「9つのピース」第8話

9-pieces

■8つ目のピース

頭の中の独り言を支配しろ

この「9つのピース」も、今回でもう8回目になります。ここまで7回に分けて話を進めてきましたが、今回はこれまの7つの話の効果を最大限発揮するための方法について話していきます。

本日の話のキーワードは【頭の中の独り言を支配しろ】です。

 

僕ら人間というのは、常に何かを考えているものです。頭の中ではいつも、言葉、音声、映像、イメージ…様々なものが飛び交い続けています。アメリカの心理学の研究によると、人間は1日におよそ6万個の物事を考えると言われています。つまり寝ている時以外は、ほとんど何かを考えたり思ったりしているわけです。いや、寝ている時でさえも夢という形で頭の中では何らかのイメージや映像などが流れています。

僕らはみんな無意識の内に、頭の中で常に何かしらの考え事をしています。例えば過去の上手くいったことや楽しかったことを思い出してポジティブな気持ちになったり、反対に失敗したり上手くいかなかったことを思い出して自己嫌悪に陥ったり。または未来のことを考えて希望に胸を膨らませたり、逆に不安で暗い気持ちになったり。

そうやって自分の身に起こったこと、または自分の取った行動や判断に対し、
「それは良いのか? 悪いのか?」
「それは正しいのか? それとも間違っているのではないか?」
このように、自分を相手にして議論を繰り広げているわけです。

そしてこの「頭の中で繰り広げられる議論」の答えによって、あなたのその後の行動は決められていきます。議論の内容が、あなたの行動に強く反映されていきます。つまり議論の結果が、そのままあなたの人生に強く影響しているということ。

でも残念なことに、そのことを意識する人はほとんどいません。ほとんどの人が、頭の中で繰り広げられている自分との議論が、自分の人生に対してどれほど強い影響力を持っているのかを知らないのです。

例えば頭の中の独り言が、普段から
「自分は優秀だから、何をやっても上手くいくに決まってるよ」
「自分は出来る人間だから、仕事でも何でも常に結果を出すことが出来るんだよな」
こんな感じで常に自信に満ち溢れていれば、現実の行動も同じく自信と余裕に満ち溢れた強気な態度になっていきます。

これが反対に
「自分はどうせダメ人間だから何をやっても失敗するし、努力するだけ無駄に決まってるよ」
「またいつものようにヘマをやらかして、周りのみんなに迷惑をかけてしまったらどうしよう?」
このように弱気な独り言ばかりを吐いていれば、普段の行動もビクビクした消極的なものへとなっていきます。

また例えば、頭の中で自分ばかりを責めているような人は、自然と自虐的な行動ばかりを取るようになるし、自分を大切にしなくなる。逆に頭の中で他人ばかりを責めているような人は、発する言葉も自然と他人に対して攻撃的になっていく。

頭の中でどんな独り言を呟いているかによって、あなたの顔、表情、声、雰囲気、性格、行動、選択、決断、そして生き方や人生までもが決まってくるのです。

ということは反対に、もしも頭の中の独り言を意図的にコントロールすることが出来れば、人生を自分の望む形に創り上げていくことも可能になるということ。実は独り言をコントロールすることにより、あなたの思考・感情・行動といったものさえも、コントロール出来るようになるのです。

ではどうすれば、頭の中で繰り広げられている独り言をコントロール出来るようになるのか?

そのためにはまず、頭の中の独り言に積極的に参加することです。他人と会話するのと同じ要領で、自分と会話をするのです。

例えば以前の僕は、極度のあがり症でした。人前に出れば、瞬間的に頭は真っ白になり、喉を締め付けられたかのように声が出なくなる。このあがり症に、僕はずいぶんと苦しめられました。

そして社会人になり僕の選んだ仕事はサービス業であり、大勢の人の前でいろいろ説明しなければならないことが頻繁にありました。今でこそあがり症はすっかり克服して大勢の前でも全く緊張しなくなりましたが、このあがり症を克服するために僕は自分自身とひたすら会話し続けました。

