第5話:朝が辛い本当の理由
昨日のワーク、やっていただけましたか?
誰かに「自分の意見」を1つ言う。
「ランチ、〇〇がいいな」
それだけでも、十分です。
小さな一歩が、あなたを変え始めています。
さて、今日のテーマは
「なぜあなたは、朝が辛いのか?」
です。
■「このまま眠ったまま世界が終わればいいのに」
夜、布団の中。
あなたは、目を閉じる。
「明日も、また会社か…」
「明日も、また上司に無視されるんだろうな…」
「明日も、また妻に責められるんだろうな…」
「このまま眠ったまま世界が終わればいいのに」
あなたは、毎晩そう思っている。
そして、朝。
目が覚める。
「…あぁ、朝か」
体が重い。
起きたくない。
会社に行きたくない。
朝が、辛い。
■本当の理由
朝が辛いのは、「睡眠が足りないから」ですか?
違います。
本当の理由は、あなたが「過去に生きているから」です。
■あなたは「過去」に囚われている
「昨日も、上司に無視された」
「先週も、妻に責められた」
「去年も、何も変わらなかった」
これって全て過去に起こった出来事ですよね。
つまり今のあなたは「過去」に生きているということ。
そして、 「明日も同じだろう」 と思っている。
これが、あなたを苦しめている。
■「過去」が「未来」を作る
「昨日も上司に無視された」
↓
「明日も同じだろう」
↓
昨日と同じくビクビクした態度で上司に接する
↓
実際に無視される
↓
「やっぱり同じだった」
これが「負のループ」です。
■僕らは「過去のイメージ」と会話している
ここで重要な事実をお伝えします。
実は僕らは「目の前にいる相手と会話をしている時であっても、自分の中にある”過去の相手のイメージ”と会話をしている」のです。
例えば友人と話す時、無意識に相手の反応を予測しながら話すことはありませんか?
「こんなことを言ったら、こう返してくる」
「こんなことを言ったら、こんな反応をするはず」
あいつはこれまで短気な性格だったから、今回もきっと怒るに違いない…
あいつはこれまで優しい性格だったから、今回もきっと笑って許してくれるはず…
そうやって多くの人が、過去の友人のイメージを相手に会話をしているのです。
でも過去のこれまでがそうだったとしても、「今」や「未来」もこれまでと変わらず同じとは限りませんよね?
■苦手な相手との関係も同じ
あなたに「苦手な相手」がいたとします。
なぜその人のことが苦手なのか?
おそらく
・前に嫌味なことを言われたから
・以前、意地悪や嫌がらせを受けたから
・価値観が違うため、話が合わなかったから
相手のことが嫌いなその理由、それって全て過去に起こったことではないですか?
つまり自分の中にある過去の相手に対するイメージに、今のあなたが影響を受けてしまっている。
そうやってあなたが過去に生きているのであれば、あなたの現在、そしてあなたの未来は過去によって多くのことが限定されてしまうことになる。
過去に生きるということは、現在も未来も、過去と同じものになるということ。
■過去を切り捨てる
もしあなたが自分の人生を変えたいのであれば、これまでの人生はバッサリ切り捨ててください。
過去は切り捨て、今ここから新たにスタートを切って下さい。
もちろん過去の良いイメージや、過去の成功体験、自信につながるような経験など、そういったあなたにとってプラスに働いてくれるものは当然捨てる必要などありませんよ。
ただ、あなたの行動や可能性を狭めてしまうような過去であるなら、切り捨てなければずっとその影響を受け続けてしまうことになる。
過去の僕は、とにかく自信がありませんでした。
「僕は何をやってもダメな人間。どんなに頑張ったところで、僕が結果を出せるわけない。だって、これまでがそうだったんだから。」
でもこれまでダメだったからといって、この先も同じようにダメかどうかなんて分からない。
実際にやってみなければ、これまでと同じかどうかは分からない。
過去の悪いイメージに縛られないようになると、自分の行動が変わります。
「やってみなければ結果は絶対に分からない」という発想になると、行動の量と質の両方が確実に上がっていきます。
過去を切り捨てることによって、現在、そして未来はこれまでの過去とは全く違うものへと生まれ変わるのです。
■「今」が変われば、未来も過去も全て変わる
僕らが生きることができるのは「今この瞬間」だけ。
「今」という時間にしか、僕らは生きることはできない。
だから過去にエネルギーを割くのではなく、今に全力を尽くすのです。
そして今この瞬間を全力で生きることによって、あなたを取り巻く全てが変わり始めます。
「今」が変われば、これからやって来る「未来」も変わる。
そして実は「未来」だけなく、もう済んでしまった「過去」さえも変わってしまうのです。
■過去の記憶は「今の自分」が作り直している
人は何かを思い出す時、過去にあった出来事をそのまま思い出しているわけではありません。
その都度当時の記憶の断片をかき集め、その集めた断片を組み合わせながら記憶を蘇らせています。
そしてこの作業を行っているのは、今現在の自分。
そして過去を思い出す時は、必ず今の自分の主観が入ってきます。
つまり今の自分の価値観やものの考え方が変われば、記憶の断片の集め方や組み立て方も変わってくるということ。
例えば僕は幼少期から対人恐怖症で、人とのコミュニケーションが苦痛でたまらなかった。
まさに1ミリも思い出したくない黒歴史でした。
でも今ではこうして対人恐怖症も克服し、人にコミュニケーションのアドバイスをする立場にもなり、かつての僕が憧れた充実した人生を手に入れることができた。
すると、過去の記憶の組み立て方が変わり始める。
「これまで対人恐怖症で苦労したからこそ、今のこのコミュニケーションスキルが手に入った。過去の辛かった経験は、今の自分になるために全て必要なものだったんだ。」
この瞬間、辛いことだらけだった過去の記憶が、まるで別物へと変わりました。
あたかも白黒テレビのようだった過去の記憶が、突然カラーテレビになったかのように、価値ある思い出として蘇りはじめました。
今の自分が変われば、過去の記憶さえも全く違ったものへと変わる。
「今」が変われば、未来だけでなく過去さえも変わるのです。
そして未来や過去を変えたければ「今」を変えるしかない。
■「今この瞬間」を生きる方法
では、今この瞬間を生きるために必要なことは何か?
