仁の「学校では教えてくれない人間関係の秘密」

~子供の頃に憧れた大人になれていますか?~

*

記憶は捏造(ねつぞう)されていた!?忘れたい過去を変える方法

      2016/01/27


過去は変えられる

忘れてしまいたい過去、思い出すたびに繰り返される後悔。

忘れたいと思っても、ふとしたことで蘇る記憶。

誰しも1つや2つはそんな苦い過去を持ってるんじゃないでしょうか。

今回はそんな過去の記憶について、どう向き合っていけばいいのか、そして過去を変えていく方法について話していきたいと思います。

 

スポンサードリンク


 

辛い経験は感情と共に何割増しかで記憶されている

前回の記事 もー!何で俺ばっかり運が悪いんだ!…と思ってるあなたへ では、起こった出来事自体は本来意味を持たず、自分の過去の経験などをもとに自分で勝手に意味付けをし、それによって焦ったり怒ったり落ち込んだり悲しんだりと感情を乱してしまっているという話をさせていただきました。

つまり自分の身に起こる出来事が表す意味というのは、自分の過去の経験が大きく影響しているということです。

 

例えばあなたは犬が好きですか?

犬がすごく好きな人もいれば、逆に犬が怖いという人もいます。

同じ「犬」なのに、全く反対の反応をする人がいます。

なぜこういうことが起こるのかというと、その人間のそれまでの犬に対する経験が関係してるわけです。

犬がすごく好きな人というのは、これまで犬と触れ合ったり犬に懐かれたりといった、犬に対するプラスの経験がたくさんある場合がほとんどです。

それに対し犬が怖いという人は、過去に犬に吠え立てられたり噛み付かれたりなど、犬に対してマイナスの経験を持っていたりします。

このように「犬」自体は誰が見ても同じ「犬」なのに、犬に対するこれまでの経験によって、犬に対する見かたや考え方、印象などが全く変わってくるのです。

 

そして特に、大きな失敗や強い後悔、怒り、悲しみ、苦しみなどが伴った経験というのは強烈に記憶に残り、後々まで引きずってしまいます。

この、強いマイナス感情を伴った辛い過去の経験、これを引きずらないようにするにはどうしたらいいでしょうか。

 

人は人生の中で様々なことを経験しながら学んでいきます。

そしてその経験を記憶に残すと同時に、実はその時起こった感情も一緒に保存しているのです。

楽しい経験も辛い経験も、その時感じた気持ち(感情)と共に記憶に残すのです。

しかも厄介なことに、ネガティブな感情、怒り・苦しみ・悲しみ・不安・恐怖などのマイナス感情というのは、その時感じた気持ちの何割増しかで保存されるんです。

その時のショックが大きければ大きいほど、その割合は大きくなります。

つまりネガティブな感情というのは、実際感じたものよりも何割かオーバーに膨らまされて保存されているのです。

しかもそういった記憶に限って、ことあるごとに思い出します。

記憶の中にある棚から何度も引き出し、何度も味わい、そうすることによってネガティブな感情をさらに強固なものにしていってるのです。

 

こういった強い想い・感情は、正直どうすることもできません。

時間が経ったからといって忘れられるものでもありませんしね。

起こった事実というのは、消すことはできません。

じゃあどうすればいいと思います??

それは「その出来事の意味合いを変えればいい」のです。

起こった出来事というのは単なる現象であって、本来それ自体に意味はありません。

起こった出来事に対して勝手に意味を付けているのは自分であって、これはある意味単なる思い込みでもあります。

意味を自分で勝手に作り出しているのであれば、その意味を作り変えることだってできるはずですよね。

ということでネガティブな感情の伴った経験は、その意味合いを変えていきましょう。

 

 

 

“今”が変われば”過去”も変わる

過去の辛い経験というのは、その時の感情と共に何割増しかで記憶に保存されている。

そして過去の経験の意味合いというのは、実は今の自分の解釈によって変わってくるのです。

つまり今の自分の心理状態・考え方によって、過去は変わってくるということです。

 

過去に起こったこと、特に強く印象に残っている出来事や経験などは、よく覚えているものです。

あなたにもこれまで生きてきた中で特に印象深いこと、とても嬉しかったこと、楽しかったこと、悔しかったこと、悲しかったこと、辛かったこと、何かの折にふと思い出すような、そういった経験があると思います。

それを今、目を閉じてちょっと思い出してもらえますか?