人前に出てあがり症の症状が出ると、ここから自分との会話が始まります。
「おっ、いつものあがり症が出てきたぞ。まぁ焦るな、落ち着け俺。まずは深呼吸して、お客さんをよく見てみろ。そもそもよく考えてもみろ、お前はこの仕事のプロだろ。それに対して目の前のお客さんはどうだ?何も分かってない素人じゃないか。お前は教えてあげる立場の人間だぞ。知識も経験も、圧倒的にお前の方が上なんだ。と言うことはつまり、恐れる必要は何一つ無いってことなんじゃないのか?」

そして、人前で上手く話せなくても、
「まぁ慌てるな。人間誰しも失敗はある。パーフェクトな人間など一人もいないだろ?今回は上手く説明できなかったが、命を取られるわけじゃないし、会社もクビになんてならないぞ。まぁ格好悪くて恥ずかしい思いはしてしまったが、大事なのはこの経験をどう生かしていくかということだろ?
落ち込んだり自己嫌悪に陥る必要なんて全く無いぞ。問題は、次をどうするかだ。大事なのは今回の失敗を踏まえた上で次にどうつなげていくかだろ?
よし、次からは何を話すかを、事前にもっとしっかり考えておくんだ。ついでに家で予行演習もしておこう。うん、何だか次は上手く出来そうな気がしてきたぞ。よし、やろうぜ。大丈夫、俺なら絶対に出来るようになる。いや、俺に出来ないわけがない。」

そして少しでも上手くいった部分があれば、
「前回は上手くいかなかったところが、今回は上手くいったんじゃないか?合格点にはまだ程遠いが、確実に進歩してるじゃないか。
さすが俺。やれば出来るじゃないか。いきなり100点満点を出す必要なんて無い。一歩一歩着実に前へ進んでいこうぜ。他人の評価なんて関係ない。俺の価値を決めるのは俺なんだから。自分を信じて、前に進んでいこうぜ。」

こうやって僕は、まるで他人と会話するかのように自分と会話をし続けました。そしてその結果僕は、自らの力であがり症も克服することが出来たのです。

ただ、「じゃあ今日から早速自分と会話をしていきましょう」と言われても、なかなか難しいですよね?そこで、自分と会話をする際に注意すべきポイントを、これから説明していきます。

まず最初に、たとえどんなに失敗しようとも、その失敗を決して責めないこと。どんなに上手くいかなくても、絶対に自分を否定したりしないこと。

あなたのやるべきことは、自分を責めて自己嫌悪に陥ることではなく、どうすれば上手くいくか、その答えを自らの力で見つけ出すことです。そのためには、先ほどの僕の独り言を見てもらえれば分かりますが、まずは現時点の自分を認めること。

僕で言えば、自分があがり症だということを自分で認める。自分の問題点を自分でちゃんと認識しなければ、問題は解決することは出来ません。

現段階での自分の問題点を認識したら、次は自分と会話をしながら問題点を分析していき、解決策を自ら導き出していく。つまり、自分が自分のカウンセラーとなり、悩みや問題点を引き出し、成功へと導いていってあげるのです。

そのためには、常に第三者的な視点を持たないといけません。客観的な視点で自分をとらえなければ、なかなか解決策を導き出すことは出来ません。自分を客観的な視点で見つめ、問題を冷静に分析し、自分の取るべき行動を導き出す…

でも問題に直面している時なんかは特に、なかなか冷静になることは出来ませんよね。どうしても感情的になってしまうため、自分を冷静に見つめることが出来ません。じゃあどうすればいいか…?

