僕ら日本人は「みんなと同じ」が大好きな民族。
なぜかって?
だって、安心だから。
みんなと同じだと、とりあえず安心するから。
あなたはどうですか?
自分一人だけみんなと違うことをしていると、不安に襲われませんか?
条件反射的に、みんなに合わせようとしてしまいませんか?
その感覚、間違ってはいません。
生物としての本能が、きちんと働いてくれている証拠です。
野生の動物たちが群れて同じように行動するのも、生存率を上げるため。
みんなと同じように行動しようとする心理は、本能であり、命を守るための行動。
でもみんなと同じことをしていては、これからの時代は間違いなく生き残れません。
本能に逆らい、意図的に人と違う行動をしていかなければ、いずれあなたは淘汰されていきます。
あなたはいつまで”泥船”に乗り続けるつもりですか?
この日本では、みんなと違うことをしていると
「何?あの人ちょっとおかしいよね?」
みたいな視線を向けられることがあります。
みんなと違う行動や変わった行動などをしていると、「扱いにくい人・付き合いにくい人」というレッテルを貼られることもあります。
日本の会社など、まさにそうです。
会社はしきりに
・停滞した会社の空気を打ち破ってくれる人
・従来のやり方にとらわれず新しい発想で現状を打破してくれる人
そんな、個性的で自由な発想を持った人材が欲しいと言います。
僕も昔、会社の面接で「わが社に新しい風を吹き込んでくれ」みたいなことを言われたことがあります。
でも実際会社に入ると、個性的で自由な発想を持った人間は異端児扱いされることが多い。
場合によっては、和を乱す問題児といった扱いさえ受けてしまう。
「新しい風を吹き込んでくれ」と言いながらも、中身を開いてみれば日本の会社が大好きなのは「YESマン」。
・決して逆らわず上からの命令に忠実に従う人間
・余計なことはせず決められたことを正確にこなす人間
・どんな時も上の意見に賛同し、自己主張しない人間
そんなYESマンばかりが、会社から好まれ、結局は生き残っていく。
つまり自分を守っていくためには、周りと同調し、その他多数の中に身を隠すのが一番。
みんなと一緒であれば、とりあえず安心。
自分一人だけ取り残される、はじき出される…なんてことはない。
でもね、これからの日本はその他多数に所属していては、生き残れなくなります。
みんなと同じでは、ダメなんです。
これからは、サラリーマンであろうと「自分の力で稼ぐ」という意識を持っていなければ、生き残ることは出来ない。
いや、生き残れないというのはちょっと大げさかもしれませんが、少なくとも自分の人生を自分の意思でコントロールすることが難しくなってくると思います。
とりあえず、「良い大学に行って大きな会社に入れば、もう人生は安泰だ」みたいな発想は捨てたほうがいい。
というか、今の時代にそんな発想を持っている人は、あまりいないか。
これだけ景気が悪く、多くの会社が傾いていくのを目にすれば、大きな会社に所属したからといって、それが少しも安心材料になんてならないことはみんな分かっているでしょう。
まだ僕が社会人になる前は、「終身雇用」というのが一般的でした。
一度会社に就職すれば、大きな不祥事でも起こさない限り解雇されず、定年まで安心して働き続けることが出来ました。
みんなと同じように働いていれば、問題なく生きていけました。
でも今はもう、そんな時代じゃない。
会社は僕らの面倒など見られない。
会社は僕ら社員のことなど、気にも留めていない。
誰も僕らの面倒など、見てくれなどしない。
自分の人生は、自分で何とかするしかない。
だから会社の言いなりになって、思考停止に陥ってる場合じゃない。
みんなと同じようにして、安心してる場合じゃない。
今僕らがすべきは、どんな場所・どんな職場・どんな状況に陥っても、自分の力で生きていけるスキルを少しでも早く身に付けること。
あなたはいつまで「みんなと一緒という名の”泥船”」に乗り続けるつもりですか?
その船、底に穴が開いてどんどん浸水し始めていますよ。
一昔前までは、僕ら日本人は「一億総中流・国民総中流」と言われていました。
僕ら日本人は、そのほとんどが何ら生活に不自由の無い中流階級でした。
でもその中流階級が、どんどん転落していきはじめています。
そしてこの流れは、止まりません。
いずれ中流階級は、ほとんどいなくなる。
つまり、みんなと同じようにしていては、かなりの高確率であなたの人生が転落していくということ。
僕らはいい加減、「みんなと同じであれば安心」という勘違いから目を覚まさなければならない。
みんなと同じであることこそ、危険。
仮にあなたの周りがみんな、社会的成功を収め幸せな人生を送っている人ばかりなら、むしろ周りに合わせてください。
でも大抵の人が、そうではないと思います。
安定した人生を手に入れたければ、その他多数から抜け出さないといけない。
つまり、
みんなと同じことをしない
同じ行動をしない
同じ考えをしない
そう、みんなと違うことをするのです。
例えば
みんな仕事帰りに付き合いで飲みに行くのなら、自分はそれを断り家に帰って本を読んだり勉強したりしてスキルを磨くとか。
新しくオープンした有名飲食店にみんなが行列を作ってでも食べに行くのなら、自分は地元のマニアックな飲食店巡りをするとか。
休みの日にみんながダラダラ過ごしているなら、自分は早起きして運動やスポーツをしたり、またはスキルを磨くために勉強するなど、有意義に休日を過ごすとか。
僕がこうして書いているブログだって、ブログを始めたほとんどの人が、あまりにもアクセスが集まらずにものの数か月でやめてしまうのに対し、僕は全くアクセスが集まらないにもかかわらず、それに耐えてひたすら更新し続けました。
その結果、今では検索エンジンから多くの人達が訪問してくれるようになり、他の人達とは違う現実を手に入れることが出来ました。
というか、自分の望む人生を手に入れている人や、社会的に成功を収めている人は、必ずみんなと違う考え・みんなと違う行動をしている。
当たり前のことですが、その他大勢と同じようにしている限り、その他大勢と同じ現実しかやってきません。
僕らが真似したり合わせたりするべき相手は、その他大勢のみんなではなく、その他大勢から抜け出して自分の望む人生を手に入れている人。
あなた自身が「この人のようになりたい」と思う相手に思考や行動を合わせていかないと、いつまでたっても望む人生は手に入れられない。
最後にもう一度、言います。
あなたはいつまで「みんなと一緒という名の”泥船”」に乗り続けるつもりですか?
泥船が沈んでしまう前に、舟をこぎ出しましょう。
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