あなたの周りにはいませんか?
なぜかいつもよく怒られる人。
1つ1つの行動が、不思議と上司や目上の人間なんかの目に付いてしまう。
特に大きな失敗をしたわけでもないのに、必要以上に怒られてしまう。
あなたはどうですか?
周りの人たちと比べて特にミスや失敗が多いわけでもないのに、他の人たちより怒られることが多いなんてことないですか?
みんな同じような行動をしてるのに、なぜ怒られる人と怒られない人に分かれてしまうのか。
実はこれにはそうなってしまう原因というか、ある理由があるのです。
これを理解すれば、あなたの怒られる頻度は減っていくはず。
“ある理由”とは何なのか、これから説明していきますね。
なぜあなたばかり怒られるのか?
以前の記事【怒る人は怒りやすい相手を選んで怒っている!! 怒られキャラから脱するには…】でも話しましたが、怒る人は怒りやすい相手を怒る、そしてよく怒られる人というのは自ら怒られやすいキャラを演じてしまっていることがとても多いのです。
ではなぜ自ら怒られやすいキャラを演じてしまうのか。
怒られることが人一倍嫌なはずなのに、なぜ怒られやすいキャラを演じてしまっているのか。
実は怒られやすい人というのは、自分が怒られる事を前提とした行動をとっているのです。
頻繁に怒られる人というのは、意識の中に「俺(私)は怒られる」という強いイメージを持っています。
そのイメージが常に前面に出ている人もいれば、深い意識の中に刷り込まれていて自分自身でも気づいていない人もいます。
この「怒られる」というイメージは、これまでの人生経験の中で作られたものです。
これまで何度も怒られているうちにいつの間にか作られていったり、または強烈に怒られた経験によってトラウマ的に作られたりすることもあります。
そしてこの「怒られる」というイメージこそが、「怒られることを前提とした行動」をとらせているのです。
誰しも怒られたくないものです。
怒られることが好きだなんて人は、普通いません。
でも「怒られたくない」という思いがより強い人ほど、逆に怒られることを前提とした行動をとってしまっているんです。
怒られないようにと意識しすぎることが、逆に仇(あだ)となっているのです。
実は怒られることを恐れれば恐れるほど、それが言葉や態度に出てしまうんです。
例えば会社で上司に、あなたが担当する業務の進行状況を報告するとします。
しかし業務は予定通りに進んでおらず、上司に報告しづらい状況です。
ここで怒られることを恐れてない人・怒られることを変に意識しない人というのは、業務が予定通りに進んでいなくても自信を持って堂々と報告します。
するとその報告を聞いた上司は、業務が進んでいないことがまるで当たり前であるかのように感じてしまうのです。
進んでないことがその人間個人の責任ではなく、やむを得ないこと・当然のことのように思えてくるのです。
逆に、怒られることを恐れている人・怒られることを変に意識している人は、業務が進んでいないことで責められるんじゃないかと恐る恐る上司に報告します。
報告を受けた上司も相手がビクビクしながら自信なさそうに報告してくるので、まるで「僕の能力不足で業務が進んでいません、僕が悪いんです」と言っているかのように見えてしまうのです。
これでは「僕が間違っているからどうぞ指摘して下さい、叱って下さい」と言ってるようなものです。
自分に疑いの目を向けてください、と言ってるのと同じです。
中には人から指摘されることによって、怒って相手を攻撃したり慌てたりする人もいますが、そういう人たちも結局意識の中に怒られることへの恐怖や自信の無さがあるからこそ、思わずそのような行動を取ってしまうのです。
このように怒られることが意識にあると、自分でも気づかないうちに相手に自分を怒るためのネタを提供してしまうこととなるのです。
自ら怒られやすいキャラを演じてしまうこととなってしまうのです。
これまでの記事でも話したとおり、怒る人間を恐れることはありません。
頻繁に怒る人間ほど心に余裕が無く、目の前の出来事に慌てふためいて感情を乱してしまってるんです。
だからそんな相手の感情に付き合ってあげる必要など、これっぽっちもありません。
堂々としていましょう。
胸を張って堂々とすればするほど、あなたは怒られにくいキャラになっていくのです。
次の記事はこちら→【相手の怒りが収まらない!? 言うことを聞いてくれない?! 怒る相手に反論や言い訳をする方法。】
初めから読む→【怒る人は怒りやすい相手を選んで怒っている!! 怒られキャラから脱するには…】
カテゴリ内記事一覧→【怒る人の対処法】
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