そんな時は、以前に【嫌われることを恐れるな】で話した「目の前で起こる出来事を、感情ベースではなく事実ベースでとらえる」を思い出してください。ものごとを「感情」でとらえるのではなく、単なる「事実・現象」としてとらえてみてください。きっと、感情をある程度コントロール出来るようになるはずです。

そして自分と会話する時は、完全にカウンセラーになりきってください。あなたはあくまでカウンセラーであり、自分とは別人…そう、自分の抱えている問題を、どこか他人事であるかのように眺めてみるのです。

この視点を持てるようになると、自分の身に降りかかる問題を冷静かつ客観的に受け止めることが出来るようになり、自分の取るべき最適な行動が自然と見えてくるようになります。あなたの中に、いつどんな時も冷静なアドバイスをしてくれるカウンセラーを常駐させるのです。

・ものごとが上手くいかない…
・気分が落ち込んで立ち直ることが出来ない…
・感情が乱れて冷静になれない…
そんな時は、あなた自身がカウンセラーやアドバイザーとして、自分に話しかけてあげてください。

現実が自分の思うように進まない時というのは、自己否定の言葉や他人を責めるようなネガティブな独り言が、嵐のようにあなたの頭の中を飛び交っています。視野も狭くなり、放っておけば考え方もどんどん悪い方へと傾いていきます。だからまずは、自分のことを否定したり、良い・悪いといった判断などをしたりせず、また、感情や主観を持ち込まずに自分の置かれている状況を他人事のように冷静に眺めつつ、自分に語りかけてください。

「お前はなぜ、そんなにネガティブになっているんだ?どうして落ち込んでいるんだ?具体的な原因は一体何だ?何がお前をそこまで苦しませてしまっているんだ?」
そうやって、あなたの気持ちをネガティブにしてしまっている原因を、突き止めてあげてください。

それから、
「じゃあ聞くが、お前はどうしたいんだ?どういう状態になれば、満足できるんだ?お前は一体、この先どうなりたいんだ?」

そうやって自分の心の奥底に抱えている願いを形にし、目に見えて分かるように引き出してあげる。自分のやるべきこと・進むべき方向を、明確かつ具体的にしてあげるのです。

やるべきこと・進むべき方向が見えてくれば、今度はそれを実現する方法を客観的な視点から、自分に向けて提案していきます。
もしも提案に対し、
「それは無理なんじゃないかなぁ」
といった独り言が出てしまえば、
「じゃあ具体的にどういった部分が無理だと思うんだ?どうすれば、それが出来るようになると思う?また他に何か良い方法はありそうか?」
こうやって、実現するための方法を軌道修正してあげます。

また
「出来るかどうか、自信が無いなぁ…」
なんて弱気になってしまえば、
「出来るかどうかなんて、やってみなくちゃ分からないだろ?もしここで諦めたとして、お前は1ミリも後悔しないのか?人生は一度きりだぞ?出来る可能性が少しでもあるのなら、チャレンジしてみないと絶対にもったい無いぞ。
せっかくの自分の人生の可能性を、自らの手で閉ざしてどうする。それに失敗したとしても、その経験は確実に今後の人生で活きてくるわけだから、やらない理由なんて無いんじゃないか?」
こうやって自分の気持ちをグイグイ後押ししていきます。無二の親友の様に常に自分の心に寄り添い、会話によって自分をフォローし応援していきます。

そして自分にアドバイスする時は、出来るだけ強い言葉を使うようにしてください。
例えば何かにチャレンジする時も、
「出来るかもしれない」
といった曖昧な言葉ではなく、
「大丈夫だ、絶対に出来るぞ」
といった、強い言葉で言い切るようにしてください。

あなたのアドバイスする言葉は、良い意味でも悪い意味でもそのままあなたの気持ちや行動に影響を与えます。あなたのアドバイスが弱気な言葉だったら、あなたも恐る恐る行動するようになります。逆に強い言葉で言い切ったら、自信に満ち溢れた大胆な行動を取れるようになります。

だから、頭の中の独り言は強気な言葉で言い切る。そしてその言葉を、しつこいぐらい繰り返すようにしてください。

言葉というのは不思議なもので、同じ言葉を何度も頻繁に使っていると自己暗示にかかります。「まさか…」と思われるかもしれませんが、僕は自らの人生を通じてそれを確信しています。

そしてその言葉、頭の中で繰り返すだけでなく、口に出して言ってください。そう、声に出して言うのです。より暗示がかかりやすくなってきます。なぜかというと、あなたの発する声、一番身近で聞いているのは誰ですか?

