人と話してたりすると、つい感情が高ぶってしまうことってありますよね。
自分の意見や考えが通らずつい声が大きくなってしまったり、相手が自分の思いをなかなか理解してくれず思わずキツい口調になってしまったり…
「いや、俺は常に冷静だから大丈夫だな。」
ホントーに大丈夫ですか?
実はちょっとしたことで、自分や周りの人間が感情的になってることがわかってしまうんです。
僕らの言葉や行動は、感情から大きく影響を受けている
ところで僕らが普段使っている言葉や行動、これって自分の思考から生み出されたもの・作り出されたものですよね。
この僕らの「思考」、そしてそれによって生み出された「言葉」や「行動」といったものは、その時の自分の感情から大きな影響を受けています。
あなたも自分自身の言葉や行動、特に普段とは違う言葉を使ったり普段とは違う態度や行動をとってしまった時のことを、ちょっと思い出してみてください。
その時のあなたの気持ちや感情はどうでした?
普段と違う行動をした時って、気持ちや感情も普段とは違ったんじゃないですか?
いいことがあって嬉しくて心がウキウキ弾んでいたり、または逆に思わぬ事態が発生して気持ちが焦っていたり動揺してたり。
いろんな意味でいつもより感情が揺れ動いていたんじゃないでしょうか。
人はその時の感情によって、言葉遣いや言葉の調子、態度や行動、そして大切な判断や決断さえも大きく変わってくるのです。
ある意味、感情が自分の言葉や行動を良くも悪くもし、それによって未来さえも大きく変わってくるのです。
つまり自分の心ときちんと向き合い、自分の感情にちゃんと気付いてあげることこそ、自分の望む未来に近づく1番の近道ということですね。
僕は普段から常に自分の感情の動きを観察し、把握するクセをつけています。
自分では、自分の感情をそれなりに理解してるつもりです。
ですが、もちろん常に100%というわけではありません。
自分すら気づくことのできてない自分自身の中にある感情、これに気付くために僕は”あること”に気をつけています。
今回はそのことについてシェアしていきたいと思いますので、良かったらあなたも参考にしてみて下さい。
自分の感情というものに対してあまり意識を向けていなくても、たまに
「あぁ、俺は今イライラしてるな」とか
「焦ってるな、慌ててるな」とか
自分で感じることってありますよね。
仕事などでミスをして動揺してしまったり、人と言い争いになってだんだん頭に血が上ったり、思うように事が進まなくてイライラしたりとか。
そういう時って自分の心(感情)が落ち着いてない・乱れてしまってることに気付くことができますよね。
気付くことができるってことは、それに対して何かしらの対策や改善をしていくこともできます。
しかし問題なのは、自分でも気づくことができてない時です。
言葉や行動は、必ず感情からの影響を受けます。
例えば「行動」で言えば、慌ててたり焦ってたりすると、普段やってる当たり前のことを失敗してしまったり、学校や会社に毎日持って行ってるものをなぜかうっかり忘れてしまったりなど、感情の乱れは必ず行動のどこかに表れます。
僕も昔、会社に遅刻ギリギリの時間で慌てて家を出たら、スーツの上着を着るのを忘れて会社に行くという失態を犯してしまったことがあります。
このように感情の乱れは必ず行動にも表れるものであり、そしてそれは言葉も同じなんです。
イライラしていると、つい強い口調になってしまったり、普段落ち着いてる時には言わないような言葉や表現を使ってしまったりなど、行動と同じように言葉にも心(感情)の状態は表れます。
「ふーん、確かにね。でも俺には関係ないね。だって俺はいつでも冷静だからね。」
なんて人も中にはいると思います。
でもそういう人にこそ、今回は聞いてもらいたいのです。
自分の気づかないところで乱れている自分の感情、それを知るポイントは「言葉」です。
感情は言葉の中に表れてしまうもの
あなたは普段、自分の使っている言葉を意識したことはありますか??
あなたが日常生活で話す会話の中で、極端な表現を使う時ってありませんか??
例えば…
・絶対に
・100%
・全員が
など、大げさに言えば「世の中みんなそうなんだよ!!」みたいな言葉です。
状況によっては疑いようの無い事実などもあるでしょうが、
「これで絶対に間違いないんだ」
「100%そうなんだよ」
「全員そう思ってるんだよ」
のように、”自分の考えが絶対正しく、みんな自分と同じ考えなんだ” というような意味合いの言葉があなたの口から出ることがあるのなら、要注意です。
これは
「自分の意見が絶対正しいから1歩たりとも譲らない、そちらの意見は一切受け入れないよ」
という意思表示です。
自分の主張を相手に向けて全力でぶつけている状態、これは裏を返せば
「相手に自分を受け入れてもらえず、とても焦っている状態」なんです。
この心理状態が、極端な言葉となって表れているのです。
その時のあなたの表情がいくらクールでも、心の中では相手に受け入れてもらうため、感情は大きく乱れているのです。
この他にも、例えば
「白か黒か、どちらか」
みたいな、選択肢がどちらか2つしかない、二者択一のような表現を使ってしまってる時も同じく要注意です。
もちろん状況によっては、2つの内どちらか1つに決めないといけない時もあると思います。
しかし人生の中で二者択一という状況は、そうはありませんよ。
冷静になって周りをよく見渡せば、選択肢というのは他にもたくさんあるはずです。
精神的に追い詰められ、感情が乱れて冷静な判断ができなくなっているため、視野が極端に狭くなってしまっているのです。
このように注意して自分を観察してみると、感情の乱れは言葉にも表れているのです。
極端な言葉や表現を使ってしまっている時は、落ち着いて自分の心と向き合ってみて下さい。
感情の乱れに気付くと共に、自分の感情を乱しているその原因も見えてくるはずです。
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