どうしても気分が沈んでしまう
失敗から立ち直れない
心が折れてしまった
もう何をする気も起こらない…
そんな、心が沈んで復活できない時ってありますよね。
長い人生の中、ものごとが不思議と上手くいく時もあれば、逆に何をやっても行動が裏目に出てしまうなんて時もあります。
良かれと思ってやったことが、相手を怒らせてしまう。
頑張ってるのに、ダメ出しばかりされる。
自分ばかりが批判を受ける。
こうなると、頭の中は自分や周りを責める言葉や否定する言葉でいっぱいになってしまいます。
なんで俺ばかりが…
なんで分かってもらえないんだ…
どうせ俺の気持ちや辛さなんて誰にも分かってもらえない…
そして心がボキっと折れてしまいます。
この記事が目に止まったということは、もしかして今あなたの心が折れかかっている、いや、もうすでに折れてしまってるのかもしれないですね。
つらい気持ちの中、僕のブログにようこそ来てくれました。
これから僕自身の経験を踏まえ、心が折れかかった時どのようにして心を立て直していけばいいのか、その具体的な方法などについて話していきますね。
大丈夫、あなたはきっと強くなれます。
頭の中で飛び交う独り言
人間の頭の中は、様々な思考が常に飛び交っています。
過去の出来事、未来への想像、そして今まさに目の前で起こる出来事に対し、「あーでもない、こーでもない」と頭の中では常にたくさんの考えが生まれては消え、グルグルまわり続けています。
例えば今、いったんこの記事を読むのをやめて目をつむり、頭の中をカラッポにして5分間瞑想してみてください。
…
…
…してもらえました?
で、どうでした?
5分間、何も考えずにいられました?
おそらく何かしらの言葉やイメージなんかが浮かび上がってきてしまったんじゃないでしょうか。
僕ら人間はたったの5分間思考を停止させることすら難しいのです。
つまり僕らの頭の中では今も常に、何かしらの議論が繰り広げられ続けているのです。
ポジティブな自分、ネガティブな自分、強気な自分、弱気な自分、楽観的な自分、悲観的な自分、協調的な自分、批判的な自分…
いろんなタイプの自分が頭の中で、過去・未来・現在の出来事についてあれこれ議論をし合っているのです。
そして頭の中にいる自分が、いろいろな出来事に対し「良かった・悪かった」などと意味付けをしていきます。
・あの時の自分の行動は正しい、間違っている
・自分の判断は正しい、間違っている
・これは自分の責任だ、いや自分は悪くない
・自分は周りにとって必要な存在だ、いや自分は必要とされてない
自分の身に起こる出来事に対し「良い・悪い」などの意味付けをし、それに基づいて自分自身に評価を下していくのです。
その評価には、今書いたとおり自分にとって良いものもあれば悪いものもあります。
自分を肯定するもの、逆に自分を否定するもの、両方があります。
人間というのはどうしても、ものごとを「良い」か「悪い」かで判断してしまう癖があります。
ものごとを「ありのまま」に受け止めることが出来ません。
良いか悪いかで判断してしまう、つまりあなたの頭の中では、「肯定と否定」が常にせめぎ合っているのです。
肯定が勝てばあなたの思考は「ポジティブ」に、否定が勝てばあなたの思考は「ネガティブ」にどんどん傾いていきます。
肯定と否定、どちらの勢力が勝つか…
もし「肯定」が勝てば、どんどん力がみなぎってイキイキとしてきます。
でも「否定」が勝ってしまうと…どんどん自己否定に傾いていき、心は疲れ果て、最後は心そのものが折れてしまうこととなります。
今のあなたはどうですか?
今のあなたの心の中の勢力図、「自己否定」に占領されているのではないですか?
“自己否定”に占領された心を取り戻す
自己否定に占領され、折れてしまったあなたの心の勢力図。
どうすれば「否定の勢力」から、自分自身の心を取り戻すことが出来るのか?
人間誰しも、いつもポジティブというわけにはいきません。
僕もみんなと同じように、落ち込むこともあれば、投げやりな気持ちになってしまうこともあります。
ネガティブな考えに傾いてしまうこともあります。
心が折れた時、どうすれば元気を取り戻すことが出来るか。
どうすれば、再び立ち上がることが出来るか。
心が折れそうな時、どう立ち向かえばいいのか。
先ほども話しましたが、人の頭の中は常にたくさんの声が飛び交っています。
頭の中で、ひたすら「独り言」が呟かれ続けています。
そして頭の中では、肯定と否定がせめぎ合っている。
つまり「あなた自身を肯定する声」と「あなた自身を否定する声」があなたの頭の中に同居し、勢力争いを繰り広げているのです。
もし「否定」に占領されてしまえば…
あなたの心はボキっと折れてしまうこととなります。
心が折れないためには、どうすればいいか?