そう、あなたです。あなたが話すのを一番近くで聞いているのは、あなた自身。あなたがその言葉を声に出して発すれば、その言葉はそのままあなたの耳に入り、あなたの脳がその言葉を認識します。
頭で考え、そして言葉として発し、それを耳で聞き、再び頭で認識する。その結果、より暗示にかかりやすくなってくるのです。

特定の強い言葉を日頃から繰り返していると、自己暗示がかかり、自分自身がその気になってきます。例えば自分に自信が持てなくても、
「大丈夫、俺ならきっと出来る、絶対に出来る」
本気で信じるつもりで声に出してそう繰り返していれば、次第に行動や考え方も変わり始めます。自分の発する言葉につられて、その言葉通りの行動や考え方に自分が変わっていくのです。

あなたは、どんな自分になりたいですか?
どんな人間になっていきたいですか?

それを言葉にし、頭の中だけでなく声に出して普段から繰り返してみてください。例えば、「大丈夫」とか「私なら絶対やれる」とか、簡単な言葉でもいいのです。本気で信じるつもりで繰り返すのです。すると自己暗示にかかると同時に、普段のあなたの頭の中の独り言も変わります。するとあなたの人生に、次第に変化が訪れ始めます。

日々、頭の中で呟かれている独り言。
どんな独り言を呟くかによって、あなたの人生が決まる。
頭の中の独り言が、そのままあなたの人生そのものとなる。

イキイキと魅力的な表情をしている人は、頭の中がプラスの独り言でいっぱいな人。逆に暗い表情で人生が上手くいかない人は、頭の中がマイナスの独り言で埋め尽くされている人。

もしあなたが頭の中でいつも、
「私は、なんてダメな人間なんだ」
こう呟いていたら、あなたはそのままダメな人間になっていきます。顔の表情や姿勢、声、発言、行動、考え方…あなたの全てがダメな人間になるように変わっていきます。

人生を変えたければ、頭の中の独り言を変えるしかありません。頭の中の独り言にどんどん参加し、自分の望む未来に合う言葉に変えていくのです。

そして頭の中の独り言をコントロール出来るようになってくれば、例えば慌てたり焦っている時、落ち込んでいる時、後悔から抜け出せない時、自己否定の念に飲み込まれてしまっている時…そんなネガティブな感情に心が支配されている時であっても、独り言によって自分の精神状態を立て直せるようになります。思考、感情、行動、そういったものを自分の言葉でコントロール出来るようになります。

ただ一つ注意してほしいのは、独り言によって自分自身の思いや考えを否定したり、自分の本心を捻じ曲げたりしないこと。
ネガティブな考えが浮かんできても、
「そんなことを考えてはいけない」
「そんなこと、思っちゃいけない」
そうやって自分の中にある思いを否定してはいけません。否定するのではなく、受け止めてあげるのです。自分の辛い気持ちをきちんと受け止め、理解してあげるのです。

例えば同じ職場の仲間が仕事で成果を出し、会社から評価をされたとする。そんな仲間を見て、「ちっ、なんであんな奴が評価されるんだ。調子に乗りやがって。何か失敗して痛い目に合えばいいのに。」そう思ったとします。

すると「人の成功を妬んだり、人の失敗を願うなんて、人として間違ってる。自分は何て心の狭い人間なんだ。」そうやって自分を責める言葉が頭の中に浮かんできて、自分を攻撃してしまうことがあると思います。

でもここでただ自分を責めるだけでは、何の解決にもならないどころかネガティブの渦に飲み込まれてしまうだけです。というか人を妬むことは別に悪いことでも何でもないし、そもそも罪悪感を感じる必要も無いんですね。

ここですべきことは、自分のあら探しをして自分を責めることではなく、自分の気持ちをそのまま受け止めてあげて、そしてなぜそう思うのかを冷静な第三者の視点で分析してあげて、その分析を元に理想の自分・理想の状態になるためにはどうすればいいかを自分に向けて提案してあげる事です。

「あぁ、なるほど。お前は今、仲間の成功に対して嫉妬の気持ちを持ってしまってるんだな。そうか、それだけお前は悔しい思いをしているんだな。じゃあなぜお前は仲間の失敗を願ってしまうほどに、激しく嫉妬してしまっているんだ?

