『伝わらないのは相手の”思考のタイプ”を知らないから』

雑記

「そんなつもりで言ったんじゃないのに相手が激怒してしまった」
「一生懸命に言葉を尽くしているのに、相手に上手く伝わらない…」
会社や職場、または家族や友人とのやり取りで、こういったことってありますよね。

また、ここ最近ではテレビやネットでも炎上騒動がよく起こっていますよね。
有名人のSNSのコメント欄なんかも、ちょっとした発言でよく荒れたりしてますし。

自分はそのつもりで言ったわけじゃなくても、言葉や発言の一部を切り取られて責められる。
説明しても、理解してもらえない。
なぜこういったことが起こるのか?
それは「人には2つの思考タイプがある」ということを、多くの人が知らないからです。

 

2つの思考タイプを理解する


「2つの思考タイプ」とは一体何か?
早速答えを言いますが、それは「文脈脳」と「単語脳」の2つです。

簡単に説明すると、「文脈脳」とは文脈を重視して情報を処理する脳の働きや思考のスタイルのこと。
分かりやすく言うと、一つひとつの単語や言葉にとらわれず、話の前後関係やその時の状況・背景を踏まえて理解しようとする思考のこと。

対して「単語脳」とは、言葉を文脈ではなく単語そのものの意味で捉える思考スタイル。
例えば「大丈夫?」と相手から聞かれた時、文脈脳の人は相手の表情や状況から「心配してくれているのかな?」と考えたりしますが、これが単語脳の人だと「大丈夫=問題ない」という意味に注目し「特に問題はないのになぜ聞かれるのだろう?」と受け取る、みたいな。

例えば堀江貴文さん(ホリエモン)って、よく炎上してるじゃないですか。
彼の発言の中には「馬鹿」とか「ボケ」とか「頭悪い」とか、過激な発言がよく飛び出しますよね。

確かに彼は言葉遣いは悪いし、汚い言葉で人を罵ったりもします。
それに対し批判の声も多数ありますが、でも逆に彼を称賛し応援する支持者も常に一定数存在する。
同じ発言をしても、なぜ評価がこうも割れるのか?

それは堀江さんの言葉を「文脈脳」で理解する人と「単語脳」でとらえる人がいるから。
文脈脳で理解する人は、相手が何を言おうとしているのか、話全体の流れや内容そのものを理解しようとするので、たとえ強い言葉を言われても気にならないし、単語そのものに引っ張られない。

対して単語脳でとらえる人は、話の流れや背景など関係なくインパクトのある言葉に敏感に反応するので、堀江さんのようなインパクトのある言葉を多用する人は頻繁に炎上してしまうわけです。
いわゆるテレビやネット・SNSでの誹謗中傷というのは、そのほとんどが単語脳によるものだと言えるでしょう。

じゃあ文脈脳と単語脳のどちらがいいの?ということになりますが、どちらがいいという話ではありません。
ただ、周りとより深いコミュニケーションを図ったり、人と親密な信頼関係を築いていきたいなら、文脈脳の思考スタイルを取り入れることをお勧めします。
もうお分かりだと思いますが、人をより深く理解するためには、その人間の置かれた立場や状況・そうなるまでに至った背景や前後関係、つまり”文脈”を理解することが必要不可欠だからです。

そして今後あなた自身のコミュニケーションを円滑に進めていくためにも、相手が「単語脳」か「文脈脳」なのかを見極めることも必要です。
初対面でいきなり判断するのは難しいでしょうが、普段から接触のある相手のことは「この人は単語脳かな?それとも文脈脳かな?」という目で観察するようにしてみてください。

そして単語脳の人を動かすにはシンプルで出来るだけポジティブな言葉を、文脈脳の相手に対しては論理的な説明や根拠などを示しながら話す。

例えば混乱状態にある単語脳の人に向かって細かい状況説明などしても、きっと耳には届かないでしょう。
そういう場合は長々と説明せず、抽象的な表現も避け、出来るだけシンプルかつ具体的な言葉で解決するための方法を提案してあげる。
また悲観的な表現や否定的な言葉を使うと炎上するので、ポジティブで肯定的な言葉を選んで使う。

また逆に文脈脳の相手が混乱状態に陥っているのなら、細かい状況説明をしてあげた上で解決法を提案してあげれば冷静さを取り戻してくれる。

このように相手のタイプを理解し使い分けることにより、コミュニケーションにおける誤解や行き違いもグっと少なくなり、より円滑で効果的なコミュニケーションがきっと可能になるはずですよ。

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仁(jin)

ヒトの"素顔"があらわになる葬儀の場を約20年間観察し続けてきた葬儀人の"仁(jin)"が、独自の視点と様々な学びから導き出した人間理解を軸に「自分の人生の主人公になる方法」を発信します。
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