『その人間の器は、抱え込んだトラブルの大きさで決まる』

雑記

人生ってトラブルがつきものですよね。
一口にトラブルと言っても人によって抱えるものは様々ですが、「人生においてトラブルなんて一つも無い」「これまでの人生で頭を悩ませたことなんて一度もない」なんて人はまずいないと思います。たとえどんなに優れた人であっても。

多くの人が、その時その時で何かしらの問題を抱えながら生きているわけですね。
子供にも子供なりの悩みがあるし、会社員にも会社員なりの悩みがあるし、経営者にも経営者としての悩みがある。
どんな人にもその人なりの悩みがあるし、その人が乗り越えなければならない問題・向き合わなければならない課題があるわけです。

では例えばですが、あなたが子供の頃に抱えていた悩みやトラブルってどんなものでした?
覚えている範囲でいいのでちょっと思い出してみてください。



では今度は、あなたが大人になってから直面した悩みやトラブルってどんなものがありました?
若い頃からさかのぼって思い出してみてください。



…思い出してもらえました?
ではあなたが「子供の頃に直面した問題」と「大人になってから直面した問題」を、ちょっと比べてみてもらえますか?

人によって差はあるかと思いますが、その時に感じた不安や焦りや大変さはさほど変わらないかもしれません。
でもトラブルそのものの規模や、そのトラブルに対する責任の重さはきっと違うと思います。
大人になればなるほど、抱えるトラブルに対する責任や周りに与える影響は大きくなっていってるはずです。

なぜ大人になればなるほど、トラブルの規模はより大きくなっていくのか?
それは舞い込んでくるトラブルの大きさは、その人間の持つ器の大きさに比例するからです。
人生というのは、その人の成長に合わせ、その人の器にちょうど良いサイズの問題が発生するようになっているのです。

また自然災害や戦争などといったことを除けば、僕らに個人的に降りかかってくるトラブルや問題というのは、今の自分にとって一段階上のものしかやって来ないんですね。
今の自分が頑張って一段駆け上がれば乗り越えられる問題しか、僕らの前には基本的には現れない。一段目をすっ飛ばして二段上・三段上の問題がいきなりやって来る、なんてことは無いんですね。

そしてその一段目を乗り越えると、次の二段目がやって来る。そしてそれを乗り越えると、さらに大きな三段目の問題が順番ずつやって来る。
自分の成長に合わせるかのように、舞い込んでくる問題も同じように大きくなっていく。
つまりその人間の器の大きさに合わせて向き合うべき問題も比例して大きくなっていくということ。
だからその人間の抱えている問題の重要さや周りへの影響の大きさを見れば、その人間の器の大きさや、その人間が立っている人生のステージも分かるということ。

もし今あなたが大きなトラブルや問題に直面しているのなら、今のあなたの器がそれだけ大きいという証拠。
そしてトラブルというのは、今の自分にとって一段階上のものしかやって来ない。
今のあなたの実力では越えることのできない二段も三段も上のものはやって来ない。
必ず律儀に順番ずつやって来ます。

つまり今のあなたが向き合っている問題は、今のあなたが頑張れば乗り越えられるレベルのものだということ。
そしてそれを乗り越えるたびに、あなたの人間としての器は比例して大きくなっていきます。
そして乗り越えれば乗り越えるほど、問題の乗り越え方というのも身についていきます。

人の持つ器というのは、生まれつきのものではありません。
器の大きさは、人生の経験を通じて鍛えられ大きくなっていくもの。
困難にぶつかった時、どんな態度で向き合うか、どのように乗り越えていくか。

とは言っても、たとえ仮に乗り越えられずにくじけてしまっても大丈夫です。
実は僕もこれまで何度も心が折れて逃げ出してきましたから。
でも、こうして再び戻ってきた。

人生は、いつでもやり直せます。
どんな状況であっても、誰であっても再びスタートを切り直すことはできるのです。
大事なのは、決して諦めないこと。
そして自分に乗り越えられない問題は決してやって来ないということを、理解すること。
共にチャレンジしていきましょう!

仁より

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