うんうん、なるほど。お前だって頑張って仕事をしているのに、全然評価してもらえてないよな。それなのに、たまたまアイツは今回の仕事で上手くいっただけで、あんなにも評価されているわけか。それは面白くないな。分かるよ、その気持ち。

じゃあ、どうする?このまま負け犬のまま、終わってしまってもいいのか?…いいわけないよな。じゃあお前の本来の実力を、周りに見せつけてやろうぜ。

そのためには、やはり目に見える結果を出す必要があるよな。しかも一度ではなく、継続して結果を出し続けなければ、本当の意味で周りはお前のことを認めてはくれない。つまり一時的な小手先のテクニックではなく、本物の実力を身に付ける必要があるということだ。

じゃあこの仕事で本物の実力を身に付けていくためには、どんな知識や経験を身に付けていけばいいだろうか?これからお前はどんな努力をしていけばいいと思う?

うん、なるほど。じゃあそれを早速やっていこうぜ。明日からではなく、今この瞬間から出来ることを始めていこうぜ。
それによく見てみろ。アイツもきっと、みんなの見えない所で結果を出すための努力をしているんじゃないか?アイツに限らず結果を出すヤツというのは、みんなきっと地道な努力を継続してやっているはずだぞ。

もちろんこのまま負け犬のままで終わるつもりなんてないよな?やろうぜ、お前にならきっと出来る。絶対に出来るはずだ。」

ちょっと長い独り言になってしまいましたが(苦笑)、僕は上手くいかないことがあった時にはこれぐらいのレベルの独り言を自分の頭の中でいつも繰り広げています。自分の気持ちを誤魔化すことなく、自分の気持ちに正直になり、そしてその気持ちを否定することなく全て受け止め、そしてそれから自分がどうなりたいかを問いかけ、そうなるための方法を自分に提案し、そして「お前になら絶対に出来る。必ず出来る。さあ、今すぐ始めようぜ!」と自分を勇気づけて、走り出す。

常に自分が自分のカウンセラーとなり、ネガティブな思いが浮かんできた時は一緒に考えてあげて問題点を分析してあげる。それから問題解決のための提案をし、視野を広げてあげ、解決への道を見つけ出してあげて、最後は全力で背中を押してあげる。

これが出来るようになると、どんな問題が起ころうとも、どんな困難が降りかかろうとも、自分の力でそれらを乗り越えられるようになります。まるで有料のカウンセラーやコーチングが付いてくれているかのように自分の人生を切り開いていくことが出来るようになり、人生がどんどん加速していくのが実感できるはずです。

 

ということで、今回の話はこの辺で終わらせてもらおうと思います。次回は、あなたを取り巻く人間関係についての話をしようと思います。

実はここまでの話を理解してもらうだけで、人間理解のレベルそのものがグンと上がっているはずなんです。あなたは気づいていないかもしれませんが。

そして対人関係をコントロールしていくためには、人間そのものに対する理解が必要不可欠なのです。巷では人間関係に関する様々なテクニック本などが溢れかえっていますが、実に多くの人がそのテクニックを使いこなせず、ただ振り回されてしまうだけで終わってしまいます。

なぜ有効なテクニックがありながら、それを使いこなせないのか?それは人間そのものを理解していないからです。逆に人間そのものを理解していれば、小手先のテクニックなど必要に応じて自分の中からいくらでも生み出せるようになるものなんです。

次回は、人間関係(対人関係)の中でも最も大切な事、人間関係における心臓部とも言える部分について話していきます。

楽しみにしていてください。

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