あなたにとって「魅力的な人」といえば、どんな人を思い浮かべますか?
魅力的な人・価値の高い人といえば、例えば特定の分野におけるナンバーワンを思い浮かべる人もいると思います。
スポーツでのナンバーワン、勉強でのナンバーワン、社会人であれば営業部門のナンバーワン、技術職のナンバーワン、いろいろありますよね。
ところでナンバーワンと聞くと、同時にオンリーワンを思い浮かべる人もいると思います。
ナンバーワンとオンリーワン、どちらがより魅力的だと思いますか?
あなたは、どちらにより高い人間的価値を感じますか?
どちらが「より魅力的」か、実は決まっているんです。
これから、その理由と答えを話していきますね。
ナンバーワンとオンリーワン、どっちが魅力的?
あなたは「ナンバーワン」という響きにあこがれたこと、ありませんか?
誰もが認める1番の実力者、すごくカッコイイですよね。
誰でもなれるわけではない、みんなが憧れるポジション。
でも残念なことに、一生ナンバーワンで居続けることは出来ません。
絶対とは言いませんが、長い人生の中で常に1番で居続けることなんて不可能なんですよね。
僕はこれまで、ナンバーワンだった人間がその座を追われる様を何度となく見てきました。
そしてナンバーワンから転落した人間というのは、無残なものです。
実は、人というのはナンバーワンになった人間に対し、無意識の内にその人間が「ナンバーワンか、そうでないか」という目で見てしまいます。
その人間ももちろん他の人たちと同様いろんな面や個性を持っているのに、その人間がナンバーワンになった途端、「ナンバーワンか、そうでないか」という二者択一の目で見るようになってしまうのです。
そしてその人間がナンバーワンじゃなくなったら、急にその人間に対する魅力を感じなくなってしまうのです。
たった一人しかなれないナンバーワン、人はナンバーワンの人間に対し強い憧れと魅力を感じます。
が、そこから転落する姿を見ると急にその人間が哀れに見え、見下すかのような感情が芽生えてきます。
1位じゃなくなったってだけで、急にその人間に対し価値を感じなくなってしまうのです。
急にその人間が色あせて見えるのです。
だから僕はナンバーワンを目指すのはお勧めしません。
でも中にはナンバーワンの座を追われても、なお魅力的な人がいます。
どんな人だと思います?
それは「オンリーワン」です。
強烈な個性を発する人や、自分の夢や趣味に夢中な人、そんなプラスエネルギーを発する人はナンバーワンじゃなくなっても魅力を失うことはないのです。
オンリーワンの持つ魅力
例えばテレビとかで、「昔のあの芸能人は今どうしてる?」みたいな番組ありますよね。
かつてはトップアイドルだったけど、今は姿を消してしまいテレビなどに出なくなった人とかにスポットを当てるみたいなやつ。
ああいう番組見てると、ナンバーワンだった当時の輝かしい面影を失った、見るも無残な姿の人なんか出てきます。
でも中には逆に、むしろ当時より生き生きと輝いた表情になってる人もいますよね。
自分の好きなこと、本当にやりたいこと、本気で打ち込めるものを見つけ、昔以上に人生を楽しんでる、ナンバーワンだった頃より魅力が増してる人がいます。
これがオンリーワンの魅力です。
実は本来、誰しもオンリーワンなんですよね。
みんな顔も性格も違うし、趣味、価値観、考え方、感じ方、全てが違います。
双子ですら成長と共に顔や性格に違いが出てくるのですから、全く同じ人間というのはこの世に存在しないんですよね。
だからみんな、本来オンリーワンなんです。
でも僕らは生きていく上で、たくさんの決まり事を学びます。
いわゆる世間の価値観や常識などです。
もちろん人間社会は、一定の常識を守らないと生きていけません。
だから身につけるべき常識は、きちんと身につけなければいけません。
でもその常識に縛られすぎてる人がものすごく多い。
世間の常識を意識しすぎるあまり、
「こんなことしたら批判されるんじゃないか」
「こんなこと言ったらバカにされるんじゃないか」
このように他人の目ばかり気にし周りに合わせてばかりで、自分から何かを考え行動を起こすのをやめてしまってる、そんな思考停止してしまっている人がものすごく多いんですよね。
自ら自分の個性(魅力)を出さないよう、押さえ込んでしまってるんです。
人が魅力を感じるのはオンリーワンです。
ナンバーワンというのは、「1番」ということに対してのみみんな価値を感じているだけであって、人間としての魅力を感じているわけではないのです。
だから魅力的な人間になりたいのであれば、「ナンバーワン」ではなく「オンリーワン」を目指すべきなのです。
“オンリーワン”のなり方
……えっ、
「どうすればオンリーワンになれるのか」だって?
簡単なことです。
何でもいいので自分が好きなもの、やりたいことをひたすら追求していけばいいのです。
それが得意である必要など全くありません。
秀でている必要もありません。
自分が好きなことを、とことん思う存分やればいいのです。
もし自分のやりたいことが分からないのであれば、あなたはすでに周りの価値観や世間の常識にとらわれすぎて思考停止を起こしているのかもしれません。
周りの目ばかりを気にし、自分を見失ってしまっているのかもしれません。
自分の好きなこと、やりたいこととは何かを考える時は、自分の周りの全てをシャットアウトして下さい。
周りの目、批判、賛成意見や反対意見、そういった自分以外の人間の目を心の中から全てシャットアウトするのです。
何をやっても誰も何も言わない、どんなことをしても誰からも何も思われない、そういう状況であれば自分はどうしたいのか、何をやりたいのか、完全に自由な状態で自分に問いかけてみて下さい。
そして自分の好きなもの、やりたいことを見つけたら、状況的に出来ないとか周りからの反対があるとか気にせずとにかくやってみましょう。
始めてみましょう。
自分の好きなことを一生懸命やってる人は生き生きとしています。
好きなことを追求している人は、目や表情が輝いて見えます。
とても魅力的に感じます。
あなたの本当にやりたいことは一体何ですか?
自分の意思で好きなことを追求し続けていると、いつの間にかあなたは魅力的なオンリーワンになっているのです。
*記事一覧はこちら→「 魅力的になる方法 」 一覧
メッセージ