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子育て㉑:ルールを作るほど子供は自主的に動かなくなる!自立できなくなる!

仁の子育て論

各家庭で、それぞれルールってありますよね。
子供だったら、例えば学校から帰ってきてからいつ宿題をするとか、家のお手伝いや習い事、ゲームは何時まで…とか、その家によってルールや決まりがあると思います。

子供に規則正しい生活を送らせるためにも、ルールは必要だと思います。また、家族みんなが気持ちよく生活するためにも、やはりルールというものは必要です。

特に子供はまだ自分の中に “良い・悪い” といった判断基準が確立していないため、大人がある程度の基準を作ってあげる必要もあります。そしてその基準を元に、子供は世間のルールや常識を身に付けていきます。

 

子供のためを思って作ってあげたルール。
でも実はそのルールが子供の自主性や考える力を奪ってしまうこともあります。時にルールが子供にとってマイナスに働いてしまうこともあるのです。

今回は、家庭でルールを作っていく上での注意点や危険性について話していこうと思います。

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ルールに潜む危険性

最初に断わっておきますが、もちろん僕はルールを作ることに反対しているわけではありません。ルールを設けることによって、子供も我慢することを覚えたり、または社会性を身に付けたりすることも出来ます。

でも親や大人があまりにも一方的にルールを作って子供をがんじがらめにしてしまうと、子供は自主的に考えることをしなくなってしまいます。特に子供が小さい時からルールだらけで縛り上げ、それに対する意見や口答えは一切受け付けない、そうやってしまうと子供は自分で考えることをしなくなってしまうんです。決められたルールをとにかく守り、それに従ってさえいればいい、自分は何も判断しなくてもいい、そう考えるようになるんです。

そしてそのまま大人になってしまうと、どうなるか。
何をするにも誰かに決めてもらったり指示してもらわないと、どうしたらいいのか分からない。そんな、他人の決めたルールや決まり事、または他人そのものに完全に頼り切って自分では何も決められない、自分では善悪の判断すら出来ない、そんな人間になってしまう恐れがあるのです。

 

これがまだ昔の景気が良かった時代、いわゆる終身雇用が存在し定年になるまで会社がその人間の面倒を全て見てくれるような時代であれば、もしかしたら大丈夫だったかもしれません。

でも終身雇用なんて、とっくの昔に無くなっています。会社だって、いつ倒産するか分からないし、いつリストラされるかも分からない。他人に依存しきった生き方では通用しない時代が、もうとっくに来ているわけです。

ルールに従ってさえいればいい、みんなが言ってるんだから間違いないはずだ、そんな何も考えずに自分の人生を自分以外の何かに無条件に委ねてしまうような生き方をしていては、間違いなく大変なことになります。

 

これからの時代の子供たちに必要なのは、正しいか間違っているかをきちんと自分の頭で考え、自分で判断し自分の意思で行動できる力を身に付けること。

まだ未熟な存在である子供にはルールは必要ですし、ある程度は親や大人が決めてあげなければならないことも当然あります。でもルールでがんじがらめにし、子供の “考える力” を封じ込めてしまっては、本末転倒です。

ルールを設けるにしても、なぜルールを設けるのか?どういった理由でそんなルールを作るのか?それを子供にちゃんと説明し、出来るだけ理解させてあげなければなりません。なぜ自分にはそんなルールが必要なのかということを、子供に考えさせなければならないのです。

そして親も、自分都合でルールを作らないこと。
もしそのルールが単に親の都合で作ったものであるのなら、子供には分かります。子供はそのことに、ちゃんと気づきます。

だからもし、親自身の都合でルールを作らねばならないのなら、それをごまかすことなく子供に説明し、そして協力してくれるよう子供にお願いしなければなりません。

親だって人間です。完ぺきではありません。だから共に生活する家族として子供にも協力してもらえばいい、共に助け合いながらやっていけばいいんです。

そして可能であるなら、子供と話し合いながら一緒にルールを作っていくことが出来れば、子供にとってもそれが一番いいのではないかと思います。
なかなか難しいですけどね…

 

子育ての目的は、子供の精神的自立を手助けしてあげること。
自分の頭で考え、自分の頭で判断し、そして自分の意思で行動を起こす。
何が正しいのか、何が間違っているのか、自分で考えて自分で答えを見つけ出す。
問題にぶつかっても、自分の力で解決できる力を身に付けさせる、それが教育です。

何が正しくて何が間違っているのか、単にその答えを教えてあげるのが教育ではありません。自分の頭で考え判断する力を身に付けさせるのが教育です。

ルールを決めるにしても、単に守らせるだけではなく、なぜそのルールが必要なのかを考えさせなければ意味がありません。自分たち家族にとってどんなルールが必要なのか、子供と一緒に話し合いながらルール作りが出来たなら、きっとそれが子供にとっての一番の教育になるのではないかと僕は思います。

 

【仁の子育て論 一覧】

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