魅力的な人間になり自分の価値を上げていくためには、自分自身と信頼関係を築き、自分に対する思い込み(セルフイメージ)を変えていく必要があるなど、これまで話してきました。
(これまでの記事についてはこちらをご覧下さい。【魅力のオーラを身にまとう方法】)
これまでの記事では、どちらかというと「やって下さい」的な内容が多かったと思うのですが、では逆に「やってはいけないこと」って何だと思います?
自分の魅力を逆に下げてしまう、やってはならい行為。
これをやってしまうと確実にあなたの魅力は下がっていきます。
あなたの価値は下がっていきます。
一体何だと思います?
やってはならないこととは…?
これをやってしまうと、あなたの魅力や価値を逆に下げてしまう…
その答えは「自分を安売りすること」です。
「そんなこと分かってるよ!!」
なんて声が聞こえてきそうですね(汗)
でもあえて言います。
本当に分かってますか?
実はもったいないことに、自分でも気付かないうちに無意識に自分を安売りしてしまってる人がとても多いのです。
自分を安売りするとは、簡単に言えば相手を持ち上げ、自分を下げる行為ですね。
これは自ら「私はそんなに価値のある人間ではないですよ」と宣言しているようなものです。
なぜ自分を安売りしてしまうのか。
実は自分を安売りしてしまう人というのは、何かを判断したりする際「他人が基準」になっているのです。
無意識に自分を安売りしている人というのは、例えば何かを決めたり行動したりする際など
「こんなことをしたら周り(親、友人、仲間、職場の人間など)から批判されないだろうか、馬鹿にされないだろうか」
などと考え、無意識に周囲の価値観や意向に合わせてしまっているのです。
場合によっては自分の個人的な趣味や好みでさえも、周りの目や批判を気にしながら決めてしまっているのです。
なぜそうなってしまうのでしょう。
その根底にあるもの、そうなってしまう一番の原因は「自分に自信が無いから」です。
もっと掘り下げて言えば、自分を否定する心、自分で自分を認めてあげられない心が自分の事を無視させ、他人の価値観や価値基準を優先させてしまっているのです。
これは自己評価(自分に対する自分の評価)が低ければ低いほど、より明確に表れます。
そして自己評価の低さは、隠そうとしても必ず言葉や表情・態度に表れるものです。
そして周囲の人間も、それを敏感に感じ取ってしまうのです。
その結果、「なぜかみんなの中での俺の評価は低い」という現象が起こってしまうのです。
あなたにも無いですか?
みんなの前でつい自分のことを悪く言ったり、自分に対して低い評価を下すかのような発言をしてしまうことって。
実は自分の価値・評価を落としているのは、周りの人間ではなく自分自身なんです。
普段からの自分の言葉や表情、態度、行動などが自分の価値を決定付けているんです。
ちなみに社会的に成功し、人間的にも素晴らしい人っていますよね。
そういう人が謙遜した言葉を発すると、逆に評価が上がることがよくありますよね。
自分の評価を落とすかのような発言をしているにも関わらず、なぜ逆に評価が上がってしまうのか?
それは、その人たちは自分に自信があるからです。
自分を限りなく100%近く肯定しているからです。
それが態度や表情に表れているから、謙遜した言葉を発するとそれが謙虚な姿勢に見え、さらに評価が上がるのです。
逆にこれが自己否定ばかりしている人で、いつもネガティブ発言しか出てこないような人ならどうでしょう?
周りはおそらく「またいつもの自己否定か…」と、単なるネガティブ発言として受け取られ、さらに評価が下がってしまうだけです。
自己評価が違うだけで、同じ発言をしてもこんなにも違いが表れてしまうのです。
(自己肯定などに関しては【第三章:魅力的な人になりたいですか?影響力を持つ人間になるために一番必要なこととは。】で話してますので、良かったらご参考にして下さい。)
自分基準で生きる
もしあなたが「自分を安売りしてしまっている」と少しでも感じているのであれば、これからは「自分基準」に切り替えて下さい。
何かを判断する時は、一時的に外野を全てシャットアウトして、まずは「自分はどうしたいのか」と自分自身に問いかけるのです。
あなたに対する賛成・反対・批判など一切無かったとしたらあなたはどうしたいのか?ということを自分に問いかけてみて下さい。
自分の想いをしっかり受け止めてあげることが出来たなら、それから今あなたの置かれている現状を踏まえて自分の行動を決めていってください。
自分の想いに忠実に行動すれば、あなたに対して批判的なことを言ってくる人もいると思います。
でも関係ありません。
基本的には気にする必要はありません。
その批判の中には、単にあなたが嫌いで足を引っ張ろうとする人もいれば、あなたのことを本気で心配してくれている人もいるかもしれません。
あなたが失敗しないよう、あえて反論という形でアドバイスしてくれてるのかもしれません。
でも実はそういったアドバイスも、その人自身の不安な気持ちをあなたにぶつけてきてるだけというのがほとんどなんです。
なぜならあなたに対し批判をしてくる人というのは、そのほとんどがあなたのやろうとしていることがその人自身にとっても経験したことの無いことだったり、もしくはやってみたけどその人の力不足で上手くいかなかったことだからです。
人というのは常に「自分が基準」となっています。
自分がやってみたら上手くいくと思うことは、人にも勧めます。
逆に自分がやっても上手くいかないと思うことは、人にも勧めません。
特に親身になってアドバイスしてくれる人というのは、あなたの抱える問題をつい自分のことのように錯覚して考えてしまいます。
「未知のことにチャレンジする」という行為は、誰しも強い不安を感じるものです。
そして相手は「自分だったらどうだろう…すごく不安だ!!」と感じ、その不安な心をそのままあなたにぶつけてしまっているのです。
これは相手が身内など近い間柄の場合、よく起こります。
特にその相手が同じことにチャレンジして失敗し、痛い目にあった経験があるといった場合は、よりいっそう反対や批判を受けることが多いです。
でもあなたがその人と同じように失敗するとは限りませんよね。
違う人間がチャレンジするわけだから、違う結果になる可能性は十分にあり得ますよね。
相手からの批判をそのまま全面的に受け入れるということは、あなたの可能性を閉ざしてしまう行為なんです。
あなたの人生の主人公はあなたです。
あなたの人生において決断を下すのは、他の誰でもないあなた自身です。
他人の判断に従っても、その結果に対する責任は他人が取ることは出来ません。
あなたが自分で判断し、自分の手で責任を取るしかないのです。
もちろん「誰の意見も聞くな!!自分勝手に生きろ!!」と言ってるわけではありませんよ。
第三者の意見は自分を客観的に捉えるための大切な視点ですし、他人は自分自身の鏡でもあります。
他人を通して自分の気付かなかった部分に気づくことも出来ます。
しかしアドバイスというのは、見方を変えると「自分の思うように他人を操ろうとする行為」でもあるんです。
アドバイスの仕方によっては、相手に自分の価値観を強制することにもなります。
もしそのアドバイスをしてくれている相手が、あなたの理想とする未来・現実をすでに歩いている人なら、むしろ積極的に受け入れても良いかもしれません。
でもそのアドバイスが全てではありませんし、絶対正しいとは限りません。
アドバイスは、あくまでひとつの意見・考え方として捉えるようにしないと、気付けば自分の望まぬ人生を歩んでいる…なんてことにもなりかねません。
それを踏まえた上で、これからは「他人基準」ではなく「自分基準」で生きていきましょう。
*記事一覧はこちら→「 魅力的になる方法 」 一覧
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