 

 

……

……思い出してもらえました?

その時の様子や周りの状況、その場にいた人たちの表情や雰囲気や空気、そういった部分まで正確にはっきりと思い出すことはできましたか?

そんな細かいとこまでは思い出せませんよね。

実は人間の記憶って結構いい加減なんです。

すごくあやふやなものなんです。

人間は過去の記憶を思い起こす時、その当時のことをそのまま思い出すのではなく、その都度記憶を組み立て直しているんです。

そしてその都度組み立て直しているのは誰か…

…そう、今現在の自分自身です。

過去の出来事を思い出す時、今現在の自分がその都度組み立て直してるんです。

つまり過去の記憶は今の自分がベースとなっている、今の自分の価値基準が大きく反映されるんです。

 

 

例えば僕は、幼少期から常に周りの大人の顔色を見ながら生きてきました。

いつも「怒られないだろうか、邪魔だと思われてないだろうか」と、ビクビクしながら子供時代を過ごしました。

そのせいで、大人になり社会人になってからも周りの人間、特に年上相手と上手く人間関係を築くことができず、随分と苦しみ続けていました。

まさに子供時代は、消してしまいたい、思い出したくもない、僕にとって灰色の時代でした。

 

何の取り得もない自分を変えたい、こんな人生を変えていきたい、ずっと願い続けてきた僕は、ある時自分の持つ能力に気付きました。

幼少期より周りの人間の顔色ばかり気にし、他人ばかり優先して自己主張など一切してこなかった僕。

常に自分の感情にフタをし、自分の感情を押し殺し、自分の人生を生きてこなかった僕。

そんな生き方をしてきたため、逆に身に付いてしまった能力があります。

それは「相手の感情を読み取る能力」です。

幼少期より人の顔色ばかり見続けてきた結果、相手の目線や表情、体の動き、声の強弱などによって人の感情が読めるようになっていたのです。

そればかりか、次第に相手の性格や人柄、しまいには相手の抱えるコンプレックスやトラウマまで見えるようになってしまいました。

僕にとっての最大の欠点であるはずの「人の顔色ばかり伺う」という癖が、僕にとって最大の武器となったのです。

 

これによって僕は、人生で初めて自分に自信を持つことができました。

それと同時に、これまで長い間灰色だった僕の子供時代の過去が、この時を境に全く違うものへと変わりました。

過去の辛かった経験があったからこそ今の自分がある。

今の自分の能力や自信は、過去の経験があったからこそ手に入れることができた。

それを理解した瞬間、僕の心には過去に対する感謝の気持ちがあふれ出しました。

まるで白黒だった過去が、一気にカラーへと変わった瞬間です。

 

僕の過去を例にちょっと話をさせていただきましたが、過去に起こった事実というのは変わりません。

変わりませんが、現在の自分が変われば、過去に起こった事実に対する認識が変わります。

認識が変われば、同じ過去のはずなのに全く違うものへと変わってしまうのです。

 

 

 

この世に無駄な経験など無い

過去は変えられます。

今の自分が変われば未来が変わるだけでなく、過去さえも変わってしまうのです。

起こった出来事は同じでも、認識が変わればその出来事が持つ意味合いも変わる。

事実は1つでも、その真実は解釈の仕方・認識の数だけあるのです。

 

 

また状況によっては、認識だけでなく事実そのものすらも変わることだってあります。

例えば、「言った、言わない」の言い合いになることってありますよね。

  「その件についてはこの間きちんと説明したよね」

  「いやいや、何のこと?全く何も聞いてないよ」

   「は?言ったでしょ」

  「いやいや、言ってないし」

こんなやりとりになること、ありますよね。

ちょっとした行き違いや勘違いが原因ということもありますが、言ってないにもかかわらず「言った」と言い張る人もいますよね。

これは本人に「間違ってる・嘘をついてる」という認識が無いことが多く、本人の強い思い込みによって言ったつもりになってしまってるわけです。

この本人の中で、事実が自分の都合の良い形に変わってしまってるんです。

こういったことは、慌てていたり冷静さを欠いている時、または強い感情が伴ってる時なんかによく起こります。

 