1. 目的意識を持つ
今この瞬間を全力で生きるために一番必要なもの…
それは「目的意識」です。
ただ何となく流されてやっている
みんなが行くから学校に行っている
働くのが普通だから会社に行っている
そうやって、何となく生きていませんか?
たった今から常に目的意識を持って行動するようにしてください。
一つひとつの行動に対し
「これは何のためにやっているのか?」
「この行動によって一体何が得られるのか?」
「この行為によって、自分はどのように成長していけるのか?」
目的意識を持って行動し始めると、自分にとって必要な行動と、そうでない行動というのがだんだんと分かるようになってきます。
目的を持つことによって、あなたの行動の一つひとつが意味を持ち始めます。
2. 心の管理
自分が本来持つ力を常に安定して発揮するためには、「心の管理」が必要です。
心の管理とは、自分の心を整えるということ。
僕は常に自分の心の状態を把握するようにしています。
今、自分の心の状態はどうなのか…
・落ち着いているのか?
・焦ったり慌てたりしているのか?
・腹を立てているのか?
・不安を感じているのか?
まるで他人を観察するかのように自身の心や感情を観察する癖を付けています。
感情が揺さぶられるようなことがあれば
・自分の感情がどのように揺さぶられたのか?
・何が原因で揺さぶられてしまったのか?
・僕の中に一体今どのような感情が生まれているのか?
それが「良い・悪い」などといった判断を一切せず、ありのままの心の動きを観察し分析していきます。
自分の心の状態が把握できてくると、かなり冷静に自分と自分を取り巻く状況が見えてくるようになります。
そして自分の心が乱れていたなら、自分自身に「大丈夫だ」「落ち着こうぜ」といった言葉を投げかけ、心を整えていきます。
■心を整える2つのポイント
- 自分の心の状態を分析し把握する
- 自分の可能性を信じてあげる
今話した通り、まずは自分の心理状態を分析し、自分と自分を取り巻く状況を冷静に観察する。
そしてどんな状況でも投げ出さず、自分のことを信じてあげる。
「たとえどんな問題が降りかかろうと、俺ならきっと乗り越えられる。」
「たとえ今は上手くいかなくても、私なら最後は必ず上手くいく。」
そう自分に言ってあげてください。
しかし慣れないうちは、心が乱れているその時に冷静になんてなれないかもしれません。
でもその時は、また後で時間を置いてから、落ち着いて自分の心と向き合ってみて下さい。
実は自分自身の感情が乱れる時のパターンというのは、大体いつも同じだったりします。
数をこなして慣れてくれば、心が乱れているその時にカチッとスイッチを切り替えるように、瞬間的に冷静さを取り戻すこともできるようになれます。
■今日のワーク:2つのこと
ワーク1:朝、「今日はいい日になる」と唱える
毎朝起きたら、 「今日はいい日になる」 と唱えてください。
「でも、嘘じゃないか」と思います?
はい、嘘です。
でも、それでいいんです。
「嘘」を言い続けると、脳が「真実」だと思い込み始めるからです。
これは、心理学で証明されている事実です。
「今日はいい日になる」と唱える
↓
脳が「いい日になる」と思い込む
↓
「いい事」を探し始める
↓
小さな「いい事」に気づく
↓
「なんか今日は、いい日だったな」と思う
これが「自己実現予言」です。
脳の検索エンジンに「いい日になる」と入力すると、いい日だと思える事柄を脳が探し始める。
逆に「今日も最悪の日になる」と思っていると、脳は「悪い事」を探し始めます。
そして、小さな「悪い事」を見つけて「やっぱり最悪だった」と思う。
つまり、あなたが「何を探すか?」で現実が変わるということ。
ワーク2:1つの行動の目的を考える
明日、あなたがする1つの行動について、「これは何のためにやっているのか?」 と自分に問いかけてください。
例えば
「この会議は何のためにやっているのか?」
「この資料作成は何のために?」
「この仕事は何のために?」
小さなことでいいです。
日常の中の1つの行動の目的を、明確にしてみてください。
■明日のあなたへ
今日、あなたは「今この瞬間を生きる」ことの重要性を知りました。
- 僕らは過去のイメージと会話している
- 過去を切り捨てる
- 今が変われば、過去も未来も変わる
- 目的意識を持つ
- 心を整える
今日のワークを忘れずに。
- 毎朝、「今日はいい日になる」と唱える
- 1つの行動の目的を考える
「今日このまま眠ったまま、世界が終わればいいのに」 毎晩、そう思いながら眠りにつく。
でも、「今日はいい日になる」この言葉を唱えることにより、あなたの朝が、そしてあなたの一日が少しずつ変わり始めます。
全ては「今」を中心に動いている。
「今」が充実すれば、過去も未来も光り輝き始めるのです。
ということで明日のメールでは、
「あなたの中に眠る可能性」
その引き出し方をお教えします。
実は、あなたには
「可能性がない」のではなく、
「可能性を信じていない」だけです。
それを知れば、あなたの可能性が目覚めます。
ではまた明日、お会いしましょう。
仁より
