「なんで俺ばっかりこんなにツイてないんだ…」
こう思う時ってありますよね。
周りのみんなは充実した毎日を送ってるのに自分だけ上手くいってない、なぜか自分ばかり運が悪い…
こんな時ってホントつらいですよね。
どうやったらこの下がった運気を上げることができるのか。
実はその不運、あなた自身が作り出しているのです。
ツイてる人とツイてない人の違い
この世の中に、生まれて死ぬまでずっと幸運続きの人はまずいません。
逆にずっと不幸だけの人もいません。
でも、不思議といつも人生が順調で楽しそうに見える人もいれば、逆にツイてないことだらけだとばかり言ってる人もいます。
同じ人生なのに、何でこうも違いが出てしまうのか。
それにはちゃんと理由があるんです。
その理由とは、自分に起こった出来事に対する解釈の仕方・捉え方が人それぞれ違うからなんです。
起こった出来事というのは、それ自体には本来意味は無いのです。
起こった出来事というのはただの現象であって、元々意味など無いんです。
その出来事に対し意味を作りだしてしまっているのは、実は自分自身なんです。
例えばあなたが神社へ行っておみくじを引いたとします。
すると「凶」が出てしまいました。
なんかイヤですよね。
でもよく考えてみて下さい。
おみくじというのは通常、大吉、中吉、小吉、凶などがランダムに入っています。
どれを引くかは単純に確率の問題です。
にもかかわらず凶を引いてしまうと、
「日頃の行いが悪いからなんじゃないか」とか
「なんか良くないことが起こるんじゃないか」とか
何となく思ってしまいますよね。
客観的に見れば、単に確率の問題でたまたま「凶」が出ただけです。
それ以外に特に意味などありません。
でも無意識に、「凶」が出たことに対して自分なりに意味付けをしてしまってるんですよね。
人というのは人生の中でいろいろな経験を積み、その経験に基づいてその人なりの価値観や判断基準などが作られていきます。
そして自分に起こった出来事に対し、これまでの経験や判断基準に照らし合わせて、勝手に自らその意味を想像し、作り出してしまうのです。
そして自分で作り出した自分の妄想で、勝手に怒ったり悲しんだり喜んだりと、感情を乱してしまっているわけです。
起こったことに対する捉え方が変われば人生が変わる
人の感情というのは、自分の外から刺激を受け、それに反応するように湧き起こってきます。
感情は、外からはやってきません。
常に自分の内側から起こるのです。
外からの刺激をどう捉えていくかによって、湧き起こる感情も様々な形へと変わっていきます。
例えばあなたのやることに対し、いちいち口出しをしてくる人がいるとします。
その人に対し、
「こいつは俺のことが嫌いなのか」
「いつも嫌がらせばかりしやがって」
と思うか、
「俺のことが心配でたまらないのか」
「俺に対してこんなに親身になってくれて…何ていい人だ」
と受け取るか。
自分の失敗に対し、
「運が悪かった」と嫌な思い出として片付けるか、
「貴重な経験ができて役に立った」とプラスに受け取るか。
起こる出来事は同じです。
その起こる出来事に対し、自分自身でどのような意味付けをするか。
同じ人生でも、その受け止め方ひとつで人生自体が全く違うものとなるのです。
そうは言っても、他人から悪意のある言葉を投げつけられたり、あからさまにこちらが嫌がるようなことをされることもあると思います。
それによって「傷付けられた」と感じることもあると思います。
でも自分を傷付けることができるのは、基本的に自分だけなんです。
(もちろん殴られるとかそういうことは、ちょっと別の話ですよ)
相手の言葉や行動に「悪意がある」と解釈したのはあなた自身です。
もしかしたら、相手はあなたの気を引きたいがためにわざと意地悪をしてるだけなのかもしれません。
それとも、もしかしたらその人自身が周りから悪意のある言葉を投げつけられていて、その辛さをあなたにもわかってもらいたくて、あなたに対してそんな態度を取ってるのかもしれません。
相手の言葉や行動に「悪意がある」と捉えたのはあなた自身です。
そして自分の解釈・自分の意味付けによって自ら傷つき、自ら感情を乱しているのです。
「目の前の出来事自体は意味を持たない、意味を作り出しているのは自分自身だ」
このことを意識のどこかに置いておいて下さい。
起こった事実と自分の感情をごっちゃ混ぜにせず、分けて考えるようにしてみて下さい。
それだけで、自分自身や自分を取り巻く状況などが、かなり冷静に見えてくるはずですよ。
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