 

今の自分の認識によって過去は変わる。

そしてその「認識」は、今の自分が抱えている気持ち(感情)の状態によって変わってきます。

自分は今何を感じているのか、何が辛いのか、何が悲しいのか、苦しみの原因は何で、何を怖がっているのか、自分に問いかけてあげて下さい。

自分のことを無理に肯定したり否定したりする必要はありません。

まずは自分が今何を感じているのか否定も肯定もせず、ただ聞いてあげてください。

 

そしてマイナスしかない経験などありません。

プラスとマイナスは、いわば表と裏のようなもの。

見かたや受け止め方が変われば、意味合いはひっくり返ります。

この世に無駄な経験などありません。

無駄だと思えるものは、自分のものの見かたがそうさせているだけなんです。

起こった出来事の意味合いは、勝手に自分でそう思い込んでいるだけ。

意味合いが変わると、過去の辛い経験が「今の自分にとって必要なものだった」ことに気付くはずです。

 

スポンサードリンク


 


 - 感情コントロール法 , ,



カテゴリー一覧はこちら

・自分の殻を破る
・人間関係を変える
・感情コントロール法
・怒る人の対処法
・魅力的になる方法
・思考を現実化させる
・仁の会話術
・人心掌握術
・リーダー論
・仁の本音
【全記事一覧】
【自己肯定感 診断テスト】


 

Comment

  1. 匿名 より:

    はじめまして。
    過去の辛い経験が現在の社会生活を送るのに、足を引っ張られてしまい悩んでいます。そして丁度こちらの記事を見つけました。
    確かに、と思う事がたくさん書いてありますね。プロフィールも拝読させていただきましたが、紆余曲折を経てご活躍されている姿が目に浮かびました。
    私も、何とかその様になれれば良いのですが、過去のせいで現在八方ふさがりです。少しでも前進が出来れば良いとは思いますが・・・

    • jin より:

      はじめまして、そしてお辛い中僕のブログに来て下さってありがとうございます。

      過去に足を引っ張られて前に進めない…その気持ち、痛いほど分かります。
      もちろんあなたと僕とでは、置かれている状況などは違うと思いますが、僕も長い間過去の辛い経験に足を引っ張られてしまい、ずいぶん苦しんできました。

      僕の経験が参考になるか分かりませんが、ちなみに僕の場合は、今の自分が上手くいかない原因を過去の経験や周りの人間のせいにして、結局言い訳ばかりをしていました。

      父親が僕を受け入れてくれなかったから、自己主張も出来ない引っ込み思案な人間になってしまった…
      幼い頃に僕に対しきつく接してきた大人たちのせいで、人間不信になってしまった…
      だから僕の人生が上手くいかないんだ、そうやって自分や周りに言い訳ばかりし続けていました。

      でも過去や周りの人間のせいにしたところで何も変わらない、変わらないどころか僕の人生にとってマイナスでしかない。
      僕の人生の主人公は僕自身。
      他人ではなく僕自身。
      僕の人生なんだから、自分の思うように生きなくてどうする。
      そして自分を救ってあげられるのも、僕自身しかいない。

      そう考えるようになり、そしてこれからの人生僕はもう前にしか進まない、どんなことがあろうと前に進み続ける、そう心に決めました。
      一度きりの人生、自分にかけてみよう、自分を信じてあげよう、そう思いました。

      もちろん今でも上手くいかないことはたくさんあります。
      過去の記憶や経験に足を引っ張られてしまうこともあります。
      でも前に進むことが出来なくても、顔だけは前を向き続けていくんだ、そう心に決めています。

      あくまで僕自身の話なので、あなたの置かれている状況とはまるで違うかもしれません。
      もしかしたら役に立たないかもしれませんね。
      でももし少しでもご参考にしていただける部分があれば、とても嬉しく思います。

      良かったら、またコメント下さい。
      僕の経験で良ければ、いくらでも話させていただきます。
      前に向かって一緒に歩んでいきましょう!!

Message

メールアドレスが公開されることはありません。