあなたもお分かりだと思うが、「人の目を気にし過ぎること」。
「人から、良く思われたい」
「人から、悪く思われたくない」
いわゆる優越感や劣等感、または対人関係の摩擦を避けたいという思いから、必要以上に他人の目を気にしてしまい、みんな身動きが取れなくなってしまっている。

人から良く思われるには、どうすればいいか?
人から悪く思われないためには、どうすればいいか?
そのためには、相手の基準に合わせるしかない。相手の意見・考え方・感覚といった”相手の価値観”に合わせなければ、相手からの評価を得ることは出来ない。

そして相手の基準に合わせようとすればするほど、生きづらくなる。自分の気持ちや感情を押し殺して相手に合わせるわけだから、不満やストレスは当然蓄積されていく。
そして付き合う相手や場面が変われば、また新たな相手の基準が目の前に現れてくる。するとまた、その相手の基準に合わせなければならない。

これを繰り返していると、自分の中にある基準がだんだんぼやけてくる。
自分の気持ち、自分の本音を無視し続けることにより、最後は自分自身を見失ってしまう。
自分はどうしたいのか、自分はどう生きたらいいのか、分からなくなってしまう。
いわゆる”人生の迷子”に、陥ることとなる。

 

あなたの人生は、あなたのもの。
でも他人の基準で生きるということは、すなわち他人の人生を生きているのと同じこと。自分の基準で生きなければ、自分の人生を生きることは絶対に出来ない。

では自分の人生を自分の基準で生きるには、どうすればいいか?人の目を必要以上に気にすることなく自分らしく生きるには、どうすればいいか?
そのためには、「嫌われることを恐れない勇気」が必要。つまり、いい人を演じることをやめなければならない。

とは言っても誰しもいい人だと思われたい気持ちは、やっぱりある。僕も、あえて人から嫌われたいなんて思わない。
いい人をやめるには、勇気がいる。

いい人をやめるための勇気を奮い起こすためには、自信が必要だ。自信が無いからこそ、人の目が気になる。自信が無いからこそ、人と違うことをすると不安になる。自信が無いからこそ、自分の基準ではなく他人の基準に合わせてしまう。
自分に対する自信がなければ、いい人はやめられない。

しかしここで、勘違いしてほしくないことがある。
“自信”についてだ。

自信と言うと、多くの人が「他人と比較して優越感に浸ること」を自信だと思っている。
大きな間違いだ。そんな見せかけの自信など、いとも簡単に崩れ去る。

本当の自信とは、どれだけ自分のことを信じられるか。
例えどんな悲惨な状況に追い込まれようと、どんな最悪な状況になろうとも、絶対に自分を見捨てない。
どれだけ絶望的な状況であろうとも、絶対に諦めない。
どんな時も自分の可能性・未来を信じぬくことが出来る。
自分に対する揺るがぬ信頼、それが自信というもの。

もしあなたが本当の自信を手に入れたいのなら、「どんな時も、自分のこの心と体で生き抜く覚悟」をまずは決める。この先何があろうと、絶対に自分のことを見捨てない、何があっても自分の心と体で戦い抜く、それを自分に向かって宣言するんだ。
自分の可能性に賭けることが出来ない人間は、いい人をやめることは出来ない。

ここで誤解してほしくないのだが、僕は決して自分勝手に生きろと言っているわけでは無い。
あなたにはあなたの価値観・ルールがあるように、相手には相手の価値観・ルールがある。あなたがあなたの人生を生きているように、相手も相手の人生を生きている。
それを忘れてしまっては、絶対にいけない。そこを忘れてしまっては、あなたは単なる自己中ヤローになってしまう。

魅力的な人というのは他人を尊重しながらも、常に自分基準で生きる。
人の価値観を認めながらも、「人と違うこと」を決して恐れない。

さあ、勇気を出して一歩踏み出そう。
このまま周りの人間にとって、ただの「都合のいい人」で人生終わってしまっては、面白くない。
このまま自分の感情にフタをし続けたまま生きたなら、死ぬ時にあなたは絶対後悔する。
自分に嘘をつくのは、もうやめよう。

我儘でもいい。
自分勝手でもいい。
自分の考え、思い、気持ちを、少しずつ出していこう。
自分の心の声を無視せず、ちゃんと聞き取ってあげよう。

もっと我儘になるんだ。
そして、同じように他人の我儘も受け止めてあげよう。

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