成り上がる成功者は大人になっても中二病が治らなかった人たち

自分の殻を破る方法

中二病っていうと、良いイメージはありませんよね。
「自分は周りとは違う特別な存在だ」
「本来の自分はもっと優れた人間だ」
みたいな、おかしな勘違いを本気でしてしまっている人って、見ててイタイですよね。

でも実は世の中の成り上がった成功者たちというのは、基本的に「大人になっても中二病が治らなかった人たち」なんです。

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成功するためには中二病+○○?

ところで中二病と言われる人たちは「自分は特別な存在だ、優れた人間だ」といった勘違いからも分かる通り、彼ら・彼女らは「自分に対する確固たる自信」や「高いプライド」を持っているといった特徴があります。
では中二病の人たちは、なぜ自信やプライドが高いのか?
実はこの「強い自信」や「高いプライド」の根底にあるのは、その人自身の中にある自己評価の高さです。
基本的に中二病の人というのは、他の人たちと比べて自己評価が極めて高い。
だからあのような勘違いをしてしまうわけです。

そして自己評価が極めて高いがゆえに、今ある現状に満足しない。
「自分はこんなところでくすぶっている人間ではない、もっと上に行くレベルの人間だ。」そう考える。
だから中二病的な人は理想主義的な考え方や行動の傾向を持っていたりします。
他の人たちよりも明確な理想像を持ち、そして自分ならきっとそうなれると心の底で信じて疑わない。
そしてこの自己評価の高さ、そして自分に対する強い思い込みが良い方に転がれば、理想を実現するための高いモチベーションと恐れを感じさせない積極的なチャレンジ精神を生み出します。
その結果、自分の中にある可能性・ポテンシャルを最大限発揮することもできるようになる。

とは言っても、中二病の人たちがみんな成功するなんてことは当然ありません。
むしろ間違った思い込みや、現実とはかけ離れた自己認識により、人間関係や人生そのものが上手くいかなくなってしまう人の方が多いのではないでしょうか。

何も持たない者が成り上がるためには、中二病的な要素がある意味必要不可欠。
でもそれだけでは成功できないし、成功し続けることもできない。
そこで必要となってくるのが「リアリスト」という要素。

成功へのレール

リアリストとは、いわゆる現実主義者や現実主義的な思考や見方をする人のことであり、具体的な現実や実証的な事実に基づいて物事を判断することのできる人間です。
リアリストは常に現状を踏まえた上で、一時の感情に流されることなく冷静かつ合理的に物事を判断していく。現実的な問題にきちんと目を向け、効率的に問題解決をしていきます。

では中二病とリアリストが融合すると、どうなるか?

常に現状に満足することなく高い理想を掲げ、圧倒的なモチベーションで目標達成に向けて勇敢にチャレンジしていく。
しかし理想の自分や未来を思い描きながらも、その一方で現時点での自分の実力や能力を客観的に把握し、目標達成のために今の自分に何が足りないのか?どんな知識やスキルを身に付けたら達成できるのかを冷静に分析し、それを貪欲に身に付けていこうとする。
自分になら必ず目標を達成できると信じて疑わないし、そのために辿らなければならない道筋や手段も現実的に見えている。

こうなってくると、成功するのももう時間の問題ですよね。
これが、成り上がりに必要な中二病・リアリストの両面を備えた人間の思考回路・行動パターンです。
ビジネスにしろ、スポーツにしろ、成り上がる人間の多くが、中二病・リアリストの両方の要素を
バランスよく持っているのです。
この要素を持たずに成功し続けられるとしたら、それは本当にごく一部の限られた天才のみしかいないはずです。

ではここで具体的に例を挙げてみますが、例えば結果を出し成功し続けている起業家やビジネスパーソン。
彼ら・彼女らは常に高い志と目標を掲げ、失敗を繰り返しながらも自分ならそれが必ず達成できると信じて疑わない。
多くの人が尻込みするリスクを背負い、失敗を恐れず自分を信じて前に進み続ける。
しかしそれと同時に、事前にリスクを回避し失敗を最小限に抑えるための行動も同時進行で行います。
例えば顧客のニーズ、競合他社の動向、消費者の嗜好や行動パターン、世の中のトレンドや流れ…
そういった市場調査などを綿密に行い、失敗の可能性を極限まで下げて成功の可能性をできる限り上げていく。
彼ら・彼女らは成功を夢見る夢想家でありながらも、現実的な問題や課題に目を向ける現実主義者でもあるわけです。

また成功した有名アスリート。
彼ら・彼女らは高い目標を掲げ、自分が成功することを信じて疑わない。
そして成功することを前提にして人一倍トレーニングを積んでいく。
しかし彼ら・彼女らは、ただガムシャラにトレーニングをするわけではありません。
専門のトレーナーやコーチを雇い、効率の良いトレーニング、計算された食事や徹底した栄養管理、またはケガをしない体作り…そういった「効率的に上達するための、計算しつくされたトレーニング」を現実的に研究し行っているのです。
大きな大会で優勝し成功を手に入れるということを夢見ながらも、そこにたどり着くまでの道のりは徹底して現実主義なわけです。

話は変わりますが、僕が人間関係全般で参考にし勉強させてもらっている人がいるのですが、その人が昔
「目標を達成するためにはポジティブシンキング・ネガティブシミュレーションが必要だ」と言っていたのを、この記事を書きながらふと思い出しました。
この「ポジティブシンキング・ネガティブシミュレーション」とは、簡単に説明すると「夢や目標を掲げる時は、ポジティブな発想でデッカイ夢や目標を描け。しかしその夢や目標にたどり着くまでの道のりは、徹底的にネガティブな発想で失敗するパターンをできるだけ予測し、その失敗を回避する方法をシミュレーションしておけ」といったものです。
これって「中二病とリアリストの両面の要素を持つ」ということと、とてもよく似ているなぁと今さらながらにしみじみ思いました。

ということでまとめると、成り上がる成功者たちは「中二病」と「リアリスト」という一見相反すると思える面をバランスよく持っています。
彼ら・彼女らは自分への絶対的な自信と高い自己評価で、他の人が諦めてしまうような高い目標を掲げる。
そして自分にはそれが実現できると信じて決して疑わず、高いモチベーションで目標に向かって努力し続ける。

それと同時にそれを達成するために乗り越えなければならない課題、解決しなければならない問題、身に付けなければならない知識やスキル…そういったものを現実的・客観的な視点で分析して把握し、単なる根性論的な努力ではなく効率的に行動していく。

世の成り上がり者たちは基本的に、大人になっても中二病を引きずり続けた人であり、それと同時にリアリストの側面も持つ人。
中二病を引きずり続けているリアリストはまさに最強です。

そもそも自分の可能性を信じ切れない人間が高い理想や目標を持つことは無いし、高いモチベーションを維持して努力し続けられるわけない。
また目標達成のために自分が何をすべきか具体的に分からない人間や、そのための地道な努力をできない人間が目標達成できるわけもないという話です。

ただ、努力や考え方次第で自分の可能性を信じることはできるようにもなるし、リアリスト的な思考回路も後天的にいくらでも身に付けられるものです。
先天的な部分も多少ありますが、ある意味後天的に身に付けられるスキルでもあるわけです。
良かったら、一緒に成り上がっていきましょう(笑)

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