答えはシンプルです。
あなた自身の頭の中を「肯定」に占領させてしまえばいいのです。
あなたを肯定し応援する声で、あなたの頭の中を埋め尽くしてしまえばいいのです。
「おいおい、そんな単純な話じゃないだろ…」
なんて声が聞こえてきそうですね。
確かにそんな簡単にいくのなら、誰も苦労はしません。
でも逆に、あなたは難しく考えすぎてはいませんか?
もっとシンプルに考えていきましょう。
ということで、これからは頭の中に浮かび上がるネガティブな発言をポジティブ発言にひっくり返していきましょう。
頭の中で繰り広げられる独り言に、積極的に参加していくのです。
自分に対する「反対票」を押しのけて、「応援票」をどんどん増やしていくのです。
例えば
「うわぁ、もう駄目だ。どうにもならない。」
↓ ↓
「待て、落ち着け。これで人生が終わるわけじゃない。今の俺に出来る最善を尽くしていこう。」
「はぁ、またやらかしてしまった」
↓ ↓
「経験値が増えた。俺はまたひとつ賢くなったな。」
「この仕事、任されたはいいが自信が無いなぁ。」
↓ ↓
「出来る、俺なら必ず出来る、絶対出来る。自分を信じてやり抜こうぜ。」
「やっぱり俺って、ホント駄目な人間だ…」
↓ ↓
「大丈夫、自分を信じろ。道は開ける。必ず開ける。開いてみせる。俺なら出来る。」
こんな感じで、あなたに対する「反対票」を「応援票」に変えていくのです。
反対票をつぶして、応援票をどんどん増やしていくのです。
でもこれを実際にやってもらっても、おそらく期待するような成果はなかなか得られないと思います。
頭の中で思うだけでは、どうしても弱いんです。
ネガティブな思考は、僕らが思ってる以上に手強いんです。
じゃあどうすればいいのか…?
頭の中で繰り広げられるこの応援、声に出してみてください。
つまり頭の中で考えるだけではなく、その独り言を声に出して言うのです。
…恥ずかしいですか?
確かに周りに人がいる状況でこれをやったら、かなり変な目で見られるでしょうね。
もちろん一人でいる時でいいんです。
一人でいる時に、声に出して自分を応援するのです。
一人でいる時とはいえ、やっぱり最初は違和感を感じたり、恥ずかしくなったりすると思います。
でもやって下さい。
声に出して自分を応援して下さい。
しばらくやり続けていると、すぐに慣れるから大丈夫です。
セリフや言い方、内容などはもちろんあなたに任せます。
自分を応援する言葉なら、基本的に何でもいいです。
小さな声でいいですので、とにかく声に出して可能な限り自分を応援し続けて下さい。
声にして出す言葉というのは、僕らが思ってる以上に自分自身の心や思考に強い影響を与えているのです。
自分を応援する言葉を言い続ければ、心はどんどん前向きになっていきます。
逆に自分を批判する言葉を言い続ければ、心に強い影響を与え、その言葉通りの人生になっていきます。
僕は仕事の行き帰りの移動中は、ずっとブツブツ独り言を言い続けています。
ひたすら自分を応援する言葉を言ってます。
おかげで思わず人前でもつい独り言が出てしまい、不思議な目で見られることもありますが(汗)
声に出す言葉には、人生すら変えていく力があります。
まずは簡単な言葉からでいいので、今日から始めてみましょう。
ちなみに僕は最初、「大丈夫」という言葉から始めました。
何かトラブルが起こったり、気持ちが動揺してしまった時は常に、「大丈夫、大丈夫」と何度も呪文のように自分に向かって言い続けました。
すると、次第に心が安定し始め、不思議と自分のことを信じられるようになりました。
まずは騙されたと思って、自分を応援する独り言をやってみてください。
一人でいる時は、しつこいくらいやってみてください。
「大丈夫」でもいいし、「俺なら出来る」でも「道は開ける」でも何でもいいです。
あなたの心の中を、あなたの「応援票」でいっぱいにするんです。
すると、必ずあなたの心は「折れにくい強い心」へと変わっていきます。
メッセージ