いつもプラスエネルギーを発し、誰からも好かれるような人っていますよね。
特に誰かとぶつかることも無く、それでいて自分の考えや思いはきちんと主張する人。
こういう人って思ったことを遠慮なく発言しているように見えるのに、不思議と周りの人間から受け入れられてしまうんですよね。
(もちろん100%全ての人からなんて無理ですが…)
でも実はこういう人間になろうと思えば、誰だってなれちゃうんですよね。
そのためには、こういう人たちが共通して理解している「ある秘密」が鍵になってくるのです。
行動を決めているのは理性ではなく感情
僕らの毎日の行動、大きな決断からちょっとした行動まで、全てその時々の感情が大きく影響しています。
僕らは理性や思考でものごとを判断していると思いがちですが、実はそうではないんです。
まず最初に感情が反応し、感情が望む現実を創り出すために、思考がそのための理屈を後から考え出しているのです。
例えば仲間内で、今度みんなで遊びに行こうという話になったとします。
でもあなたは気が進みません。
あなたの心(感情)が「行きたくない」と言っているのです。
するとあなたの頭の中では、勝手に「行けなくなる理由」を考え始めるのです。
その日にやらないといけない用事を作り出したり、急に体調が悪くなったりとか。
その結果あなたはあなたの感情が望む通り、みんなと一緒に遊びに行けなくなってしまいます。
このように何かを選択したり決めたりする時、必ず感情が行動に大きな影響を及ぼしているのです。
だから今の自分にとって最適な選択や決断をするためには、まず自分の本音に気付くこと、つまり自分の感情にちゃんと気づいてあげることが必要なんです。
そうすることによって、自分の感情と上手に付き合っていくことができるようになってきます。
でもそのことに気付かず、中には間違った方法で自分の感情をコントロールしようとしてしまってる人を見かけることがあります。
あなたにもありませんか、自分の気持ちを無視したり、無理に感情を押さえ込んでしまうこと…
自分の感情を上手くコントロールするには
まず最初に感情のコントロールというと、感情が乱れないように、常に自分でコントロールできるように、みんな自分の感情を押さえ込もうとしがちです。
でも実は感情を押さえ込もうとすればするほど逆効果なんです。
ストレスなどが溜まり、感情をコントロールするどころか最悪心のバランスを崩してしまうことにもなりかねません。
無理に押さえ込んでしまうと、逆に感情のコントロールが効かなくなってしまうのです。
感情のコントロールとは抑制することではなく、自分の心を調整してあげることなんです。
感情をとどめるのではなく、感情の流れをスムーズにしてあげることなんです。
流れが悪くなるから乱れるのです。
障害物を取り除いて上手く流してあげると、水の流れのように安定してくるのです。
では感情の流れを良くするにはどうすればいいのでしょうか。
そのコツは、まず自分自身に対し「OK」を出してあげることです。
自分の”行動”にではなく、”感情”に対してです。
その時々に起こる自分の中の感情に対し、否定せず「俺は今、こう感じてるんだなぁ」と、そのまま受け止めてあげて下さい。
無理に肯定する必要もありません。
「俺は正しいんだ!」と無理に肯定しようとしたり、逆に「こんな考えじゃダメだ…」と否定しようとしたりするから感情が乱れてしまうんです。
自分に対し
「お前は今そう感じてるんだな、なるほど、お前の気持ちは分かったよ」
と、マルやバツを付けずにあなたの感情をそのまま受け止めてあげるんです。
誰しも「自分を理解してもらいたい」という欲求を心の中に持っています。
あなたも自分の気持ちを人から理解してもらえたら嬉しいですよね。
逆に否定されると悲しくなったり、腹が立ったり、感情が乱れてしまいますよね。
それと同じです。
自分の気持ちを自分で理解してあげると、自然と気持ちが落ち着いてくるのです。
自分の気持ちを受け止めてあげることができれば、今度は自分に対し
「なぜそのように感じたのか」
「なぜそう思うのか」
聞いてみてあげてください。
自分で自分のカウンセラーになってあげるのです。
自分で自分の気持ちを理解してあげ、客観的に分析してあげるのです。
こうすることにより、混乱していた頭の中がだんだん整理されていき、心が整い、感情が落ち着いてきます。
感情のコントロールとは、感情の抑制ではなく、感情を調整すること。
自分の感情に対し無理な圧力を加えるのではなく、感情の流れをスムーズに流してあげること。
悲しい時には感情のままに泣けばいいし、大切な人が苦しみ悲しんでいれば一緒になって悲しんであげればいいのです。
感情を乱してはいけないということではないのです。
感情がスムーズに流れるよう調整してあげることにより、しだいに感情をコントロールできるようになるのです。
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