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子育て㉓:反抗期の無かった僕だからこそ気づけた、反抗期への対処法

仁の子育て論

世間の親たちが一様に頭を悩ませる “反抗期” 。

一口に反抗期と言っても、幼児期の反抗期から思春期の反抗期、場合によっては大人になってから反抗期が現れることもあると思います。

子供が言うことを聞かない、何を言っても反発する…一体どうしたらいいのか分からなくなってるお父さん・お母さんもおられるんじゃないかと思います。

なぜ子供は親に反発するのか?
そして反発する子供に対し、どう接したらいいのか?

今回は、そんな反抗期の子供に対する接し方を、僕の経験を中心に話していこうと思います。

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なぜ子供は反抗するのか?

実は僕自身、子供の頃に反抗期がありませんでした。もしかしたら多少はあったかもしれませんが、僕には “親に反抗した” という記憶がありません。

親もやっぱり、僕には反抗期が無かったと言います。それが良かったのか?悪かったのか?というのは分かりませんが、僕が思うに反抗期が無かった大きな原因の1つに、「親に対する遠慮があったからなのではないか」と思っています。

 

僕は子供の頃から父親に対し、とても遠慮していました。僕は子供の頃からとても自己評価が低く、いつも「僕が家族の足を引っ張っている」「親に迷惑をかけている」「僕は我が家の落ちこぼれ」そんな思いを抱えていました。

そして僕が何か大きな失敗をしてしまえば、その尻拭いをするのは父親。そして大きな失敗をしてしまうのはいつも僕。

僕は3人きょうだいの末っ子なんですが、上2人に比べて僕は極端に要領が悪く、僕だけがいつも家族の足手まといになっていました。だから特に父親に対しては、極端なまでに遠慮していました。

そしてまた、父親も昔ながらの人間。不器用で子供に対する接し方もわからない、とにかく厳しい人でした。だから僕は、父親のことを「お父さん」だと感じたことがありませんでした。

親に対する遠慮のため、僕は子供の頃に親に反抗することは一度もありませんでした。反抗することが出来ませんでした。

つまり僕が何を言いたいのかというと、親に反抗するということは、それだけ親に対して遠慮をしていないということです。

もし親に対して遠慮があったなら、昔の僕のように親に反抗することは出来ないはず。反抗するどころか、親に対してどこか他人行儀なよそよそしい態度になってしまうんじゃないかと思います。

例えば親に対して反抗ばかりする子が、近所のおじさん・おばさんに対しても親にするのと全く同じように反抗することはありませんよね。近所の人に怒られた時、自分の親の時と同じように言い返したりはしませんよね。

自分の親だからこそ、安心して反抗出来る。つまりそれは、親に甘えている証拠。自分を受け入れてもらえると思っているからこそ出来ること。親に反抗・反発するのは、それだけ親を信頼している証拠なんです。

 

そして親に反抗するのは、親から自立しようとしている証でもあります。
これまでずっと親に頼ってきたが、自分でやってみたい。
親の手を借りずに、自分の力でやってみたい。
自分の足で歩こうとしている心の表れなんです。

でもその結果、これまでのような親の援助が邪魔に感じてしまう。親の手助けがあるがために、自分だけの力でやりきることが出来るかどうか、試すことが出来ない。

反抗期というのは、そんな心の動きが結果として表れてしまっただけなんです。ただそれだけのことなんです。
親が憎いわけではありません。
親が嫌いになったわけでもありません。
ただ、自分の足で、自分の力で歩こうとしてるだけなんです。

だから本来、”反抗期” というものは誰にも無いんです。反抗してるのではなく、単に自立しようとしてるだけなんです。だから僕は “反抗期” のことを “自立期” と呼んでいます。

親であるあなたに子供が反抗するようになったら、こう思ってください。
「そうかそうか、こいつも独り立ちしようと頑張ってるんだな。」
そして子供の頑張る姿を、ただそばで見守ってあげてください。

 

あと、ちょっと余談ですが、僕は子供に対して日頃から言っていることが2つあります。

何を言っているのかというと、1つ目は
「何か思うことがあれば、遠慮せずに何でも言え。それが例え愚痴であろうと文句であろうと言い訳であろうと、一切構わない。とにかく遠慮せず、言いたいことは何でも言え。大丈夫、お父さんが全て聞いてやる。」
こう言って、とにかく子供の話を、子供が言うままに聞いてあげる。子供が話してる最中で口を挟んだり僕自身の意見を言ったりせず、とにかくそのまま聞いてあげるようにしてます。

それともう1つ。
「大人が必ずしも正しいと思うな。お父さんの言ってることが常に正しいとは限らないぞ。大人も子供も人間だから、同じように間違うこともする。お父さんだって、間違うことは普通にある。だから何事も、自分の頭で正しいかどうかの判断をしろ。例え相手が大人であっても、違うと思ったら遠慮せずに自分の意見を言え。もしお父さんの言うことが間違ってると思ったら、一切聞く必要は無い。お父さんは間違ってるよと、堂々と言え。」
こう言ってます。

すると、僕に対して自分の意見はハッキリ言うようになったんですが、僕に対して反抗してくることが無くなってしまったんです。

実は僕としては、こちらにどんどん反発してくれることを期待していたのですが、全然反発してこないんです。なんか肩透かしを食らったというか、物足りないというか…

人というのは抑え込もうとすると反発し、「反発しろ」と言われると素直になってしまうものなんですね。

 

反抗期の子供への対応は、子供によっても違いますし、状況によっても変わって来ると思います。でもどういった状況であれ、反抗するという行為は親から自立しようとする心の表れ。自分の足で歩こうとする心が芽生えたという証拠。

“反抗期” とは、すなわち “自立期” 。
ドンと構え、どんな大人になっていくのか楽しみに見守ってあげましょう。

 

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